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イイね!
2012年11月08日

ボディ剛性その2

今回は、ボディ剛性の日本での認知度の歴史を振り返ってみましょう。
(歴史というほどのものではありませんが)

まず、いろいろ見返してみると、前回のブログで、世間一般でボディ剛性の重要性が認識され始めたのは1988年~1989年くらいと書いたのですが、なんとなく1990年以降のスカイラインGT-R(R32)がGrAで走り始めてからな気もしてきました。

ボディ剛性の認知度を知るにはカタログを見るのがわかりやすいです。
なぜなら普通のお客さんが見てもさっぱりわからないことが書いてあっても商品訴求ができないからです。

そこで僕の持っているクルマのカタログを見てみました。
観点は、ボディ剛性またはボディ剛性に相当する言葉が使われており、走りの良さに影響すると明記しているかどうか?です。
()内の年はカタログの発行された年です。

1、スカイラインGT-R
R32 (94年) 無し (ボディ剛性は安全性のページでのみ使われています)※僕の持っているのが簡易版だからかもしれません。
R33 (95年) 有り→ボディ剛性アップのために施した補強について書かれています。
さらにホワイトボディの写真が丸々1ページに使われています。

3、スカイラインGTS-T
R32(90年) 有り→高まる運動性能、軽量・高剛性ボディ、しなやかでしっかりとした運動性能を引き出せる。と書いてあります。
R33(93年) 有り→ベストハンドリングプレジャーというところで、軽量、高剛性ボディをベースに運動性能を高めたハイトラクションレイアウト。という記載があります。

2、シルビア
S13(92年) 無し (衝突安全性のところで剛性とか、ボディ構造という言葉が出てきます)
S14(93年) 無し
S15(00年) 有り→スポーツチューンドボディという言葉と共にボディ剛性が出てきます。


3、ユーノスロードスター
NA8(94年) 有り→2ページ使ってサスペンションとボディの剛性アップについて書かれています。

以上手元にあったカタログのみですが、自分の記憶的にも日産は93年に発売したR33で結構ボディ剛性にこだわっていた気がします。(ついでに重量配分もこだわってバッテリ後ろにおいてました)

S14はもっと訴求していたような気がするのですが、カタログでは全く出てきませんでした。
そこで、94年に発売されたハイパーレブのシルビアを見てみました。
ちょうどS14が発売された後なので、巻頭にS14の特集があります。

そこにはこう書いてありました。
”曲げ剛性で2倍、捩じり剛性で1.5倍も高くなっている。”
なんと、こんなに頑張ってるのにカタログに書いてない。
デートカーだからかもしれませんが、もったいない。
きっと、今みたいに小学生でも”ボディ剛性がぁ”とか言う時代と当時は違ったってことだと思います。

R32スカイラインではちょっとだけ訴求しているのですが、いまいち足りません。
R32 GT-Rの簡易版カタログには出てきません。
だけどR33のGT-Rになるとかなりに訴求しています。
日産、ホンダがニュルを走るようになって頻繁にボディ剛性という言葉を使われるようになってからだんだん世間一般の認知度が上がってきて、93年のR33が出るころには、かなり一般的になってきたような気がします。

個人的には、ボディ剛性(全体の捩れ剛性や曲げ剛性)よりもサスペンション取付け点剛性の方が何倍も大事な気がするのですが、サスペンション取付け点剛性という言葉を使う人があまりいない理由は、実際にはボディ全体が捩れているのか?それともサスペンション取付け点が動いているのか?を体感でわかる人がいないからなんじゃないかと思っています。

サスペンション取付け点には、ボディよりもず~っと剛性の低いゴムブッシュが使われていて、グニュグニュ動いているはずなのですが、”サスペンション取付け点剛性がぁ”と語る人がいないことが不思議でなりません。
ただ、その辺をよく理解しているメーカは、純正でサスペンションアーム取付け点にピロボールブッシュを使うという無謀なことをしています。(何年かするとガタが出る)

あと5年くらい経つと、小学生でも”このクルマはサスペンション取付け点剛性が低いね”とか言い始めると思うので、言われたくない人は今からピロボールブッシュに変えることをオススメします。
ブログ一覧 | クルマ | 日記
Posted at 2012/11/08 23:10:35

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この記事へのコメント

2012年11月9日 2:50
マチ子タワーバー着けたらコツコツ鳴るんだけど、ゴムが遊んじゃうのでしょうか?( ̄▽ ̄;)
コメントへの返答
2012年11月9日 9:32
考えられる原因
1、タワーバーが何かに当たっている
 (エンジンやボンネット)
2、ストラットを緩めたときに、ショックアブソーバーがズレて何かに当たっている。
3、ストラットの締め付けが緩い

一度外して、しっかり各部の点検してから、もう一度付ければ直ると思います。
2012年11月9日 10:33
ストラット取り付け3本あるんですが、タワーバーは2本です。2本だけ緩めて取り付けたので、今3本緩めてハンドル少しコジコジして締める所ですが、やっぱり着地した状態で締めた方がいいですよね~?( ̄▽ ̄;)

サスノーマルなので、アライメントそんなに狂わないと思うんで。浮かせた状態で締めないっすよね?ふつう?
コメントへの返答
2012年11月9日 16:48
ストラットの頭のナットは、どの状態で締めても同じですよ。
そんなにバカ穴になってないからアライメントも狂いません。
走らせてみてなにか不具合があったら、もう一度緩めて締めなおせばOKです。

安全性に関係ないことは、まず自分で試してみるってことが大事だと思います。
2012年11月9日 17:37
やっぱ鳴ります。ハンドル切って発進時酷いので多分エンジン?かな~?諦めます。

ありがとうございましたm(_ _)m
コメントへの返答
2012年11月10日 0:27
あれっ、諦めちゃうんですか?
こういうのをしっかり解決すると経験値上がりますよ。
そして、何年かして若者に語ることができます。
がんばって直してください!
2012年11月9日 20:54
初めまして!

ボディ剛性ってよく聞きますが、乗り心地以外であんまり体感したことがありません。
みんな僕より感覚が鋭いのかなって思ってましたが、難しいですね。

旧規格の軽自動車に乗ると、時速60kmくらいで走っていても「なんか怖い!」と思うのですが…。
リフトに上げてフロントのロアアームを見ると「3点支持」ではなくて「2点支持+スタビライザ支持」になっていて、「ここが動いてるせいかなぁ」などと思っています。
サスペンション取り付け点剛性…みたいなものでしょうか。

僕のロードスターもいずれフルピロにしたいのですが、オーバー傾向になるとのことで、二の足を踏んでいます。
っとその前にお財布的に二の足を…(おいおい)

乱文失礼しましたm(__)m
コメントへの返答
2012年11月10日 0:28
初めまして。
コメントありがとうございます。

ボディ剛性で実際に走行性能が上がるのかどうか?これは相当経験がないとわからないんだと思います。
経験不足の僕では、ちっともさっぱりわかりません。
わかる人はきっと経験豊富なんだと思いますよ。

軽は全体の作りがショボすぎてどこがどうってのは難しいんでしょうね。
取り付け点剛性、全体剛性、ショックアブソーバー、ハブ、全てがショボい。
これが軽です。

オーバーになるかどうかは、ピロとは関係ないと思いますよ。
オーバーになったらバネとかダンパーで解決すればいいと思います。
ただ、お金もかかるし、音振は激しくなるし、弊害が山ほどあるので、お金よりもなによりも気合と覚悟が一番大事だと思います。


プロフィール

サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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