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2012年12月23日 イイね!

サスストロークセンサ取り付け構想

とりあえず当てがってみました。

フロント


リア


今のところ一本しかないので、まずはリアにつけようと思っています。
リアの場合は、上側をボディに固定して、下側はダンパ固定ボルトにネジ穴を切って固定すれば、簡単につけられそうです。

取り付け作業は来年になりそうです。


ちなみに、フロントはニサーンGT-R GT3仕様の固定方法をパクる予定です。
GT-Rの使っているストロークセンサは細いです。


拡大
Posted at 2012/12/23 23:04:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | データロガー | 日記
2012年12月23日 イイね!

Aim Evo4 テストその1(上下G測定)

今日は、予定どおり先週末に購入したデータロガーのテストをしました。
サスストロークセンサは今日届いたので、取り付けとテストは冬休みです。

テストをするにあたり、今回注目したのは、本体内蔵の上下Gセンサです。
このセンサもサンプリング周波数100Hzで録れるので、車体の上下振動を解析することができると思い、測定してみました。
本体は室内のシフトレバーの後ろ側にガムテープで貼り付けました。
なので、測定されている上下Gは、車輌中央付近の上下Gです。

テストは最寄の100km/hまで出せる道路で行いました。
青は速度(km/h)
ピンクは上下加速度(G)です。
横軸は時間(sec)です。



このテストは地球上で行っているため、停止中の上下Gは1Gになります。
上下Gが1より大きいときは上方向に加速している状態です。
クルマの水平を保ったまま、上から落下させると0Gになります。

この波形をじ~っと見ていると、大きな波と小さな波が重なってできていることに気がつきます。
それぞれの周波数を知りたくなるのが人情なので、エクセルのフーリエ解析というツールを使って、フーリエ変換をします。



すると、2.35Hzと13Hzのところが大きいことがわかりました。
(※速度が低い40km/hくらいでは違った周波数分布になります)
僕のS2000は18kgf/mm2のバネを入れているのでバネ上固有振動数は、計算上2.7Hzくらいなのですが、レバー比とかダンパの取り付け傾きとかを正確に測定、計算すると、2.35Hzくらいなのかもしれません。
ここのところは、測定含めてもう少し確認する必要がありそうです。

もう一つの13Hzは、よくわからないのですが、バネ下の固有振動数のような気がします。
バネ下質量mを40kgとして、タイヤのバネレートを22kgf/mmと仮定します。
(タイヤは1Gで15mmくらい撓んでいるように見えるので、330/15=22kgf/mm=215732N/m)

この条件で固有振動数を計算すると

f=(k/m)^0.5/(2×π)

ここで、kはタイヤとホイール端のスプリングの合成バネレートで

バネ上固有振動数の実測値からホイール端バネレートkwを逆算すると、
kw=(2×π×2.35)^2×290
 =63226 (N/m)
 
k=215732+63226=278958 (N/m)を代入すると

f=(278958/40)^0.5/(2×π)
 =13.3 (Hz)

タイヤのバネレートの算出方法など無理のあるところもありますが、そんなに外していないようにも思います。

今回は、固有振動数という観点で上下振動を解析してみましたが、今度は段差乗り越し時の上下振動を見てみたいと思います。

本日のまとめ
上下Gセンサと100Hzのサンプリング周波数は使える。 と思う。
Posted at 2012/12/23 01:10:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | データロガー | 日記
2012年12月19日 イイね!

油圧とエンジン出力

今日はオイルポンプ仕事を計算してみます。

オイルポンプのする仕事率Lは下式で求めることができます。

L=P×Q (W)

ここでPはオイルポンプ出口の吐出圧力(Pa)、Qはオイルポンプ吐出流量(m3/sec)です。

吐出圧力Pは先日の測定で5~6kgf/cm2=500~600kPa

吐出流量はサービスマニュアルなどを見ても載っていないので、ここではニサーンスカイラインGT-RのRB26のオイルポンプ流量で計算してみます。
RB26は鋳鉄ブロックの6気筒で、S2000のF20Cはアルミブロックの4気筒という違いはあるものの、アルミの方が熱間時のオイルクリアランスが大きくオイル洩れ量が多くなるので、気筒数分の影響はちょうど相殺されると考えられます。

GT-Rレース仕様車の技術開発(グランリ出版)によれば、量産車のオイルポンプ吐出量qは11.5cc/revとのことです。
RB26の場合、オイルポンプのロータはクランクシャフト前端に付けられているので、エンジン回転数とオイルポンプ回転数は同じです。
エンジン回転数をN(rev/min)としたときのポンプ吐出量Qは

Q=q×10^(-6)×N/60

この式から各エンジン回転数に対するオイルポンプ仕事を計算したものがこちらのグラフです。


油圧が600kPaのとき、9000rpmでは約1000Wくらいの仕事率になっています。
1馬力は735Wなので、1000/735=1.36馬力
つまりオイルポンプは1馬力前後のパワーを使っています。

ここで油圧違いを見てみると、500kPaと600kPaでは9000rpm時で約170Wの差があります。
馬力換算では0.23馬力
S2000は公称馬力が250馬力ですから、約0.1%の差に相当します。

オイル粘度が高くなると
1、各しゅう動部のオイルのせん断抵抗が増える
2、吐出圧力変化に伴うオイルポンプ仕事が増える

という二つの変化があるわけですが、2のオイルポンプ仕事については計算上も無視できるくらいの変化しかないということがわかります。

Posted at 2012/12/19 01:17:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | いろいろ計算 | 日記
2012年12月18日 イイね!

オイル粘度と加速その2

N君Bのデータももらってきたので比較してみました。

N君Bはホンダウルトラマイルド 10w-30です。
3車の中でもっとも低粘度なだけに、少しは違いがありそうです。
では早速見てみましょう。



ピンクが僕
青がN君Bであります。

微妙にですが、N君Bの加速が悪いように見えます。
横Gがかかっている区間(160mの付近まで)は、アクセル全開でない可能性もあるのですが、それ以降もやっぱり微妙に加速が悪いです。(どの周で比較しても同じです)

今までも、同じサーキットを同じ日に走行したことが何度もあるのですが、このような差はありませんでした。
残念ながらN君Bのエンジンは、もうお疲れなのかもしれません。

というのは半分本気で半分冗談ですが、オイル粘度が低すぎて、逆にフリクションが増えているってことは考えにくいのと、仮にそうだとしても加速差としては表れないと思うので、その他の原因を探る必要がありそうです。
Posted at 2012/12/18 22:30:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | S2000 | 日記
2012年12月18日 イイね!

オイル粘度と加速

以前、オイル粘度は温度で大きく変化するというのを書いたのですが、粘度の変化がどのくらい加速に影響するか確認しました。

今回は油温を測定したので走行始めと終わりの油温がわかっています。

走行前は60℃前後で、だいたい15周くらいすると、120℃になっていたので、1周あたり4℃の温度上昇です。
60℃と120℃のオイル粘度差は4~5倍あります。
昨日のブログに書いたように、油圧では約1kgf/cm2の差となって表れます。

では加速への影響を見てみましょう。


青  :1周目(油温60~70℃)
ピンク:15周目(油温120℃)


ハイっ、同じです。

もちろん、1周目と15周目では水温も違ければ、インマニ温度による吸気温影響も異なるので、油温だけの比較になっているわけではありません。
でも、そのくらいの差もないってことです。


次に、オイル粘度規格違いを見てみます。
同じ日に走行したNEKO君のデータと比較してみます。
僕はカストロールRSで10W-50(ピンク)
NEKO君はカストロールXF-08で5W-40(青)



ハイっ、同じです。

4速だと、少し差があるかもしれませんが、3速9000rpmまでなら差はほとんどありません。
オイルの違いを体感できちゃう人もいるかもしれませんが、ミニサーキットの全開走行ではラップタイム影響は皆無です。

今回はS2000の場合なので、その他のクルマの方は是非実測してみてください。

本日のまとめ
S2000でミニサーキット走るだけならオイル粘度影響は十分無視できる。
Posted at 2012/12/18 01:19:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | S2000 | 日記

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サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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