プーリー周辺の点検

いよいよ稼働し始めたレッツくんですが，あまりに速度が伸びないので，一度駆動系を見てみることにしました。
なお，心配でしたので，既に●ハイスピードプーリー(激安品)●アラミド強化Ｖベルト●ウェイトローラー，の三つは発注済，まだ届いていませんが。今回はあくまで現状の確認を目的としました。

さて，この画像は，今回の作業のラストに撮影したものです。
つまり，これ以上はできなかったということであり，要するに難航したんです。たったここまで来るのに。

まず，セピアと違って駆動ケース上にエアクリーナーボックスがあるので，これを外すべきかどうか悩みました。結局外す必要はなかったんですが，これも勉強のうち。
次に，駆動ケースはプラカバーに守られており，これが金属ケースのみのセピアと大きく違います。外すのは苦労しませんが，中に金属のハーフケースがあり，キックペダル関係をガッチリ取り付ける土台となっています。
これがなかなか外れず，ボルトをすべて外したのに取れてこないという異常ぶりにあれこれ試しました。結局ハンマーで衝撃を与えた結果，ケースの一部が割れたうえで外れる，という結末に。
セピアと違ってプラケースの内側にまで外気が自在に入るので，コストダウンでもあり冷却性能アップでもあり，そして外気にさらされた鉄部品が腐食するという結果も招いているわけです。
この２つの部品も，サビがかなりあったので，ステンレスたわしでこすってここまで落としました。

画像の順がバラバラで恐縮ですが，金属のハーフケースの状態がよくわかります。セピアはこれがすべて金属ケースで駆動系を覆い，さらにパッキンで密封するため，内部は腐食しにくい代わりに熱に弱くなります。

それにしても，プーリーが外れません。もうこれ以上外すねじもないのに，単に手でつかんで引けば抜けてくるのに，抜けません。レッツ系ではよくあることのようです。

とりあえず確認したのは，もうプーリーが段付きになるほど摩耗しており，要交換であること。ベルトも摩耗して幅が狭くなっており，しかもヒビも見られたことから要交換。おそらくウェイトローラーも無交換ではすまされないでしょう。というわけで発注した部品はすべて使いそうです。
次週に作業をする予定です。それにしてもどうやってプーリーを抜こうか検討中です。