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マンガです。

架空の岩手の新聞社で27歳の女性記者が奮闘しながら地元を紹介するオハナシの番外編2冊です。

元々は岩手のコトを楽しく紹介するようなマンガで、ナゾのドイツ人留学生とかけっこう笑いの要素があって最終回を迎えたんですが、あの震災で、岩手の今を伝える作品として不定期に発表されていた「明日へ」と1～3巻からの「ベストセレクション」です。

「ベストセレクション」は、まあ、イイとして、「明日へ」の方ですね。
瓦礫の中から見つかった写真をキレイにして持ち主や関係者に返すボランティアのコトや大被害から復興した大船渡の恋し浜ホタテデッキや遠野の畑ワサビ栽培やエフエム岩手釜石支局や津波被害を逃れて震災4日後の3月15日には店を開いた大船渡の本屋さんのコトなどが描かれています。

震災の影響と言ったらどうなのかわかりませんが、終わったマンガを再開させてしまうんですね。
で、方向性はソレまでとまったく違うんですけど同じスタンスで岩手を伝えるとゆう。
あれだけの災害があったんだから変化も当然ですし、正しいと思います。
で、読んでてかなり涙がこみ上げてきます。
当初の楽しく地方を伝えるのも大事ですが、あの震災後、こういったカタチで現地のイマを伝えるってのはとても意味のあるコトだと思います。
震災のコトは未来のためにも絶対に風化させたらいけないと思うので、どんなカタチでも伝え続けるコトは大事だと思うので。

そゆコトも含めて、多くのヒトに読んで欲しいマンガだと思います。