
今日は日曜日で人混みがイヤなのでホントは行きたくなかったんですが、観たい映画がドンドン始まって追い付かなくなるので仕方なく先週同様ヒトリで朝イチで映画観に行きました。
大平洋戦争中に日本軍に徴兵され、生き延びたモノの片腕を失った父を中心にした在日韓国人家族の1970年前後の激動の日々を描いたオハナシです。
1970年、万国博覧会が開催され高度経済成長真っただ中の日本で、取り残されたかのようにバラック街で暮らす在日韓国人たち。
その一角の焼肉店「焼肉ドラゴン」で亭主 龍吉 と妻 英順、静花、梨花、美花 の三姉妹に末っ子の長男 時生 は暮らしていた。
故郷はすでに無く、戦争で左腕を無くしソレでも「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる」とゆう 龍吉 の店は 静花 の幼馴染み 哲男 とその仲間たち常連客でいつも賑やかだったが~っみたいなハナシです。
コレはなかなか面白かったです。
在日韓国人のオハナシ~ってゆうと、イマの日韓関係もあって敬遠したり嫌悪感を持つヒトもいるかもですけど、そゆのは関係なく、映画として見ていただきたいトコロですね。
歴史的に日本軍がふつうに生活していた韓国人を無理やり兵隊にして戦地に送り出したり工場で働かせたり、ソレによって在日韓国人がいるってのは事実だし、ソコは認めないと~っと思うので。
で、二世とか韓国籍でありながら日本語を話し、韓国語はまったく話せないヒトたちがイッパイいるんですね。
韓国に帰るコトも出来ず、日本にいても差別を受けたり経済成長の恩恵も受けられずにいるとゆう。
そんな家族のオハナシなので、笑いの要素はけっこう散りばめられているんですけど、決して楽しい内容ではないです。
家族の中でも波乱があって、なかなかにシリアスなんですけど、大泉洋さん が出てるだけあって、重いだけではないのがイイです。
男女の倫理感とゆうか、イザコザのあった人間同士でも一緒にいられるとか、そのあたりの感覚はじぶんには理解できなかったですが、現在にも通じるいろんな問題を描いてたり、深い映画でした。
じぶん的には 真木よう子さん や 井上真央さん がとても良かったです。
父親役の キム・サンホさん とゆう役者さんも、静かな演技がスバラシかったです。
「万引き家族」ほど話題になってないみたいですけど、家族を描いていろんな問題を描いている、イイ映画だと思いました。
Posted at 2018/07/01 21:35:19 | |
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