
マンガです。
以前ブログに書いた美容整形の行き過ぎた世界を描いた「ビューティフルピープル・パーフェクトワールド」の作者さんの初単行本の復刊です。
モトは2002年発売だったそうですが、復刊は今年の3月14日発売でした。
200X年、政府は離婚率の低下、出生率の増加を狙っていわゆる「惚れ薬」ラブホルモンを医薬品として認可する。
本来、夫婦にしか処方されないこのクスリを、ドコからか入手して、ソレによってネット売春でカラダだけでなくココロも売る少女 あさぎ。
そんな彼女に恋をしてしまった少年 達也 は、彼女を愛のチカラで更正させようとするが~みたいなハナシです。
コレはなかなか深いハナシでした。
内容が内容なだけに、エッチなシーンとかも出てくるんですけど、ソレはソレとして、オビにもあるように、ヒトはナゼ、愛を欲しがるのか~っとゆう、単純な欲求のようで、実はよくわからない感情をテーマに描かれています。
もちろん、この1冊のマンガだけでそんなテーマが解決されるワケはないんですけど、あまり深く考えもしなかったコトを考えさせられる、そんなきっかけにはなりました。
ヒトを好きになって、相手に好かれたくて~っとゆう、わりと当たり前な気持ちが伝わらないとき、こんなクスリがあったら使うのか?
使って相手にじぶんを好きにならせても、ソレはホンモノの愛なのか?っとか、マジメに考えると赤面モノなコトをけっこう考えちゃいました。
まあ、汚れてしまったいまのじぶんなら、そんなコト考えるまでもなく、クスリを使ってでも相手に好かれたい~って思っちゃうんでしょうけど。
モトがちょっとムカシのマンガなので、内容的にも古かったり、作者さんの初コミックスってコトで、若さを感じるトコがあったりもしますけど、ああ、こゆコト描く作者さんだから、「ビューティフルピープル・パーフェクトワールド」みたいなハナシも考えつくんだな~って、納得しちゃったのは確かでした。
エッチなトコとかもあるので、ダレにでもオススメとは言えませんけど、興味のある方は読んでみてもイイかと思いました。
Posted at 2014/04/12 21:28:56 | |
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