
中国では、大学生は学校内の宿舎で、他の学生たちと共同生活を送るのが一般的だ。外国人留学生も基本的には、キャンパス内の留学生寮に寝泊りすることになる。中国メディア・東方網は18日、「日本の留学では、学校の寮以外にも、いろいろな住み方がある」とする記事を掲載した。
記事は、「日本留学は中国の学生の間で、1つのトレンドになりつつあり、毎年多くの学生が日本に赴いている。日本留学での『住み家』には、次のような方式がある」とし、その方式を紹介した。
1つめは、中国では当たり前の「 学生宿舎、学生寮 」だ。日本にも留学生宿舎を備える大学は存在するが、その数は決して多くない。この点は、どの大学にも宿舎がある、中国とは大きく異なる。中国の大学は勉学と居住の環境が整い、キャンパス内やその付近に、生活用品を売る店も数多く存在することから、大学自体が1つの小さな街のようなイメージなのだ。
2つめは、政府や自治体あるいは、民間団体が運営する「 学生交流会館 」を挙げた。「設備は良好で費用も低廉だが、入居できる人数と入居資格に制限がある。各学校、各国籍の学生と交流できることもあって人気があるが、申請が難しい上に入居期間に制限がある」と説明している。
3つめは、企業の「 従業員宿舎 」だ。「日本ではここ数年、留学生が企業の従業員宿舎に、居住できるよう手配する動きが出ている。現時点ではまだ充実してはおらず、一部の優秀な学生にに限られているが、この宿舎が持つ最大のメリットは、大学に通いながらにして日本の、企業関係者と接触できることだ」と紹介した。
そして最後に、日本では最もポピュラーである、自分で「 部屋を借りて住む 」方法を紹介。日本で部屋を借りる際には、連帯保証人が必要であり、留学生は通常仲介業者を探すことになるほか、家賃以外に敷金礼金や、管理費などが必要になることを説明した。さらに、アパートやマンションなどの一般的な賃貸に加えて、「 下宿 」や「 ホームステイ 」といったスタイルもあるが、「日本人は原則として他人が、自らの生活に介入することを良しとしないため、特に大都市ではあまり見られない」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2018-09-19 09:12
Posted at 2018/09/20 07:01:36 | |
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