ぽにゃのブログ一覧

マンガです。

昨日のブログに書いた「エンジェル・トランペット」の作者さんの作品で、4巻とおなじく2月10日発売でした。

今、描かなければならない、未来へ残さなければならないメッセージ。
と、オビにあります。
「エンジェル・トランペット」も、震災～原発事故を暗喩している～っと、昨日のブログに書いたんですが、コレはまさに原発事故があったから、描かれた作品なんだと思います。
3本の短編集です。

第二次世界大戦末期の福島を舞台に、悲しくも不思議な物語り「桜ノ木ノ下デ」は、ちょっと原発事故との絡みがキビシイ感じもするんですが、忠誠を誓ったマスターに置き去りにされた者たちの生き延びるための日々を描いたファンタジー「風ガ来タ午後」や、未来の世界で、自転車で父のたどった道を旅する少年が迷い込んだ地図に載っていない村での出来事を描いた「海ヘト続ク地図ニ無イ道」などは、まさに原発事故後のコトを描いていると言える内容で、とても身につまされます。
ファンタジーのカタチになっていますけど、いまも、コレからも、福島で起きていても起こってもおかしくないようなコトです。

まあ、ムツカシク考えないでマンガとして読んでも面白いし、今を生きる日本人として、読んでもイイんじゃないかな？っと思える、そんなマンガです。