
昨日、「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」を観たあとに続けて観たのがコレです。
類稀なる音痴ながら、ニューヨークのカーネギーホールでコンサートを開き、現在でもアーカイブのイチバン人気となっているオンナのヒトのオハナシです。
ニューヨーク社交界のトップで華やかな生活を送るフローレンス・フォスター・ジェンキンス。
彼女はソプラノ歌手になる夢を追い続けていたが歌唱力に致命的な欠陥があった。
夫のシンクレアは愛する妻に夢を見続けさせるためにマスコミを買収し、信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開催して彼女のために立ち回っていたが、ある日、フローレンスが世界的権威のあるカーネギーホールで歌うと言い出して~っみたいなハナシです。
コレはとっても面白かったです。
音痴な病弱な妻の夢を叶えるために奔走する~って、オハナシとしてはありがちな感じもしますけど、ソレが実話となると重みが違いますね。
ナニしろ、あのメリル・ストリープが音痴に歌ってるんです。
じぶんが音痴とゆう自覚なしに。
で、みんな喝采するからますますじぶんが音痴だなんて思いもしなくなっていく~っと。
でもその裏では夫のヒュー・グラントが奔走してる、と。
ソレだけで笑いと感動の要素はかなりのモンです。
でも、裏工作の効かない大舞台でのコンサートでソレまで繕ってきたモノがすべて破けてしまい~ってトコからが感動と笑いのピークなんですね。
ま~あ、こんなハナシが現実にあったってのがスゴイです。
覚めた見かたをしたら、社交界のトップに立つほどの経済力がある=お金持ちだからこそ出来た~ってのは間違いないんですけど、ソレだけではない、熱量があったからこそ、現在に至ってもアーカイブの人気トップであるんでしょうね。
じぶんは別段メリル・ストリープのファンでもないですが、この映画はホントに良かったです。
お金のチカラで真実をねじ伏せて作った世界のオハナシですが、ソコに入っているキモチにウソがなければソレは真実になる~ってゆう。
重なりますけど、お金持ちだからこそ出来たオハナシです。
ソコに嫌悪感を感じるヒトにはオススメできないかもしれません。
が、オハナシとしてはとても楽しめました。
そゆのがわかって楽しめるならばかなるオススメ度の高い映画だと思いました。
Posted at 2016/12/02 20:17:12 | |
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