
中国メディア・東方網は19日、「どうして日本は、世界から歓迎されるのか。日本の駐車場の様子を見れば分かる」とする記事を掲載した。
記事は、近ごろある中国人ネットユーザーが、日本の駐車場の画像をネット上に掲載したところ、他のユーザーから、「われわれも学ぶべきだ」との声が出たことを紹介した。
話題となった画像は、特に変わったところはない、普通の平面駐車場の様子を撮影したものなのだが、中国のネットユーザーたちは駐車枠が、一本線では無く「U字型」になっていることに注目したようだ。記事はU字の駐車枠について、「非常に人に優しい。車と車の間に空間ができることで、誰かにうっかり、車をぶつけられる心配も少なくなる。このようなデザインは中国ではとても珍しい、いや、ほとんどないと言っていいのではないだろうか」している。
その一方で、中国のネットユーザーからは、「U字枠は中国では、意味がない」との声も出ていることを紹介。その理由について「中国のドライバーのモラルは、日本とはかけ離れており、寛容さと礼儀に欠けている。そして、高級車の所有者は、大衆車の持ち主よりも偉いと思い込んでいる。だから、BMWやアウディを運転する人は、モラルが無いなどと広く言われてしまうのだ」とし、譲り合いの精神がなければ、U字の枠にして駐車スペースにゆとりを持たせても、結果は同じとの見解を示した。
記事は、「日本の駐車場と中国の駐車場には、どんな違いがあるのかもう一度考えてみよう。実のところ、日本人の方が秩序正しく駐車している、というだけに過ぎないのだ。私は親日ではないが、秩序正しく駐車するという点について、中国の多くのドライバーは本当にできていない。運転に気を使ったとしても、駐車には気が回らない。ドライバーの基本的なモラルは、広い目で見れば国民のモラルの表れなのである」と論じている。
これまでしばしば、土地の狭い日本で可能な限り多くの自動車を停めるべく、設置された立体駐車場やタワー型駐車場などが、中国のネット上で紹介されてきた。そこには、自動車所有台数の増加により、大都市において駐車場の問題が発生している、中国でも参考にすべきとの観点も含まれているのだが、どんなに優れた駐車場でも、使う人のレベルが低ければ、「宝の持ち腐れ」になってしまうのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2018-09-20 14:12
Posted at 2018/09/23 11:06:37 | |
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