Nico 6のブログ一覧

本日、サスペンションリフレッシュで予定していた部品の交換作業が終了したため、車を引き取ってきました。

ただし、まだ完成ではありません。

テストしてみて、調整をしてみたい箇所が1つだけあり、明日、作業を行った購入元のディーラー整備工場に相談する予定です。

とりあえず、作業風景の写真をいただいているので、面白そうなものを掲載したいと思います。
皆様の参考になれば幸いです。


フロントショックを分解し、ダンパーをビルシュタイン製に交換。
ロアアーム(ニスモブッシュに打ち換え済)とテンションロッドも交換します。


フロントのダンパーはカートリッジ式なので、スピンドルに差し込まれているだけです。
多くの場合、車高調を製作する場合は、スピンドル部分を取り外して製作元へ送る形になります。


交換前のカヤバ製NEW-SR Specialとエナペタル製ビルシュタインの比較です。
倒立式モノチューブアブソーバーのロッドの太さが際立ちます。

続いてリヤです。



このように組付けていきます。


リヤ側のアーム3本もブッシュをニスモ製に打ち換えたものに交換しました。


スタビライザーブッシュも勿論交換します。


アライメントの測定と調整。

このサービス工場は、GT-R取扱のハイパフォーマンスセンター指定工場です。
R35だけでなく、R32 ～R34もかなりの台数が入庫していますし、Z33、Z34のNISMOも目立ちます。
高度なチューニングなどのメニューは用意されていませんが、長年乗り続けているオーナーが多く、車検や定期点検時にかなり大掛かりな整備をしているクルマが多いです。

次回は後編で、調整後の状況も含めてご報告します。

サスペンションリフレッシュ計画がついに動き出しました。

走行距離130,505kmで、ショックアブソーバーとサスペンションリンクブッシュの交換を行います。


こちらが、フロント用ショックアブソーバー


そして、こちらはリヤ用のショックアブソーバー

日本におけるビルシュタインサービスセンターに認定されているエナペタルにオーダーしたワンオフのモノチューブアブソーバーで、現在のスプリングとタイヤサイズに合わせてオーダーしたものです。
エナペタル製ビルシュタインの特徴は、ドイツから届いた部品を品質検査をしたうえで、1本1本手作業で組み上げること。
価格はY32グロリア用で、156,000円です。


フロント用の消耗品のうち主なもの。なお、写真に写っているダストブーツは、ダンパーに付属しているため使用しません。
理由としては、フロント用ダンパーは倒立式のため、ロッドの太さが変わるため純正品をそのまま転用することにはならないためです。アッパーマウントは純正品をそのまま利用します。


こちらが、リヤ用の消耗品のうち主なもの。フロントとは違い、リヤは純正のダストブーツを使用します。


フロントサスペンションのロアアーム(トランスバースリンク)です。ブッシュをニスモ製に打ち換えています。

これに加え、ボルト・ナット等の雑多なパーツもありますが、替えられる部分はこの機会に交換してしまうこととしました。
部品価格については、ストックとして持っていた期間もあるため、ザックリとしたところでいくと、約40,000円となります。



こちらは、リヤ用のサスペンションリンク。こちらもブッシュをニスモ製に打ち換えています。

本来、PBY32グロリア用のニスモ製ブッシュの設定はありませんが、調べたところ、他車種用のブッシュが流用できることがわかりました。(ブッシュには、日産の部品番号とは違う製品コードが打ってあり、ニスモ製も同じラインで材質を変えて製造しているため、同じ製品コードであれば問題なく装着可能です。)
ニスモ製ブッシュ部品代20,606円

作業は、購入元の日産プリンス神奈川のサービス工場に依頼。
前後サスペンション関係の作業一式、防錆塗装、アライメント測定調整を合わせた作業工賃は、82,373円

単純計算で約300,000円ということになります。
高いのか、安いのかはそれぞれの価値基準によるところが大きいですが、純正部品の供給状況を考えると、今後は欠品が出る可能性がある(一部の部品は追加生産の計画はなく、現品限りとなることが決まっています)ほか、値上がりすることも考えると、検討している方は、早めに実施したほうが良いかと思います。

次回は、作業の様子をご紹介したいと思います。