ラジエーター交換
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
KoyoのType-Z(オールアルミ53mm)です。
純正もコアはアルミですが、25mmしかないので、冷却能力が足らないかも?と思って交換を決意しました。
特に必要な工具は、ウォーターポンププライヤです。これがないと太いホースのクリップを挟むのに苦労します。
LLCも8リットルぐらい買っておきましょう。
まずは、軽くジャッキアップ(前輪が数cm浮く程度で可)。
2
次に、今入っているLLC(ロングライフクーラント)を抜きます。
アンダーカバーは外さなくても抜けると思いますが、アンダーカバーも細工したかったので外しました(ボルト6本といくつかのファスナ(樹脂製の丸いクリップ)で止まっています)
その次に、サーモスタットカバーに付いているLLC注入口のキャップを外して、ラジエータ下のドレンプラグ(樹脂で十字が切ってあるおへそみたいな丸いネジ)を外すと、勢いよくLLCが流れ出てくるので、バケツ等で受けて下さい。
ちなみにLLCは劇薬ですので、処理はガソリンスタンドとかに頼みましょう。(その辺に流してはダメです)
3
整備書では、ラジエータを下から抜けと書いてありますが、その場合はエアコンのコンデンサを取り外す必要があり、クーラの冷媒が抜けてしまいます。それに、スタビライザも外す必要がありとても面倒なので、今回は上から抜きました(少しだけ難点がありますが、不可能ではありません)。
下記の物をどんどん外します。
①フレッシュ・エア・ダクト
②エア・クリーナ
③バッテリ一式
⑤リレーボックス
外す部品が多いので、どこのネジかわかるように小分けしてメモっておくと、復元するときに迷わずに済みます。
4
インタークーラも外します。
図中、赤色のファスナは、再使用しないことを前提に設計されているようなので(外すときに割れる可能性大です)、新品をディーラで買って用意しておきましょう。
4型FDの場合、ファスナー(品番: BR70-68-865)6個で816円でした(時価)。
5
次がちょっとだけ難関です。
緑で囲った部品を外さないとラジエータが取れないのですが、この部品はエアコンのタンク(丸いの)に抱きついています。
エアコンの配管をできるだけそっと曲げながら、この部品をうまく引き抜きましょう。
(エアコンの配管に無理な力をかけると破損して冷媒が洩れてしまうかもしれませんので要注意)
6
ラジエータwithファンの全体が見えるようになりました。
ファンにつながっているコネクタ(カプラ)を外して、ラジエータwithファンを車体に留めているボルト2箇所(車両手前、上の方)を外せば、上から抜けます。
この際も、エアコンの配管に気をつけましょう。
7
抜くと、こんな状態です。
写真に写ってるのは、エアコンのコンデンサです(ラジエータじゃないですよ、ちなみに)
この際ですから、水道ホースを色んな水路に突っ込んで、ジャバジャバ洗浄しちゃいましょう(ターボやインマニにつながるエアの通り道には厳禁ですので気をつけて)。
ファンASSYとラジエータを車両に止めるステーを新ラジエータに移植したら、後は逆の手順で組付けていくだけです。
ラジエータが分厚くなった分、コンデンサのブラケットや元々のラジエータブラケット(車体下側)と干渉するかもしれませんが、ワッシャでオフセットさせるとか、ちょっとだけ曲げ加工するとか工夫しましょう。
それから、ファンのコネクタも忘れずにつなぎましょう(忘れると後で泣くことになります: 色んな部品を脱着し直しです)。ボルトも締め忘れのないように(たくさんありますから)。
最後に、注水口(サーモスタットカバーの上)からLLCを目一杯入れて、エンジン回して、また入れるを繰り返してください(熱いときは蓋を開けないように: 火傷します)。
エアが残ってると、冷えが悪いので、数日間はしつこいぐらいLLCを足してエアを追い出してください。
8
純正品と比べると、こんなに厚みが違います。
純正品: 25mm
Type-Z: 53mm
乾燥状態で、純正の方が2kgぐらい軽いです。
Type-ZはLLCが純正よりたくさん入るので、更に重くなるはずです。
フロントが重くなるのはイマイチですが、冷却能力に期待してみましょう。
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