
昨日、「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」を観たあとに続けて観たのがコレです。
いろんな意味で話題になった市川海老蔵主演の時代劇です。
江戸時代初期、徳川治世によって、平和の世が続き出していたころ、関ヶ原で西軍に与していた諸国はさまざまなカタチでお家取りつぶし等の処分が行われ、シゴトもなく日々の生活もままならない浪人たちのあいだで「狂言切腹」が流行りだした。
大名家の庭先で切腹をさせてくれと懇願し、面倒を恐れる大名家から金銭や、あわよくば職をもらおうとする、ゆすりのようなモノであった。
ある日、武勇で知られた名門 井伊家に、切腹を願い出た浪人(市川海老蔵)がいた。
殿が江戸に出仕中であり、応対にあたった家老(役所広司)は浪人に数か月前にあった、狂言切腹の顛末を語る。
数か月前に井伊家を訪れた若い浪人(瑛太)は生活に困窮し、刀までも売りさばき、竹光を腰に切腹を願い出たが、狂言切腹に屈したとあっては、名門 井伊家の名にキズがつくと、狂言切腹を狂言ではなくさせた出来事を。
井伊家では狂言切腹は認めないので、帰るならばいまのうちにおとなしく帰れとゆう家老に、浪人は真実を語りだすが~って感じのハナシです。
長いですね。
コレは、ムカシ(1962年)に制作された、仲代達矢主演の「切腹」のリメイクですね。
じぶんは20年くらい前にレンタルで観たんですけど、内容はほぼ同じでした。
平和な世での武士道の建前論のくだらなさを皮肉り、困窮した浪人たちとその家族の生活を描いたハナシです。
コレは、映画としては面白かったです。
ハナシは日本人にはよくわかるし、映像もいいし、殺陣もなかなかいいです。
でも、ムカシの「切腹」と比べて見ると、甘くなったとゆうか、マイルドになってますね~
最後の最後での、武士道への皮肉りのキメセリフもなかったし。
でも、ふつうに時代劇としても、人間ドラマとしてもじゅうぶん面白いと思いました。
いろいろあった市川海老蔵さんも、なかなかよかったです。
ま、瑛太の義理の父とゆうのは年齢的にムリがあるよな気はしましたけど...
とりあえず、観て後悔はしない映画だと思います。
Posted at 2011/10/20 23:09:30 | |
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