海のクレイドル　2巻

マンガです。

海で消息を絶った旦那さまを探すために、彼の息子を連れ去って船に乗り込んだオンナのコのムチャバナシの2巻です。
10月9日発売でした。

ほとんど無計画にコドモも誘拐同然に連れてきてアメリカ行きの船に忍び込んでの続きです。
いちおう、船で働くコトを条件にアメリカまで連れていってもらえるコトにはなったモノの、船旅の定石として、機関にトラブルがあったりナゾの船長がいたり嵐に遭ったりします。
さらに、旦那さまとの出会いやらメイドに雇われてからのコトやらも描かれていて、ちょっと事情がわかってきました。

過去が明らかになったコトで、ハナシにふくらみが出てきて面白くなってきました。
まあ、いろいろ都合がイイんですけど、そうでないとハナシが続いていかないし、マンガ的には納得かな～？って感じでしょうか。
貧民街の娘をメイドに雇う～ってのは、金持ちの気まぐれか、エッチ狙いくらいしか思えないんですけど、このハナシでは、旦那さま、そうとうイイヒトみたいですね。

ナゾの船長も、ナンか裏がありそうで、この先にさらに事件が起きそうで、そのあたりも面白くなってきました。
オンナであるコトを隠している モニカ も、ナンかソレがバレたっぽくて、ますますハナシが広がっていきそうな予感もします。

オビにあるように、新人作家さんのデビュー作らしいので、そう思って読むとかなりの力作だと思います。
まあ、そんなコト考えなくても、産業革命時代のイギリスとか、密航した船の中とか、劇的な舞台で劇的なオハナシなので、ふつうに読んで、かなり楽しめるマンガだと思います。