前回のブログで書いた、ICEの遅延に関しちょっと解せないことがあって、写真や写真を撮影した時間、ドイツ鉄道の時刻表、グーグルマップのタイムラインなどを見て考えたところ、あることに気が付きました。
それは、自分が乗っていたICE621の車内モニターに表示されている情報が正しくなかったということです。
まずはICE621の時刻表をご覧ください。
出発地のフランクフルトからミュンヘンまでは間に3つ駅があります。
1,アシャッフェンブルク
2,ヴュルツブルク
3,ニュルンベルク
4,ミュンヘン
車掌さんが僕のところに来たのが何時だったかがわからないのですが、車掌さんは3のニュルンベルクがこの電車の終点だからそこで乗り換えろと言ったように聞こえました。
その後に撮影した車内モニターの写真がこちらです。
この写真は現地時間の14:40分に撮影していて、この時点で次の駅はヴュルツブルクと表示されています。
(右下に写っている16:40という意味深な時間はあとで説明します)
そして、次の到着駅が近づいてきました。
すると、車内の放送で「次の駅がこの電車の終点だから全員乗り換えろ」という情報とともに天井設置のモニターにも次の駅で乗り換えの表示がされました。
そして、次の駅に到着し、全員降りて隣の電車に乗り換えました。
目の前にあるモニターにはずっと次の到着駅はヴュルツブルクと表示されているので、僕はてっきりヴュルツブルクで乗り換えをしたのだと思ってました。
車掌はニュルンベルクで乗り換えと言ってた気がするけど、聞き間違えだったのかな?とか、この電車はニュルンベルクまで行くけど、全員ヴュルツブルクで乗り換えが必要になったのかな?とか自分が乗り換えをした駅がヴュルツブルクであることを前提に状況を理解しようとしてました。
しかし、昨日、グーグルマップのタイムラインを見たらニュルンベルク駅に15:01から15:10までいたことがわかりました。
14:40はフランクフルトで乗ったICE621に乗っていたので、15:01~15:10の間にニュルンベルク駅で乗り換えをしたというのが事実のようです。
ニュルンベルクからミュンヘンまでは1時間4分かかるので、15:10発だとミュンヘンには16:14頃到着となり、実際の到着時間16:15頃と計算が合います。
さらに、14:40にいるところを時刻表からも考えてみます。
フランクフルト駅は12:50頃に出発し、ミュンヘンには16:15頃に到着しているので、合計で3時間25分くらいかかっています。
定刻の所要時間は3時間13分なので、乗り換え時間を考慮すると全体として約2時間遅れでの運行になっていました。
したがって14:40は定刻換算では12:40くらいで、その時間にいるはずの地点は、2のヴュルツブルクと3のニュルンベルクの間ということになり、この時の次の駅はニュルンベルクであることが確認できました。
つまり14:40のモニターに表示されていた”次の駅はヴュルツブルク”という情報は正しい情報ではなかったということです。
その他にもこのモニターに表示には間違いがあります。
①現在時刻が16:40になっている。→本当は14:40です。
(電車に乗った時点から時間がズレてました。)
②Würzburg Hbf到着時刻が12:01になっている。→実際は14時頃
③行先がミュンヘン中央駅のままになっている。
②と③は当初の到着時刻と行先を表示しているだけ。というのが実態だとは思うのですが、ここで一番上の写真の説明です。
これ、昨日の朝まで全く気が付かなかったのですが、フランクフルト駅のホームにあったモニターの写真をよく見てみたら、ちゃんと行先はニュルンベルクに変更になっていて、その上に”ミュンヘン中央駅までは行けません”と書いてありました。
なので、電車内の表示は更新されずに当初予定のままになっていたけど、駅のホームは出発の前から更新されていて、それに気が付かなかったということです。
でも、駅のホームでは気が付かなかった方が良かった気がしました。
もし、出発前にミュンヘンまで行かないことを知ってしまったらきっとパニックになっていたと思うのです。
この電車に乗るしかないけど、乗ってもミュンヘンまで行けない・・・。
どの電車に乗り換えたらいいんだろうか?とか、その電車のチケットは改めて買う必要あるのだろうか?とかいろいろ考えて全く落ち着かなかったはずです。
でも、車掌さんが来るまで、ミュンヘンに行かないことを知らず、車掌さんから隣の電車に乗り換えろって直接聞けたので、電車内ではのんびりできました。
今回の教訓
ドイツ鉄道の電車内のモニター表示は正しくない可能性があるので信用せず、停車した駅と時刻を確認した方がよい。
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Posted at
2023/10/31 23:48:08