
GCボロハチ師匠が1年半の沈黙を破ってジムカーナ場に降臨されるということで、立ち会うために富士スピードウェイ(FSW)まで行ってきました。
今回はボロハチ師匠の弟子(?)のピースケ師匠、よーちゃんと知り合いも参加するので、一緒に走れるのも楽しみでした。おかげさまで走行直後にボロハチ師匠とピースケ師匠から、ありがたいアドバイスを頂き、また動画を撮って頂いたりと得る物が多かったです。
またNAOさんも見学にこられたりして、なかなかに賑やかでした。
そして自分は...、ジムカーナは1年半どころではないくらい久しぶりで、前回は数年前(3年ぶり位?)で、その前も数年と言うスパンで間隔があいているので、そりゃ走り方とかも忘れてますよネー!
車両の事前準備は特にしていませんが、不動になっていたDCCDコントローラーだけは暫定で動くようにしておきました。
先日修理したDCCDコントローラのメインスイッチが行方不明になっていたので、仕方なくコネクタを切り落としてスイッチを直付けしてしまいました!DCCDフリーで走ってしまったボロハチ師匠もスッピンしまくっていたので、やっておいて良かった!
#データやテキストを入れていたUSBメモリを飛ばしてしまってレポートが遅くなりました。
当日のコース
ベストからの
走行 (時刻) タイム Behind B P Note
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1本目( 8:53) 60.426 5.463 *
2本目( 9:03) 58.132 3.169 * *
3本目(10:44) 56.942 1.979 * *
4本目(10:52) 56.389 1.426 *
5本目(13:03) 60.357(PT1) 0.394(+5.0) * Attack1
6本目(13:51) 54.963 - Attack2
7本目(14:40) 56.130 1.167 *
8本目(15:32) 55.391 0.428 * * 多分、PT
"*"は、ボロハチ師匠(B)とピースケ師匠(P)に撮って頂いた動画ありです。
総括すると、一日を通してテクニカルセクションでサイドターンがほぼ全滅。
前半は突っ込みすぎ、中盤はサイドターンがいまいちと言う感じでした。
突っ込みすぎ
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コーナーに突っ込みすぎてオーバースピードのまま狙ったラインを走ろうとすると、ステアリングを切り込みすぎになり易いですが、そうするとフロントタイヤのスリスリップアングルが大きくなりすぎます。このときタイヤが断続的に滑って"ダダダダ"と恥ずかしい音を出します! その結果として、クリップにはつけず狙ったラインから外れ、そして加速に入るタイミングも遅くなりと悪循環になって、かなりタイムロスします。
これは中盤以降は、だいぶましになったと思います。
サイドターン
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サイドターンを想定したアプローチとブレーキングをしてサイドブレーキでちゃんとリアタイヤをロックできれば、慣性で180度位は簡単に回ります。ところがそれ以上の270度や360度を回すには、サイドブレーキ操作でロックしてスリップ状態のタイヤに駆動をかけで回すことで回転状態でのスリップに移行させて、車両のスライド状態を維持する必要があります。
具体的にはクラッチを切った状態でサイドブレーキを引きつつ、アクセルを煽り続けてエンジン回転をトルクバンドから外さないようにしながら(これ重要)、サイドブレーキをリリースと同時にエンジンがストールしないようにクラッチをつなぎます。
ところがエンジン回転をトルクバンド付近に維持することが出来ていないので、クラッチを繋ぐとタイヤのスリップが停止して、エンジンストールになってしまっています。
ただ実際にストールしていてもTurboAcceleratorの恩恵で、外から見ると回転をとめて立ち上がっているようにも見えたようです。
ビデオを見ると270度ターンでは、最初の180度部分だけサイドターンが出来ているといった感じです。
残り90度くらいなら、それほどタイムロスはしていないようですが、360度は1秒とかの単位でロスが発生してました。
そしてシフトダウンを伴うサイドターンはタイミングを計れて成功率が高いのですが、低速セクションなどで1速からのサイドターンはまったく出来ていませんでした。原因はステアリング操作(アプローチ)、ブレーキング、サイドブレーキの各種操作のタイミングが悪いのでしょうが、これが一番タイムダウンに影響しています。
#要修行!
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ボロハチ師匠のベストタイムが52.542sec、自分のベストとのタイム差が2.4secほどでした。
タイヤはまあ同等として(笑)、自車はダート用の足なのでそれを差し引いて、1秒落ちくらいを目指したいです!
今回は小6の次男を連れて行きましたが、走行の合間も師匠たちの走りを見なければならず当然あまり面倒を見れないのですが、Naoさん一家が見学にこられたので助かりました。お子さんたちと一緒に遊んだり、面倒を見てもらったりと... ありがとうございました。
ちなみに今回改めてFSWまでの距離を調べてみると、下道で70kmちょっとでした。
紅葉シーズンのせいか、車が多かった帰路でも渋滞ポイントを回避すれば2時間ほどで帰宅できたので
意外とFSWまで近いと再認識できました。
開発していたGPSプロッターですが、期待通りの動作を確認できました。
1本目のテクニカル区間でパイロンを右から/左から入るのか判らなくなったところで活躍しました!
一応、問題点を挙げておくと
・走行中はモニタを見る暇は無いので、走行終了直後にライン取りの確認をするという用途に向いていることが判りました。
・GPSロガーを使ったパイロンの位置取得やコース図作成では、NAVIモードとLOGモードを切り替える際に
電源のON/OFFがどうしても発生するため、切り替え直後はGPS座標が安定しない問題が出ました。
車載用とコース作成用のGPSレシーバーは分けて運用したほうが良さそうです。
・コース図作成は、完熟歩行では理想ラインを歩行できない。ラインの修正が困難、
コースのラインの行き来で線が重なる部分が紛らわしい。方向がわからない、 など使いにくいことがわかりました。
手作業が発生するので面倒ですが、完熟歩行のラインを参考にスプラインやベジェ曲線の制御点を自前で設定する必要がありそうです。
#USBメモリのデータを飛ばしてしまったので写真はなし!
今回はジムカーナでしたが、シフトアップやダウンのポイントもわかるので、ジムカーナだけでなくサーキットにも良さそうです。
将来的には、AR(仮想現実)のようにヘッドアップディスプレイやヘッドマウントディスプレイに、実風景にコース情報を出したいです。
サイドターン後の、エンジン回転維持装置なんて作ったら馬鹿ですかねえ?
多分、クルーズコントローラーのアクチュエーターを流用すれば比較的簡単に作れそうです。
あとはラウンチコントロールとか? もやろうと思えば出来ますね。