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こんばんわ。

台風がまもなくこのあたりに再接近しますが、今日はクルマの話ではなく、かといって気象の話でもなく、数学的？物理的？なお話。





タイトルの数字。
どこまで暗記できるかチャレンジした方もいるのではないでしょうか？

円周率です。

私は10桁前後で限界でしたが、
その計算は現在も続けられていて、
10兆桁まで進んでいるそうです。



まったく想像できませんが……(ー_ー;)




で、その円周率。

『円周率 π=3とする』

と一時話題になりましたよね。

円に内接する正六角形が、その円と同じ面積になるじゃん？
って、話。



あれ、実際には今まで通りに、
『π=3.14』が概数として教えられてるのですが、
場合によっては『π=3』で計算してもよい、
とする指導要領が出たことに
マスコミがその『3』のみを誇張したものでした。

まぁ実際に教えられた側が、
どちらを覚えるかはその人次第かとは思いますが。












で、実は私、会社では生産技術やってまして、
設備のシリンダーの推力を求める際なんかに、
円周率遣うんですね。


で、ここでは先に書いたように一般的な概数『π=3.14』を使います。
まぁ厳密に最大推力だとか、限界荷重なんてものを求めるときには、もう少し細かい数字を当てることもありますが。




仕事柄、たまにそんな計算をしてたりしますが、
2年目の若い子に、ある設備のシリンダー推力を求めさせました。








ここでの正解は



『約500N』




なんですね。



これに対してその新人が出した答えは









『160πN』






( ・◇・)？



なぜ、『π』？？？




その理由を聞いて愕然としました。


円周率とは、延々と続く数字で、まだ計算途中のものだから、そこを『3.14』なんて乱暴に丸めた数字を使うのはよくない


のだそうで、πはそのまま残す、と教えられたようです。





荷重計算、推力計算してるのに、『π』残されても……。







ちなみに、平成一桁生まれの子。

同世代が全てそう教えられたか不明ですが、
少なくとも一人は確実にいますね、ウチに。






『3.14』 → 『3』

でも衝撃を受けましたが、
ここに来て、もう数字で表さないなんて考えが出てきました。




そりゃ、全て数字にする必要はないのかもしれませんが、その考えに、台風よろしく頭の中がぐるぐる回ってます……orz