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マンガです。

明治か大正時代、妻を亡くした薬売りが幼いコを連れて全国を行商して歩くオハナシの6巻です。
11月10日発売でした。

今巻では前巻の トラ吉 が亡き妻 シオリ の父 フナド と再会したシーンから シオリ と トラ吉 が夫婦になるまでの馴れ初めの回想があったり回想から戻って フナド が トラ吉 に再婚を勧めたりします。
シロウ の成長と共に、学校にやらないととか考えると、今までのように一緒に旅に連れて歩くワケにはいかないのも確かなので悩む トラ吉 です。
お盆で帰省した際に姉 タツミ に相談しようとするも、タツミ は妊娠中でつわりが酷くてソレどころでなく～っで、タツミ と トラ吉 の幼い頃の回想になったりします。

シロウ と トラ吉 父子の成長物語りかと思っていたら、ソレ以前のオハナシがけっこう深いんですね。
時代もあって、貧しい家でコドモが育つってのは大変なコトで。
マジメな人間ほど抱え込んでじぶんを縛っちゃうんだな～っとか、イマドキにも通じるコトも考えさせられました。

シロウ は順調に成長して友達も出来て、ソレは微笑ましいですが、ソレだけではないオハナシってコトです。

ホンワカした絵柄で描かれるこの世界がなかなかに心地良くてソコに人情が乗ってるので楽しくも入り込んで読んじゃいます。
ハデさはまったくないですが、面白いマンガです。
興味のある方はぜひ～って感じですね。