• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

タツゥのブログ一覧

2023年10月29日 イイね!

ドイツの鉄道

ドイツの鉄道今日はドイツの鉄道事情です。

この電車はドイツ鉄道(DB:Deutsche Bahn)のICE(Intercity Express:イーツェーエー)です。

今回のドイツ旅行の移動は専ら電車で、長距離移動は全部このICEで行いました。

ネット情報によれば、このICEは最高速300km/h出るのだそうです。
要するに日本の新幹線ですね。

この写真はニュルンベルク→ミュンヘン区間で撮った写真で277km/h出てます。
ヴュルツブルク→ニュルンベルク間では最高速は294km/h出てました。


では日本の新幹線とICEを比べてどちらが良いか?ということなのですが、燃費とかそういうのはわかりませんが、乗り心地とか音とかで比較するとほぼ同じだったと思います。

ただ、明らかにICEに方が優れているように感じられたこととしては発進のスムースさです。

出発のベルとか車内放送が静かなので気が付きにくいというのもありますが、気がつくとスーッと走り出してて非常にスムースでした。

座席については、東海道新幹線の座席があまりにダメ過ぎて比較対象にならないので、東北新幹線と比較すると、見た目はかなり違いますが、座り心地は同じような感じで快適でした。

ICEには新幹線で言うところのグリーン車輛があって、これが1等車です。
普通の車輛は2等車で、指定席車輛はありません。
1等車をチラっと見てみたところ、少し座席が大きくて、前後間隔が広くなっているように見えました。
てっきり、飛行機のビジネスくらい違いがあるのかと思いきや、どちらかというとプレミアムエコノミーという感じです。

乗車券は1等車と2等車で異なるので、2等車の乗車券で1等車に乗ることはできません。
指定席はあるものの、その席の乗客が乗ってくるまでは座ってていいそうです。

さて、ドイツ鉄道と言えば”時間に遅れる”ということで知られています。
そこで、今回の旅行では時間に遅れることを前提として、かなり余裕を持った観光計画を立てていました。

今回、ICEに4回、S-Bahnという普通電車にも7回くらい乗りましたが実際に遅れたのは2回だけでした。

しかし、フランクフルト→ミュンヘンへ向かうICEは酷かったです。

フランクフルト発10:53のICE621に乗る予定だったので、10:20頃フランクフルト中央駅に到着しました。

ドイツの鉄道には改札がないので、出発するホームの確認に行ってみます。
ホーム入り口には電光掲示板があって、そのホームから出発する電車の情報が表示されています。

この写真はミュンヘン駅ですが、フランクフルトも同様の表示があります。


ところが、なぜか10:53のICE621が表示されていません。
今ホームに止まっている電車の次は11時台の別の電車が表示されていました。

出発ホームが変更になったのかな?と思い、奥さんに他のホームを見に行ってもらうとともに、僕はグーグルマップで運行状況を確認しました。

シュトゥットガルトで電車時間を検索していたら、遅延情報も出ていたのでその確認です。

すると、予想は当たり、12:20発に変更なっていました。


しょうがないので、駅の中央あたりに行くと大きな掲示板があり、そこに全ホームの情報が表示されていました。


グーグルマップの情報と若干違いますが、ICE621の定刻は10:53発で、隣に12:18と変更後の時間が載ってました。

公式な情報として遅れが確認できたため、朝食をとることにしました。
奥さんが朝食を買うところを探しに行き、僕は荷物の見張りで待つことにします。

フランクフルト駅の入り口はこんな感じになっていて、この入り口の見えるところのベンチに座って待つことにします。


すると、これはフランクフルト駅に限ったことではないのですが、なぜか駅構内に鳩がいました。


フランクフルト駅は出入口に近いのでわからなくもないのですが、地下っぽいところにも鳩がいました。
でも、ドイツの鳩はお利口さんで、バタバタ飛び回ることなく、静かに床を歩いてました。 鳩の種類は見た目は日本の鳩と同じでした。

奥さんが戻ってきて、パンを買って食べることになったのですが、ドイツと言えばビールです。
昼からみんなビールを飲んでいるという勝手なイメージあります。

この後は電車で移動するだけということもあり、ビールを飲みたくなってきました。

そこで缶ビールを飲んでいる人がいないか周りを見渡してみるも誰も飲んでませんでした。

ビールの飲めるお店の店内では飲んでそうだったのですが、駅構内で缶ビール飲むという文化はなさそうでした。
電車内でも飲んでいる人は見かけなかったので、日本のサラリーマンみたいに、新幹線に乗ったら、とりあえずビールを飲むということもなさそうでした。

ビールは諦めて、パンとコーヒーを購入してちょっと早めに出発ホームへ向かいます。

すると出発予定時刻の5分くらい前になにやら場内放送が入ります。

ドイツ語の後に英語でしゃべっていますが、”ICE621”と”apologize”くらしか聞き取れませんでした。

てっきり、遅れてゴメンねってことだと思ってあまり気にせず待っていると、電車が来ました。

しかし、それはICE621ではありません。

日本の電車でも到着すると行先表示が変わるときがあるので、そういうことかな?と思って2~3分車内で見てました。
でも、変わる気配がないので一旦下車しました。

そしてホームにある表示を再確認します。
12:18分からさらに遅れて出発時刻が12:38に変更になってました。
さきほどの放送は、さらに遅れてゴメンね。という意味だったようです。


12:18から12:38に変更になることを5分くらい前に放送するとはどういうことだ。こんなこと20分以上前からわかってただろっ!!と思いましたが、ここはドイツなので気を落ち着かせて待ちます。

そして12:38の5分くらい前にまた場内放送が入ります。
今度はなんとなく聞き取れました。
「出発ホームが変更になるので、〇〇番ホームへ移動してください」と言っているようでした。

待っていた他のお客さんもゾロゾロと移動を始めたため、僕らも移動しました。

そもそも出発ホームが変更になるということ自体信じがたいのですが、その案内を5分くらい前放送するとはどういうことだ!!と思いましたが、これがドイツだ!ということにして電車に乗りました。

ようやく電車に乗ることができ、あとはミュンヘンまでのんびりしようと思っていたら、車掌さんと思われる人がやってきました。

ドイツの鉄道は改札はありませんが、乗車券の確認が車内であるので、乗車券確認と思い乗車券を見せました。

すると「この電車は遅れたため、ミュンヘンまで行きません。途中のニュルンベルクで同じホームの隣の電車に乗り換えてください」と言っているようでした。

時間に遅れるだけならまだしも、まさか途中で乗り換えさせられると思いもしなかったので、最初は何を言っているのかよくわからなかったのですが、2回聞き直してようやく乗り換えが必要ということがわかりました。

乗客はみんな怒っている感じはなかったので、ドイツではよくあることなのかもしれません。

ニュルンベルク駅で乗り換えをしたあとは何事もなく無事ミュンヘンに到着しました。

結局、当初予定14:05ミュンヘン着が合計約2時間遅れで16:10ごろの到着でした。

ミュンヘンの観光時間が2時間も減ってしまったのは大変残念だったのですが、ドイツ名物の電車遅延を体験できたので良かったということにします。

それにしても、ドイツの鉄道はとににかく駅構内、ホーム、車内含めて放送が少ないです。

たぶん駅構内の放送はなかったと思います。
各ホームでは聞こえる範囲で必要最低限の放送しかありませんでした。

通勤で使う大宮駅の新幹線待合所にいると、次から次へと放送が入ります。
遅れがでたりすると、うるさいくらいにず~っと放送してます。

それから、JR東日本の場合は遅れるとひたすら「ご迷惑をおかけし申し訳ありません」とあやまってますが、ドイツの鉄道はあまりあやまりません。

今回、あやまっていたのは
①遅延予定時刻よりもさらに遅れたとき1回
②発着ホームが変更になったとき1回
③乗り換えになったとき1回
合計3回しかあやまりませんでした。

何度あやまられても遅れが戻るわけではないので、放送の度に何度もあやまる必要はないと思います。

その点ドイツは発生事象に対して放送1回か2回、あやまるのは1回。
実にすっきりしてて静かです。

この点はJR東日本も見習って放送は最低限、謝罪は1回だけにして欲しいって思いました。

それと、今回のドイツでの遅延で改めて思ったことがあります。

放送は1回か2回だけでいいので、電光掲示板の数を増やし電光掲示板にわかりやすく表示して欲しいです。

その国の人なら、電光掲示板を読めば状況がすぐにわかるし、今はグーグル翻訳という神アプリがあるので、電光掲示板にちゃんと表示してあれば、外国人でも写真に撮って翻訳することで正しい情報を得ることができます。

極論を言えば駅、車内の放送は
「なすの〇〇号は10分遅れています。詳しくは電光掲示板を見てください」だけでOKです。

放送は電光掲示板を確認するためのきっかけだけで十分で、詳しい情報は電光掲示板へ表示して欲しいと思いました。

あとは場内や車内のWiFiで電光掲示板と同じ内容が見られるようにすれば掲示板の前が込み合うこともないので、ぜひ導入して欲しいです。

ということで、ややドイツとは無関係な話になりましたが、今回はドイツの鉄道事情についてでした。
Posted at 2023/10/30 01:01:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2023年10月21日 イイね!

ドイツの落書き

ドイツの落書きこの写真はケルン大聖堂の横を流れるライン川を渡ったところから撮った写真です。
ケルン大聖堂とこの鉄橋(ホーエンツォレルン橋)が一緒に写るように写真撮るのオススメだそうです。

では、今日はドイツで見た落書きについて書きたいと思います。

ところで、なぜ突然落書きなのか?と思ったと思いますが、ドイツはとにかく落書きが多かったです。
とくに線路沿いの塀という塀に落書きがあってそれが非常に印象に残りました。

ドイツにはミュンヘン空港に到着し、ミュンヘン空港からミュンヘンまではドイツ鉄道(DB:Deutsche Bahn)で行きました。(Bahnは鉄道という意味)

ミュヘン空港駅を出るとすぐに横の塀などに落書きがしてあります。
しばらくすると無くなるのかと思ったら延々と続きます。
塀があるところは大体近くに建物があって、そういうところの塀にはとにかく落書きがありました。


塀がなくてもあまり管理されていなそうな建物の壁に落書きがあります。


中にはどうやっていつこの落書き書いたのだろう?と思うところにも落書きがありました。

地下鉄駅の線路向こうの壁


1枚目の写真のホーエンツォレルン橋の線路沿い(たぶん普通の人は入れません)


線路沿いではありませんが、フランクフルトのOstendstraße駅のエスカレータにも落書きがありました。


道路沿いの壁にも当然落書きがあります。
これはミュンヘンのメルセデスベンツミュージアムの近くの道路です。


とにかくイタズラで書いたにしては範囲が広すぎ、かつ普通は人が入れないようなところにも書いてあるので落書きを職業にしている人でもいるんだろうか?って思いました。

ということで今日はドイツの落書き情報でした。
Posted at 2023/10/22 00:48:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2023年10月20日 イイね!

ドイツ旅行

ドイツ旅行10月9日から17日にかけてドイツへ旅行してきました。
写真はポルシェミュージアムです。

今務めている会社では勤続25周年で旅行の費用補助があるので、それを使って行ってきました。


今回の目的
「ドイツはなぜ工業で優れているのかを探る」です。

工業だけでなく、ドイツ人は全てにおいて優れている気がするので、その理由を少しでも感じることが今回の目的です。

とは言うものの、ドイツ語はもちろん英語もままならないので、いろいろ見て考えることにしました。

また、ドイツについては自動車会社以外のことはほとんど知らなかったので、ポルシェミュージアムとメルセデスベンツミュージアムをメインの行先として、ミュンヘン→シュトゥットガルト→ケルン→フランクフルト→ミュンヘンの順で観光して来ました。

書きたいこと、撮った写真がたくさんありすぎてまとまらないので、少しずつアップしたいと思います。

今回はドイツで会った人について書きたいと思います。
ドイツでは親切な人、気さくに話かけてくれる人に多く出会いました。

ここで、ドイツで会った人と書いたのは、どう見てもドイツ国籍ではなくてドイツに観光に来ている人も同じ傾向だったからです。

まず、駅でキョロキョロしていたら2度も声をかけてくれる人がいました。
この二人はドイツ人ぽかったです。

また、ビアホールみたいなところでの食事の際、相席になることが3回あったのですが、相席になった人はみんな笑顔で席を移動してくれました。

最初に入ったビアホールみたいなところでは、相席になったおばちゃんが僕の奥さんの方をチラチラ見てて、ビールが来たら声をかけてきました。

ドイツでは乾杯をPROSTって言うのよと教えてくれて、一緒に乾杯しました。

また、今回の旅行中に5回写真撮って欲しいと依頼されました。
(多分3人はドイツ人で2人は欧州のどこかと思われます)

写真撮影なんて51年生きてて多くても20回くらいしかお願いされたことがないのに、たった7日間で5回もお願いされました。

彼らは何を判断基準にしているのかわかりませんが、パッと僕の方を見てすぐ依頼してきました。

みんな英語で話しかけて来るのですが、「あのアジア人は英語わからないんじゃないか?」って思わないんでしょうか?

それとも、世界中に英語のわからない人はいないから頼んでみようって感じなんでしょうか?非常に不思議です。

それにどこの国から来たかもわからない謎の外国人に自分のiPhoneを渡すことは怖くないんでしょうか?

とても不思議な感じでしたが、写真を撮ってあげると、全員ニコニコしてお礼を言ってくれました。

フランクフルトのユーロタワーの前で写真を撮っていたら、また声をかけられました。
見た目と訛りの具合から恐らくイタリアかスペインの人で、夫婦で観光に来ているようでした。

てっきり写真を撮って欲しいのかと思ったら、”2人の写真を撮りますよ”と声をかけてくれました。

僕が自撮り棒で撮りにくそうにしていたのを見て声をかけてくれたようです。

どこの国から来たかもわからない謎の外国人が困っていそうなのを見て、自分も観光客なのにわざわざ声をかけてくれる。
なんと親切なんでしょうか。

彼らから感じられるのは、相手がどこの人か?ということではなくて、困っているかどうか?ということだけが声をかける判断基準になっているであろうということです。

日本で困っていそうな外国人と思われる人を見ても、僕なら「言葉が通じないかもしれないから声をかけるのはやめておこう・・・」と思ってしまいます。

ドイツに行って、困っている人がいたら外国人かどうかに関係なく声をかけるようにしようって思いました。

ということで、まずはドイツの人は親切だという話でした。

フランクフルトにあるユーロタワー
Posted at 2023/10/21 00:51:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2023年09月20日 イイね!

バネ反発力

以前ニュースで、子供たちが「それってあなたの感想ですよね?」と言って相手に対して優位に立とうするということを報じていました。

友達に対して「それってあなたの感想ですよね?」と言うと仲が悪くなりそうなのであまり良くないと思うのですが、このような考えた方を持つ人が増えるのはいいことだと思います。

今、目の前の相手が話をしていることは、その人の感想なのか?それとも事実なのか?この切り分けができることは社会人にとって重要な能力です。

一方、うちの奥さんは、なにか職場で問題があると帰ってきて自分の感想を述べることが多くあります。
「〇〇さんが、××に関してこんな依頼をしてきて困る、嫌だ」

しかしここで”困る”とか”嫌だ”というのはうちの奥さんの感想です。
感想を聞いても”ご苦労様です”くらいしか返しようがありません。
本来は、所属している団体のルールはどうなっているのか?、そのルールに合っているのか? これが大事なのであって、うちの奥さんが困るかどうか二の次です。

なので、毎回「”困る”とか”嫌だ”というのは、〇〇(うちの奥さん)の感想なので、まずはルールに合っているかどうかを確認した方がいいよ。」と言って聞かせます。

ルールに合っているのであれば、困ろうがどうだろうががんばってやるしかないのです。

ルールに合っていないのであれば「ルールを守ってください」と相手に言うだけです。

東〇大学や京〇大学の人などが口にする「法的根拠を示してください」というのと同じで、まずはルールを確認することはとても重要です。

子供全員がことある度に「法的根拠を示してください」と言うようになったら世も末感がありますが、納得のいかない重要なことについてはそのルールや根拠を確認するようにしておくと将来議論に強い論理的な大人になれると思います。

そういうわけで、今日もしつこくバネのお話です。

今日はバネ反発力に関する補足です。

バネ反発力の意味がわからないとその3で書きましたが、そもそも僕が使っているバネ(の)反力は教科書やJISではなんという言葉で定義されるのだろうか?ということが気になりました。

調べた結果
・教科書:バネ力  (機械力学、振動工学の本など)
・JIS B2704:バネ力

バネを縮めたときに伸びようとする力はバネ反力ではなくバネ力というのが正しいようです。

次に僕の考えるバネ反発力イメージについてです。

まず、下図の②の状態のようにバネ上端に固定された質量を上から手で押して、バネをx0(mm)縮めます。
この状態から手をパっと放します。


この図の質量m=648kg、バネ定数k=160000N/m、初期たわみ量x0=20(mm)として、減衰比0、0.25、1に相当する3種類の粘性減衰係数c=0、5,090、20,360N/(m/sec)についてバネ変位を計算してみました。
(このバネ-マス系の固有振動数は2.5Hzです。)

すると、下のグラフのように減衰比によりバネの伸び方が変わります。
変位0mmのところは上図の①の状態の位置です。



僕が思うのに、”バネの反発力”という言葉を聞いて連想するのはこのグラフのようなことなのではないのでしょうか?

青色のグラフ(粘性減衰係数c=0N/(m/sec))は、手を放してから元の位置に戻るまでの時間が短いので、これは反発力が高い。

橙色のグラフ(粘性減衰係数c=5,090N/(m/sec))は、手を放してから元の位置に戻るまでの時間が長いので、これは反発力が低い。

まさにバネ定数は同じなのに元の位置に戻るまでの時間に違いあります。

しかし、これは今回の計算のようにバネとは別の減衰器(ダンパー)をバネと並列に付けない限りバネ材の内部減衰違いだけではこのような違いは発生しません。

ところで私、以前 回転軸物の設計開発をしていたことがあります。
材質は鉄鋼です。

鉄鋼材を使った回転軸物設計をしていて悩ましいのは、高回転での捩れ共振や曲げ共振による折損です。

どうしても共振は避けられないのでダンパー付けたりして対応するわけですが、ときどき”内部減衰の猛烈に高い鉄鋼材ってないのかなぁ?”って考えるのです。

内部減衰が高ければ、共振が発生しても振幅が小さく壊れないので内部減衰は高い方が望ましいのです。

しかし!そんな都合のいいものはありません。
ないので、粛々と設計するのです。

話をバネの反発力に戻します。

たぶん、”反発力”という言葉聞いて連想するバネの動きの違いは減衰比の異なる減衰器がついた状態の動きの違いのことです。

もし、そうだとするならば
①バネの伸び縮みに影響するほど内部減衰の大きい鉄鋼材はない。
②バネ材の内部減衰は同じでも、減衰器の減衰比を変えることで伸び縮みの特性を変化させることはできる。

②は要するに、バネを変えなくてもダンパーの減衰調整すればいいという意味です。

反発力ってなんのことを指しているのか誰か教えて下さい!!
Posted at 2023/09/21 00:56:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2023年09月09日 イイね!

バネと乗り心地の関係

以前、家のデスクトップPCをうちの奥さんが使っていてそのままPC前で寝てしまうのでPCが使えないと書いたのですが、5月末にノートPCを購入し自由にPCが使えるようになりました。

その前もノートPC持っていたものの、これまた奥さんが週に1度の在宅勤務で使うので、僕が勝手に設定変えるとなにかと使えなくなってクレームが入るので、今後のことも考えて新たにノートPC買いました。

ここ数日は夜になると涼しいので空調機のない部屋でも快適にPC作業が行えます。

そんなわけで今日もしつこくバネの話です。

そもそも低反発スプリングの話が出るずっと前から自由長の長いバネの方が乗り心地がいいという都市伝説は聞いたことがありました。

みんな自分の経験から自由長の長いバネの方が乗り心地がいいと言っているようで、全てがウソだとは思っていませんが、なぜそうなるのか?ということへの明確な回答を持っている人はいなかったように思います。

ということで僕も自分の経験に基づきバネと乗り心地の関係について語ってみたいと思います。

まずは僕が今までS2000で実際に使ったことのある車高調キットと付属のバネを一覧表にしてみました。



この中で最も乗り心地が良かったのはOHLINS ROAD & TRACKです。
これはバネ定数が前10kgf/mm、後8kgf/mmという〇子供仕様で、ダンパーもそれに合わせた仕様だったので乗り心地が良かったと考えられます。

残りの車高調はバネ定数が16kgf/mmと18kgf/mmがあり、自由長も150mm~200mmまで違いがあります。

バネ重量は同じバネ定数18kgf/mmで比較すると、TEINが1.237kg、KYBが2.01kgなので約1.6倍の違いがあります。

巻き数もバネ定数もTEINが約5巻き、KYBが約6.5巻きで有効部はTEIN約3巻き、KYBが約4.5巻きなので約1.5倍の違いがあります。

なのですが、僕の記憶の中ではどれも「街中の乗り心地は一般公道を走行するにあたり支障はないが、かなり悪い」という感想で、車高調キットによる差を感じたことはありません。

強いて言うと、TEINのバネを16kgf/mmから18kgf/mmに変えたときに微妙に跳ねる気がする・・・程度の差があった気もしますが明確な違いは感じられませんでした。

ダンパーも4種類組み合わせがありますが、どれも減衰力最弱設定にするとほぼ同じ様な乗り心地です。

そもそも乗り心地が悪いから違いがわかりにくいのではないか?と思う人もいるかと思いますが、ダンパーの減衰力設定を変えたり、タイヤをスノータイヤに交換すると明らかに乗り心地に変化があることと比べると、バネ定数16~18kgf/mm、バネ重量0.976~2kgの範囲ではわかりやすく体感できるような差はないということなのだろうと思ってます。

ということで僕の経験から言えることとしては、「バネ重量が1.6倍になって、有効巻き数が1.5倍になっても体感できるような乗り心地の差は発生しない。」です。

それと仮にバネ重量、巻き数が乗り心地に影響があったとしても

ダンパー減衰力の差>>>バネ重量、巻き数の差

だと思うので、同じバネ定数のバネを買って交換するくらいだったらオーバーホールついでにダンパーの仕様変更依頼した方がいいんじゃないかなぁ~って思ってます。
Posted at 2023/09/09 23:00:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | 日記

プロフィール

サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
8910111213 14
15161718192021
22232425262728
2930     

愛車一覧

ホンダ S2000 ホンダ S2000
最新型のS2000が欲しくなったので買い替えました。
アウディ A3 アウディ A3
プレミアムコンパクトです。 コンパクトなのにプレミアム プレミアムなのにコンパクト マ ...
日産 180SX 日産 180SX
いまいち乗っていた記憶がないのですが、いい車でした。 だけど、いろいろやっていたらしい ...
日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZ
バツグンのカッコよさを誇るZ31です。 電動ファンがいまいちだったせいか、ラジエータの冷 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation