きみと、波にのれたら

土曜日、「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」を観たあとに続けて観たのがコレです。

「夜明け告げるルーのうた」、「夜は短し歩けよ乙女」の湯浅政明監督の新作で、今朝のニュースによると上海国際映画祭で金爵賞 最優秀アニメーション賞を受賞した作品です。

大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。
サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。
ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港（みなと）と出会い、二人は恋に落ちる。
お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は海の事故で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れる。
～っとHPにあらすじがあります。

死んだ彼氏がある歌を歌うと水の中に現れる～ってゆうオハナシです。
べつにオカルトじゃありません。
が、オカルトかもしれません。

水の中の 港 の姿は ひな子 にしか見えないので周りからは水に話しかけたりしてるヤバいヒトに見られたりして。

ソレだけじゃあホントにタダのヘンなオハナシで終わっちゃうので、当然イロイロあります。
ネタバレになるので書けませんけど。

単純な絶望からの再生ってのとは違います。

まあ、あり得ないコトが起こるファンタジーなんですけど、なかなかに感動もするし恋愛要素も散りばめられているし爽やかなトコもあるしミドコロ満載で満足度は高いです。

ナニゲにAKB出身の川栄李奈さんの声優っぷりが良くて、このヒトも声優でもイケるな～っと感心したのでした。

絵柄も爽やかでイイし、上海の映画祭でアニメ部門の最優秀賞を受賞したってのも納得かなって感じです。

昨日の「青春ブタ野郎は～」もとっても面白くてオススメ度は高いんですけど、1本の映画として考えると、コチラのほうがコレ1本で完結しているし予備知識ナシで楽しめるしオススメかもしれません。

ドチラか1本を観るならば、原作読んでるとかテレビシリーズを見てるヒトなら「青春ブタ野郎は～」で、そうでないヒトはコチラがオススメって感じでしょうか。

まあ、ドッチもとても面白いんですけど。