完璧な存在

ディーゼル特有のトルクで走り出しからパワフルそのもので、
この世から上り坂を消し去ってしまった功績は大きい。
アクセルの踏み込み量と加速の度合いにラグは皆無で完全にシンクロする。
SPORTモードになんかしたらすぐにとんでもない速度域まで上がる。
長距離走行でも全然疲れない。

つまり、F30 320d M-sportsはストレスフリー。

シートポジションやアイポイントも低く設定でき、
コーナリング時に不安を覚えることもなく、
これはもはや
　家族4人で使えるスポーツカー
だと納車当日に感じた印象は6年半を共に過ごした今も変わらない。

つまり、F30 320d M-sportsの走りは最高に楽しい。

トランクスペースは結構大きい。奥が深い感じ。
ただ、セダンなので、奥の方にある物は出し入れが便利とは言い難いが、
不便とまではいかない。
そもそもパッセンジャー優先のセダンに積載性を求めるほうが間違いであるが、
そこそこ大量の荷物は載る。

つまり、F30は乗員にも荷物にも寛大である。

信号や渋滞の多い街乗りが多いわりに13.5km/Lくらい走って燃費が良く、
なおかつ燃料費が軽油なので安い。
前車だった初代X1と比べて走行にストレスがないのにも関わらず
毎月の燃料費は1/3にまで激減した。
もう普通のガソリンエンジンには戻れない。

つまり、F30 320d M-sportsは精神衛生と財布に優しい。