4型シグナス ビッグバルブ化!準備~
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
今までいろんなバイクを改造したりしてきましたが、いわゆるボルトオンカスタムの域をちょっとだけ超えた事をしてみたくなりました。
今回用意したのはシリンダーヘッドです。
バルブサイズを大きくし、燃焼室の形状を高効率化したものに変更し、燃焼室の形状に合ったハイコンプピストンを同時にセットすることで出力自体を大幅に上げて行こうという目論見です。
シリンダーヘッドは4サイクルエンジンの性能を大きく左右する部分ですから今回の変更はボアアップに匹敵するほどの効果を体感できるのではないかと期待大!ですね。
ちなみにこのヘッドキット、TTMRCという台湾のエンジンサプライヤーのもので、シリンダー、ピストン、ヘッド(バルブ、スプリングセット込)をオーダーし、燃焼室加工もオーダー時は無料で出来ます。
ネットでの評判はまずまずですが、要加工でポン付けというわけにはいかないようです。
ちなみにオーダー後1か月ほどかかりました。普段はもっと早いそうですが旧正月?とかの関係でしょうかね?
2
とりあえず開けてみたところ・・・
まずシリンダーとピストン、これはなんていうかまぁ・・・普通ですかね。
ピストンヘッドの盛りとかリセスの加工は綺麗なものです。
鍛造品なのか鋳造品なのかはよく見てませんが近年の主流は鍛造ですしおそらくは??
で、お楽しみのヘッド、これは!
まず外見ではうるさいほどにTTMRCをアピールしてますね。
たしかにここはトランク外したら丸見えではありますが・・・
ちょっとどうかと思いますねぇw
燃焼室の形状ですが、KN横浜のスタッフの方が言うには形状がかなり今までと違うとのこと。
僕はここの製品を初めてよく見たのですがかなり本気度合の高い形状です。
マシニングで削り込んで燃焼温度の高い部分とそうでない部分を使い分けする、今どきのヘッドです。
いままでいろんなヘッドを見たことがありますが、水冷ドカティのヘッドに酷似している部分がありました。
ちなみにドカティがなんであんなに速いエンジンを作れるのかという理由の一つに、国産4メーカーに先駆けいち早く燃料噴射を取り入れたことで、キャブだとデトネーションとか棚落ちのリスクが高まるほどの高圧縮化を達成したからという説があります。
それを確かめてくて自分のバイクの圧縮を測定すると市販車なのに14.5kgとか出ていて「おお!」とか思った記憶が蘇りました(笑)
3
これが吸気側のポート入口です。
純正ヘッドと比較していないのでわかりずらいですがもうパッと見でかなり大きいです。
でもここからが「改造」なんですね。
今回はまだ使いませんが、将来的に36mmクラスのスロットルを導入する可能性が高いのでその時用に拡大することにしました。
4
このベークライトは現状でKOSOのラインナップの中では最大サイズのものです。
この口径に合わせてポートを拡大することにします。
直径にして3~4mmといったところでしょうか?
5
ベークライトを当ててマジックでマーキングした線
6
まずは外周をその寸法まで何も考えずにガリガリとベルサンを当てて一気に削り込みます。
手順としてはまず最外径を決めて、そこからあとはポート内部を奥に向かってテーパーで絞り込んでいくような形状を目指します。
7
と、小一時間頑張りましたが、まず夜中にコンプレッサーが頻繁に作動するのに気が滅入ったために今日はここまでとしました。
まぁ外径は合わせたのであとはリューターですかね。
他にもまだ小加工しないと取り付けは出来ません。
下準備まではやって組み込みは例によって某工房でお願いする予定です。
やはり今の環境ではエンジンと車体を分離して置いておくスペースを確保できないのが痛いですね・・・
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