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hornet:浮遊する青のブログ一覧

2006年07月19日 イイね!

巨匠,逝く

巨匠,逝くエド・マクベインの87分署シリーズが好き。
本屋をぶらついていたら,久々のマクベイン作品を見つけ,当然購入。
『ラスト・ダンス』というタイトルで,87分署シリーズ第50作目だという。
1956年に発表された『警官嫌い』からちょうど50年。
そして50作目。
(しかしこの作品,アメリカで2000年の発表とのこと。日本で文庫本になるのは6年かかるのか…)


今日,読み終わった作品の代わりにこのマクベインの『ラスト・ダンス』に革のブックカバーをかけた。
帯や,中に挟んであるチラシは捨てる。
普通は見ずに捨てるチラシを,今日は何故か開いてみた。
そこに見た文字は「追悼/エド・マクベイン」

具合を悪くしているのは薄々知っていた。
しかしショックだった。
「一番好きな作家」は簡単には決められないが,外国の作家ではもっとも多くの作品を読んだ作家だ。
そして見事にハズレが無かった。

「コングロマリット・ヒーロー(複数の主人公)」という手法を用い特定の主人公を決めず,「87分署」の刑事全てが主人公に成りうる。
しかし主人公になった刑事だけではなく,サイドストーリーをちりばめ,多くの刑事が同時に登場し,交錯し,結びつきあったりする。
マクベインの文章は「美しい」と評価される。
翻訳家泣かせの評価であろうが,確かに美しい文章が綴られていた。
マクベインは夜の都会を女性に準(なぞら)えることが多かった。
美しい、ケバケバしい、淑やかな、蓮っ葉な,などという表現を使っていたような記憶がある。

その一方で,僅か数セントで殺人が行われることも教えてくれた。
「怒り」でも,「復讐」でもなく,ただ数セント欲しさに人を殺す人がいる。
今の日本にはまだ出現していないのか?
僅か数十円のために殺人を犯す「ピュア」なヤツは。

コングロマリット・ヒーロー
しかしやはり偏りはある。
スティーブ・キャレラという刑事が主人公になる回数が多かった。
聾唖で美人の妻,テディと双子のマークとエイプリルを持つキャレラ。
読者の人気も高かったようだ。
イタリア系だが,東洋人っぽく見える吊り目のキャレラ。
マクベインはキャレラに肩入れし過ぎたと感じたのだろう。
ある作品で,このキャレラを殺してしまう。
犯人に撃たれ,病院に担ぎ込まれたキャレラ。
ラストシーンでは,妻のテディが病室から出てきて,キャレラの上司のバーンズ部長に抱きつき泣きじゃくる,というシーンで終わる。
聾唖のテディは言葉を発することは出来ないが,泣きじゃくることで夫が死んだことを示唆する。
しかしこれを読んだ編集者が,マクベインを説得した。
「キャレラを死なせたら,読者が黙ってはいまい」とか?
色々あったようだが,結局マクベインは次のセンテンスを渋々追加したらしい。
「そしてテディはにっこり笑った」
たった1行で死んだキャレラを生き返らせてしまった。


アメリカンジョークの面白さを教えてくれたのもこのシリーズだった。
アメリカン・ジョークというのは,そもそも長い話であり,文字で読むと大変面白いものなのだ。
TVで目にする,耳にするアメリカン・ジョークは時間をかけないものだからつまらないのだ。
あまりにも面白いので,いつかこのブログで発表したいと思うが,どうかな?
他力本願はカッコ悪いしな。
ま,いつか待ってろ!




87分署シリーズの『キングの身代金』は黒澤明が映画,『天国と地獄』にした。
ヒッチコックの『鳥』の脚本をマクベインが手がけている。
Posted at 2006/07/19 03:26:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 趣味 | 日記
2006年07月13日 イイね!

久保田早紀に聞く極西の世界

久保田早紀に聞く極西の世界遅ればせながら,『THE HIT PARADE』を聴いた。
TAK MATSUMOTOプロデュースのCD。
ご存じB'zのギタリスト:松本孝弘が色々なアーティストに過去のヒット曲を歌わせている。
GARNET CROWのボーカル,中村由利の『私は風』を聴きたかったから。
もちろん良かったが,カルメン・マキ&OZの曲を取り上げるのなら,『空へ』を聴きたかったな。

みっけもんだったのは,宇徳敬子が居たこと。
オフコースの『時に愛は』を歌っていた。
宇徳敬子,好きなんです。
「居なくなってしまったのか?」と思っていた矢先だったので,まだ活躍していたことに安心し,やっぱり良いなぁと聴き入ってしまった。
Mi-Keという3人組で『想い出の九十九里浜』で出てきたときは,ただの企画モンかと思っていたけど,ソロになってから実力派だなぁと思った。

倉木麻衣が歌う,『イミテイション・ゴールド』も良かった。
山口百恵は大好きだったし,倉木麻衣も大好きだ。


そしてZARDの坂井泉水が歌う『異邦人』
坂井泉水の声は大好きだが高音でたまに,「お聴き苦しい」ときがあると感じるのは,私だけだろうか。
その点,オリジナルの久保田早紀の声は自然に上まで回っているような?
いや自分,音痴なんでよく分かりませんが。

久保田早紀は大好きで,ファーストアルバムをレコードで買った。
『異邦人』もこの1st:『夢がたり』に収められている。
久保田早紀はこの曲だけの一発屋として終わってしまったかもしれないが,私はこのアルバムの全曲が好きだ。
プレーヤーと同時にレコードを手放したあと,かなり待たされたが,CDで出た『夢がたり』を手に入れた。

久保田早紀はポルトガルの民族曲,ファドに傾注していたらしい。
曲の中でもファドという言葉が出てくるし,歌詞の舞台は明らかにヨーロッパの片田舎。
ポルトガルにはサウダーデ(Saudade:失われたものを愛おしみ,帰らぬものを悼む切々とした感情)があるそうな。
メランコリックな響き,物憂げな曲調,久保田早紀の声,聴いていて泣きたくなる。
悲しい曲は心に染み入るよね。楽しい曲は一過性のモノだ。

このアルバム『夢がたり』の中で,『異邦人』は別にして,一番好きなのは『白夜』
だんだん盛り上がっていく感じが好きなのです。

♪夜を溶かすように 薄紫を纏う空
星に訊ねてみたら あの人は帰るという


ポルトガルってヨーロッパでは南の方(海渡ればアフリカだし)だから,北欧の白夜を連想してはいけないと思うが。


しかしここで紹介した女性アーティストは全て美人だ。
ぁ,カルメン・マキはどうだったかな?
憶えてない…

そしてGARNET CROW,宇徳敬子,倉木麻衣,ZARDのアルバムは全部持っている。
全部PCに取り込んだし,もうすぐ引っ越しなんで手放そうかと思っていたけど,このブログ書いて,やっぱり持ち続けることにしたよ。
Posted at 2006/07/13 21:38:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | 趣味 | 日記
2006年06月17日 イイね!

雑魚やら外道やら

雑魚やら外道やら魚釣りに行ってきたよ。
釣り船をチャーターして。

釣り船での釣りは我が人生で2回目。
1回目は随分前だが,鰈(かれい)と鰯だった。
今回は鱚(きす)。

東京湾で鱚を釣るのは2回目。
1回目は手漕ぎボートだった。
浦賀海道は大型船舶が頻繁に通り,岸に近いところに居ても波が押し寄せる。
手漕ぎボートは翻弄され,船酔い者続出。
しかも釣果は惨憺たるものだった。
実は私はこのとき最も多く鱚を釣り上げ,見事優勝しリールの景品を手にした。
そのときの釣果,2匹。げっそり

今回は船頭さんのナビゲートで,八景島沖を何度もポイントを変えて糸を垂れる。

良い形の鱚が何匹も上がった。
たまに鮎魚女(あいなめ)や雌鯒(めごち),笠子,トラギスも。

雌鯒と笠子は小さすぎたため,リリース。
トラギスは同行者のベテランに捨てられてしまった。(美味しくないのかな?)

昔は釣り道具一式を持っていたが,今回は船宿が全てを用意してくれる。
はじめは感覚が取り戻せず,針を飲み込まれてしまうこと3本。
魚信(アタリ)がよく分からない。
やがて思い出し,魚信に合わせて釣り上げることが出来るようになった。

釣果は,鱚を中心に雑魚やら外道やらを合わせると20匹強かな。
満足満足。
ちゃんと数えなかったけど,多分最多勝。うれしい顔


午前中で釣りは終了し,午後はバーベキュー。
これも釣り船とのセット。
釣り上げた鱚を塩焼きにして頂く。
鱚といえば天ぷらしか食べたことが無かったが,塩焼きも旨い。
船宿の人が鱚の刺身を造ってくれた。
鱚の刺身も初めてだが,旨かった。


雨を覚悟していたのに,思いの外良い天気。
腕やら顔やら灼けてしまいました。
Posted at 2006/06/17 22:34:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | 趣味 | 日記
2006年05月30日 イイね!

映画は観たいけど

映画は観たいけど話題になっているね,映画『ダ・ヴィンチ・コード』
カトリック教会が映画の内容に反発しているが,それも拍車をかける要因のひとつのようだ。

観たい気もするが,劇場に行ってまで観ようという気にはならない。
もうずいぶん,劇場に映画を観に行っていない。
最後に観たのは何かすら,憶えていない。
かすかに記憶にあるのは,有楽町で観た『ライト・スタッフ』だったか。
何年前だろう。失恋して独りで観た。


高校時代は,3本立て150円の映画館に毎週通い,朝から晩まで映画を観ていたほどの映画好きだった。
そしてそれより前からの読書好きであったので,しばしば映画が原作と違う描かれ方をすることに憤りを感じていた。今では,原作と映画は違うもので,それぞれの楽しみ方があると思うようになった。
本を読むときは,細かいプロット、微妙な布石、登場人物の心理描写、時代背景などをじっくり読む。
映画では,実際的なイメージ、テンポ、迫力、雰囲気を楽しむ。
真剣に映画のストーリーにのめり込みたいときは,日本語吹き替えのものがいいが,雰囲気を楽しむのなら字幕のものでもいい。
字幕スーパーは真剣に読まないかも知れないけど,雰囲気は楽しめる。


何年も前の映画だが,『ハンニバル』シリーズ第一作の『羊たちの沈黙』を観たときは,「原作に忠実に作っているなぁ」という感想を持った。
だがシリーズ最終作の『ハンニバル』は原作とは全く違う結末となっている。
原作の結末はショックだった。
しばしどちらがいいのか,真剣に考えた。何故映画は原作と変えたか,とかを想像した。
こんな楽しみ方もあるんだね,面白かったよ。


古い映画だから結末書いちゃうけど,『ジャッカルの日』
以前どっかにも書いたけど,超一流のスナイパーが狙撃に失敗する理由が分からなかったので憤慨したものだ。
映画のクライマックスだぞ,超一流のスナイパーが狙撃に失敗するなら、それなりの理由が必要だろう。
原作を読むと理由が判明した。アングロサクソン系のスナイパーが,ラテン系の標的の仕草を読みきれなかったことが原因であったのだ。
ちゃんと標的の頭に狙いを定めて引き金を引いた直後に,標的が男同士で抱き合い頬にキスするという行為に出たために弾は外れたのだ。
これは映像で表現は出来ないだろう。
原作を先に読んでから,映画を観れば楽しめたと思うと残念だ。


映画の場合,社会的な影響を受けることもある。
これもかなり前の映画だから結末書いちゃうけど,『ゲッタウェイ』
主人公が銀行強盗をやり,メキシコに逃げるというストーリーだ。
本当の悪は,主人公に銀行強盗をするように仕向けたギャングのボスで,観客は主人公とその妻に感情移入して「逃げ切ってくれ」と思うはずだ。
タイトルのGet awayも意味している通り,逃亡劇が映画のテーマだ。
だからこそ,主人公が逃げ切るという結末に大きな意味があると思うのだが。
しかしアメリカの州によっては,「犯罪者が逃げきってしまうのはイカン」というクレームがついた。
配給会社としては,上映するために映画のラストに,「この後主人公は捕まった」旨のキャプションをつけてお茶を濁したという。
先の『ハンニバル』も社会的影響を考慮したのか?とも思う。FBI捜査官が(ry

『ゲッタウェイ』は原作では理知的な主人公だったが,映画は「バイオレンスの巨匠」サム・ペキンパー監督だったため,かなり暴力的な映画になった。


映画『アメリカン・グラフィティ』が好きだ。
アメリカの,とある田舎街のハイスクール,卒業式後のうたかたのような一夜を描いた傑作。
自分の学生時代とは,全然ラップする部分は無いが,何故かノスタルジーを感じる。
中で描かれている,様々なエピソードも大変面白い。
例えばその一つ。
未成年の男女が酒屋で酒を購入したいが,身分証を提示しないと売ってもらえない。
そこで,たまたま入店する見知らぬ男に金を渡し,IWハーパーを買ってくれるように頼む。
男は金を受け取り,入店するがほどなく店内で発砲音がする。
走り出してきた男は,約束通りIWハーパーのボトルを投げてよこすと,一目散に逃げ去る。
一瞬遅れて怒った店主が走り出してくる。
男は強盗だったのだ。
店主の怒り方で,誰も怪我を負ってないことが分かる。(笑うシーンだから)
これは,文章を読むより,映像を観た方がはるかに面白いと思う。
だから『アメリカン・グラフィティ』の原作を読もうとは思わない。
あの味は映画だからこそ出せたものだ。
Posted at 2006/05/30 20:11:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | 趣味 | 日記
2006年01月06日 イイね!

スティーブ・マックィーン

スティーブ・マックィーン高知で見かけたものが気になっている。
小さな映画館に『大脱走』のポスターが貼ってあった。
上映してるのかぁ?
高知城に向かうタクシーの中だったので,素通りしてしまったが,非常に気になった。
もし上映してるなら,観てみたいな。
1963年制作の作品のため,今ではDVDでしか観ることは出来ないだろう。
(最近TVでも放映しなくなった。昔は目玉作品だったのに)

『大脱走』は中学生のときTVで観て,スティーブ・マックィーンの大ファンになった。
だからマックィーンの真似をして腕時計を右手にはめた。
(左利きまでは真似できなかったが)

マックィーンはHONDAが好きだったようで,エルシノア(モトクロッサー)のCMにも出演していた。
だから私はバイクはHONDA党だ。

『ブリット』ではムスタング(今で言うマスタング)350GTを自らチューンナップし,サンフランシスコの街を疾駆した。
だから私は「和製ムスタング」と呼ばれるアリオンを購入した。

『大脱走』は実話に基づいた話だが,内容はエンターテイメント化されている。
ポール・ブルックヒルの原作を読んだが,珍しく原作より映画の方が面白かった。
実話は,映画ほどドラマティックでは無かったせいだろう。

マックィーンがドイツ兵のバイクを盗み,丘の傾斜を利用して有刺鉄線のフェンスを跳び越えるシーンは何度観ても惚れ惚れする。
マックィーンはほとんどのシーンでスタントマンを使わなかったと言われている。
もちろん,私も滅多にスタントマンを使わない。

マックィーンは間違いなくアクションスターだったが,晩年演技派への転身を目指していた。
『民衆の敵』では顔中に髭を生やし,慕われていたのに村八分にされる医師を好演している。

が,若いときも演技に関しては定評があった。
『雨の中の兵隊』,『マンハッタン物語』などアクションシーンは無かったし,『シンシナティ・キッド』では渋すぎる演技を魅せた。
『砲艦サンパブロ』で一度だけアカデミー賞にノミネートされただけで,そういう意味では,評価は低かったのが残念だ。

肺ガンで無念にも他界したが,生きていれば良い老優になっていたろうと思う。
しかし,初老となっていた死の寸前にも『ハンター』というアクション映画を撮っていたところを見ると,アクションスターを嫌っていた訳ではないのだろう。
『ハンター』は現代のバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)の話で,遺作となった。
同じくバウンティ・ハンターが主人公のTVドラマ『拳銃無宿』でアクションスターとしての歩みを始めたことを考えると,因縁のようなものを感じる。

写真はHONDA CP77(305CC)に跨るマックィーン。
Posted at 2006/01/06 22:52:59 | コメント(3) | トラックバック(0) | 趣味 | 日記

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「ヤマハが嫌いになった日 http://cvw.jp/b/142107/42264177/
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