
昨日、「トロールズ ミュージック★パワー」を観たあとに続けて観たのがコレです。
2017年の第89回アカデミー賞で作品賞を受賞した「ムーンライト」を制作した映画スタジオ「A24」の最新作です。
NYに暮らすビリーと家族は、ガンで余命3ヶ月と宣告された祖母ナイナイに最後に会うために中国へ帰郷する。
家族は、病のことを本人に悟られないように、集まる口実として、いとこの結婚式をでっちあげる。ちゃんと真実を伝えるべきだと訴えるビリーと、悲しませたくないと反対する家族。
葛藤の中で過ごす数日間、うまくいかない人生に悩んでいたビリーは、逆にナイナイから生きる力を受け取っていく。
~っとHPにあらすじがあります。
いわゆる家族映画ですね。
ソコに、東洋(中国)と西洋(アメリカ)の余命の告知に対する考え方の違いを絡めて葛藤するヒトとかを描いています。
日本では告知する方向に向かってると思うんですけど、家によって、ヒトによってまちまちなのかもしれませんね。
アメリカでは隠すコトが法律違反とのコトで、望むと望まぬとに関わらず告知するんでしょうか。
ソレもまたどうかとは思うんですけど。
中国では劇中のセリフで末期ガンと知った患者はガンで死ぬのではなく恐怖に殺される~っとゆうコトバがあるそうで、ソレもまたわからなくもないかな~っと。
ナニしろ、ムツカシイテーマなんですが、クスっと笑っちゃうような描き方で悲壮感があまりないのがイイです。
監督の家族に起きた事実をモトに作られたハナシってのも、説得力を持たせてますし。
結婚するいとこの相手役が中国で活動している日本人女優さんだそうで、そのアタリもミドコロかと思いました。
ハデなトコロはないですけど、チョット考えさせられるホームドラマとして、なかなかに面白いと思いました。
興味のあるヒトはぜひご覧になっていただきたいと思える映画でした。
Posted at 2020/10/04 20:43:58 | |
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