
サイクリングが、好きな人は世界中に存在するが、自転車パーツに魅力を感じる人も、世界にはたくさんいる。中国メディアの美騎網はこのほど、日本が誇る世界最大の、自転車パーツメーカー「SHIMANO(シマノ)」の工場見学を通して、得た知見を紹介する記事を掲載した。
そもそもサイクリングや、自転車が人を魅了するのはなぜだろう。健康に良いという理由はもちろんある。しかし同じ移動手段である自動車とさらに異なっている点として、サイクリングはドライブよりも自然環境との、一体感を楽しみやすいという面を指摘できるだろう。
また自転車は自動車と違い、「自分の身体の延長」あるいは、「自分の身体の一部」だと感じることができる。鳥にとって空を飛ぶ能力を付与する羽が、自分の体の大切な一部分であるように、徒歩では得られない速度を付与する自転車は、人にとって魅力的なツールであり、ペダルをこぐという動作も自転車が、身体の延長であるという一体感を生み出している。
従ってより高性能、より丈夫、より美しい自転車パーツを求めるのは、自分の身体の一部を改善することに似ており、人にとって自然な欲求と言えるかもしれない。「 シマノ 」はまさに、この分野の製品開発で世界に名を馳せている。
記事は、シマノの工場見学は自転車愛好家にとって、「興奮の体験」だったことを余すことなく伝えているが、工場見学で深く印象に残った点の1つとして、「建物に非常に多くの木材が使用されており、日光を十分に取り入れる設計になっていた」ことを挙げている。自然を感じさせる素晴らしい職場環境があってこそ、優れた自転車パーツが、開発できるものと実感したようだ。
さらに記事は、シマノの工場が「最先端」の、設計であることを目撃したと証言。すべてが整理整頓されている上に清潔で、高い場所から工場内すべてを、見渡すことができる設計になっていたと紹介している。また無人搬送車が忙しく往来している様子も観察、世界の自転車パーツメーカーの名にふさわしい、工場設備であることを目撃したようだ。これらシマノ本部の建物の美しさや、工場の機能美は、品質の高い製品開発を目指す、中国企業にとっても大きな啓発となるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2016-04-18 14:37
Posted at 2018/09/05 14:38:33 | |
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