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2023年11月26日 イイね!

法事をきっかけに日本の葬式仏教を考える

日曜に、祖父の23回忌、祖母の1周忌がありました。
退屈な時間ですが、お寺にある経本?を読むのが楽しみでもあります。
普段、仏教について考える機会は少ないし、お経を聴きながら「自分が死んだらどうしてもらおうか」と考えるわけです。
でも、私を含め「信じている宗教は無い」と堂々と言う人が多い日本は、世界ではとても珍しい国なのです。
海外では、信じている宗教がない=道徳心がないと思われるらしいです。
なんで日本の仏教って、こんなになっちゃったのかな~というのをザックリ考えてみたいと思います。

まず、お経がなぜ難解なのかを考えてみます。
釈迦(ゴータマ・シッダールタ)は悟りを開いた後、弟子達に色々と教えを授けたのですが、これがけっこう抽象的で、しかも相手によって内容がちょっとずつ変わってくる。これを対機説法といいます。

それを記憶した弟子たちは釈迦の死後に集まって、「私はこう教えを受けた」「私はこう聞いた」などと、それぞれの話をまとめて、なんとかこれを皆で記憶し後世に残そうとした。
これがお経のはじまり。
(世界には文字がない言語のほうが多かったし、文字の書ける人はほんの一握りだったから、皆歌うようにして覚えた。)

やがて仏教はインドからさまざまな地域へ広がっていく。
(さまざまな土着宗教との融合も進む。)
漢民族は文書にして残すのが大好きなので、中国のお坊さんがお経を苦労して母国語に訳す。
わからない部分は発音の似た漢字を充てる(音写)。
文書になったものは、やがて学問になる。

時代が移り、仏教は中国南部で最新の学問、哲学として隆盛を極める。
やがて日本に経典が伝わるが、そもそも外国語なので一部のインテリにしか読めない。
読めたとしても、仏教の知識やインドの言葉の知識がないと意味がわからない。
ギャーテーギャーテーやナムなどは音写なので、漢字に意味はない。
(しかもこの時代の漢字の読み、つまり発音は現代の音読みとは違うのでますます難解になる。)

仏教=僧が学ぶ専門的な学問となり、庶民は分かり易い仏像や仏画を崇めたり、意味のわからないお経を呪文として捉える。
教義でなく僧への個人崇拝が強くなる=クセの強い僧が宗派の祖になっていき、細かく分派する。

江戸時代になり、一向一揆で散々苦労した徳川幕府により檀家制度が出来る。
土地を自由に移動できない民衆は寺や宗派を選ぶことが出来なくなり、神道を中心とした土着信仰とますます深く結びつき、葬式やお盆などのイベント中心になっていく。

明治に入り、廃仏毀釈によって仏教の地位は大きく低下。
ますます人はお寺に行かなくなり、忙しい現代人はお経読んだり、座禅なんてしてる暇ないよ〜って感じですかね。

ちなみに、仏教に関するこうした知識をどれだけ深めても極楽には行けません(笑)
Posted at 2023/11/27 13:24:05 | コメント(1) | 日記
2023年11月25日 イイね!

ワイド化カプチーノの挙動

ワイド化カプチーノの挙動タイヤの前後異サイズ化をしてから少し走りましたので、覚書として感想を書き残します。

まず、ステアリングを切った際にかなり違和感が生じます。
狙ったラインよりタイヤ1本分、外にいるイメージです。

カプチーノの標準ホイールは前後5j+45。
これをフロントに6j+16、スペーサー20㎜を加えトータルオフセットは-4となります。
ホイールセンターが49㎜外に出ています。
仮想キングピン軸から離れたところでフロントホイールが大きく円弧を描きながら移動するため、違和感が出るのだと思います。
ステアリングを切っても外側フロントタイヤは逃げるように大きく動くからレスポンスが悪く、そこから切り足すと内に入りすぎてしまうという具合。

リアも思っていたより簡単に滑ります。
(落ち葉が多い季節なのも影響があると思いますが。)
現状のパワーにTW280とはいえ195幅のシバタイヤならバシッと安定するだろうと思っていましたが、普通に流れます。
幅が広すぎて、面圧が足りないのかもしれませんね。
せっかく曲がらない方向にセットしているのだから、もっとボトムで踏めるようにしたいですね。
車高調ではないので、小手先の変更しかできないですが。

ホイールサイズとオフセットを標準に戻して、サスアームを長く作り直せば理想的な動きになります。
(そこまでするならピボット位置も変更すべきでしょうが。)
長いロアアームは社外で複数出ているのですが、長いアッパーアームって無いんですよね。
(キャンバーを増やすためでしょう。)

いくら盆栽にすると言っても、やはり走りがイマイチではだめですからね。
Posted at 2023/11/25 18:02:58 | コメント(2) | 日記
2023年11月23日 イイね!

友人とドライブへ

友人とドライブへアルピナB3に乗っている友人と、山道ドライブへ行ってきました。
こんな高級セダンをシャコタンにしてしまうところが彼らしい。
KWの車高調は素晴らしくノーズが軽く入り、レカロRMSのサポートは横Gを感じさせない。
クイックシフターはショートストロークを通り越し、カチカチとまるでスイッチのよう。
エンジンは3.3リッターとは思えないほど軽く吹けるし、とにかくクルマがスイスイと軽く動くことに感激。

でも、彼はもうすぐそのクルマを手放すという。

クルマはただの移動手段だとは思わない。
だが同時に、クルマが生活の中心になるような人生を送りたいとも思わない。
人生のその時その時に合った1台を大切にできればいい。
でも、本当に最後まで大切にできる人がどれだけいるだろうか。
クルマへの愛情とは結局、どれだけ金を注ぎ込んだか、手間をかけたかだ。
彼は当たり前のことをきちんとやっている。
そのうえで理想を追っている。
このB3こそ、愛車だ。
Posted at 2023/11/23 21:52:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年11月12日 イイね!

走行会に参加

本日は美浜サーキットで開催された走行会に参加してきました。
私の基準タイムから、今回は中級者クラスにエントリー。
美浜のインターを降りてから、現地で給油。
6スティント、タンクがほぼ空になるまで走りまくりました(走行距離約120km、燃費は約5km/ L)

1スティント目
今回はネット受付した画面を受付で提示し、発券してもらうスタイルに変更。
おかげで朝イチは受付が大渋滞し、空気圧を調整する時間無し。
荷物を降ろし、減衰調整のみ行って、急いでスタート。
気温が低い(といっても美浜なので13℃)ためパワー感はあるが、タイヤがグリップしない。
(恐らく、ブロックが斜めに減ったタイヤを裏組みしたため、コーナリング中の接地面積が減ったのではないかと思う。)
台数も多く、50秒台に入れるのがやっとの状態。

2スティント目
間隔が20分しかないため、空気圧を調整する。
温間で前後2.3だったのを、前を低く、後を高く調整。
ここで、これまでのベストタイムから0.05秒差までもってこられた。
まだフロントタイヤにグリップが足らない。

3スティント目
フロントの減衰を1段落とし、リアの空気圧を上げたが、これが大失敗。
台数が多く走行ラインが交錯し、フェニックス出口で姿勢を乱してコースアウトした。
前方を走る車が目の前でスピンするなど、思うように走れずリズムも狂って、50秒台に一度も入らなかった。

4スティント目
フロントの減衰は前の設定に戻し、リアの空気圧を下げた。
ところが今度はVSCがうまく解除できず、まともに走らず緊急ピットイン。
今回も目の前を走る車がスピンし、お見合いに。
最後のラップでなんとか51秒を切った。

5スティント目
フロントの空気圧を下げ、リアを上げた。
気温が上がってきたからか、朝のようなパワー感は無い。
2コーナー入口はリアが軽く滑った状態から小さくターンインする、自分の走り方がようやくできるようになる。

6スティント目
セッティングは決まり、しかも奇跡のオールクリアが何周も取れる。
タンクも軽くなり、2周目で最速ラップを更新。
ドグミッション搭載のミニやGR86に追いかけられることで良い刺激を受け、そこからさらに更新して50.145が出た。
ガス欠症状が出て、その後はややペースを落として終了。

これまでのベストタイムを約0.2秒更新できましたが、どうしても50秒の壁が越えられない…。
ガソリンもだが、タイヤもめちゃくちゃ減りました。
先にシバタイヤの寿命が尽きるかもしれません。

※ベストタイムが誤っていたため訂正11/13
Posted at 2023/11/12 21:47:33 | コメント(1) | 日記
2023年11月10日 イイね!

「自動車会社が消える日」

前回の「EVショック」に続き、図書館で借りてきた。

井上久男 著 「自動車会社が消える日」
2017年の本のため少々情報が古い。
コロナショックや半導体不足による生産遅延、カルロス・ゴーンの逃亡事件などが起きる以前の話のため、そこを踏まえて読む必要がある。
逆にこの数年でここまで状況が変わったのかと驚く。

第一章「クルマのスマホ化」や、第五章VWについての第一項「クルマを造る必要があるのか?」は、かねてからの私の考えを補強する内容だった。

筆者は長年トヨタを取材してきたとあって、トヨタへの評価はやや厳しい。
豊田章男前社長は「クルマ好き」にとっては評判が良かったが、側近をお友達で固めるなど組織が内向き化していると指摘。
これは私個人の意見だが、「トヨタイムズ」には戦時中のプロパガンダのような異様な雰囲気を感じる。

日産、マツダに対する筆者の評価はかなり良い。
だが、その見通しは甘かったようだ。
まさかこの本が出版された翌年にカルロス・ゴーンがあのような事件を引き起こすとは誰も予想していなかっただろう。

また、本書では日産のEVバッテリー製造部門であったAESC(オートモーティブ エナジー サプライ)を中国ファンドに売却したことを英断だったと書いている。
しかし現時点では、先に紹介した「EVショック」にて高橋氏が述べたように、大多数の人がこれは大きな誤りだったと考えるだろう。
現在、日産をEVのトップランナーだと思っている人はいないと思う。

内燃機関として画期的なスカイアクティブエンジンが大成功を納め、2017年時点では好調だったマツダ。
技術で復活したマツダがその真打ちとして登場させたスカイアクティブXで、よもや失敗するとも思っていなかったと思う。

ガソリンエンジンを搭載した、おおよそまともな自動車の歴史は100年少々しかない。
にも関わらず「100年に一度の大変革」などと云われている。
50年に一度の大災害も、しばしば起こっている。
たった20年後の世界を、それでも誰が正確に予想できるだろうか?
自動車会社がこれからも産業界の頂点で居続けられると考えるほうが不自然なことだろう。
アップルが自動車をデザイン、ボッシュのようなメガサプライヤーから部品を買わせていただき、賃金の安い日本で組立て世界へ輸出することになるかもしれない。
Posted at 2023/11/11 00:11:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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ナット外した状態で、思い切り蹴ってみましたか?それでも外れない時は、角材でタイヤをぶん殴ると外れますよ。」
何シテル?   05/08 22:44
走らせるより、眺めたり弄ったりする方が好きです。 文系脳ですが、エンジン、シャシー、空力、何でも興味あります。 ガソリンエンジン+MTの組合せが残っている間...
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