
エアサスが逝き大きな出費があった、はるかえパパですが追い打ちをかける様に急遽エンジンマウントを交換する事となってしまいました。
仕事も忙しく元気がない日々でしたが、エンジンマウント交換をしてちょっとだけ元気が出ました。
さてエアサスに引き続き、急にエンジンマウント交換に至った経緯ですが、、、
前々から走行距離的にエンジンマウントの劣化が気になっていました。(現在68,000km)
日々の整備の中でエンジンが下がっていてスタビライザーと微妙に接触していることも把握していました。
80,000km位ででマウントは交換かな~っと計画していたのですが、先日エンジンマウントの劣化を確認するテストをおこない、現状既に逝っちゃっていることが判りましたので緊急交換しました。
そのテスト方法はいたって簡単です。
①エンジン始動
②サイドブレーキを強くかける
③Dへシフト
④左足でブレーキを強く踏む
⑤右足でアクセルを徐々に踏む(上限は2000rpm程度)
⑥同様にRでもおこないます
※車両前後に物がないところで十分に安全に注意して下さい。
ボンネットを開けていればエンジンの様子は運転席からも観察できます。
・合格: アクセルを踏んだ時に数㎜エンジンがねじれる程度
・不合格:エンジンが2-5cm「ガッコン」って片側持ち上がる。
正常な「ねじれ」と異常な「持ち上がり」とは見て違いが判るはずです。
「You tube」で私と同様なテストをおこなっている方がいますのでご紹介します↓
このテストの結果、
エンジンマウントが明らかに分離していると判断できたのでDIYでの交換をしました。
走行中にエンジンがグラグラ踊っていると言うことですからね。。。
交換作業詳細は整備手帳ご参照ください。
※作業は下敷きになる等、危険を伴いますので十分にご注意を!
◎DIY交換のポイントと苦労したところ
①エンジンマウント上部ボルトを緩めるのが鬼門

自作SSTを使用してエンジン上からアクセスしボルトを緩めます。
このSSTは「チュイーン、、、ビビビビビィー、、、ボーォ、、、グニャ」っとすれば簡単に製作できます。

他にも緩める方法があるようですがこれが一番楽と判断しました。
結果、マウント上部ボルトを簡単に緩めることが出来ました。
②フロントパイプ及び触媒おろし
エンジンマウントを摘出するときに、どうやってマウントを摘出するかを考えると、、、
・前方向へ摘出・・・劣化したマウントを摘出することは可能そうですが、新しいマウントはスタビライザーが邪魔してインストールできません。。。(新しいマウントは全高が高い)
また、スタビライザーを外すのは非常に大変な作業です。
・後ろ方向へ摘出・・・フロントパイプ及び触媒が邪魔します。しかしこれらを取り外せば摘出だけではなく空間が生まれ作業性が良くなります。
ってことで、フロントパイプ及び触媒を下しますが、フロントパイプ固定ボルトが固着して取り外しが大変でした。リフトでも使用すれば力を入れてボルトを緩めることができるので問題ないと思いますが。
◎摘出したマウントの状態
右:新 左:旧です。
見て分かる通り、旧マウントは2㎝ほど下がっています。
さらにオイルが抜けています。(液体封入マウントなので)
さらにさらに、、、完全に分離していて、真ん中部分が手で「ガクガク」持ち上がります( ̄□ ̄;)!!
なのでトルク変動でエンジンが持ち上がる訳です。
って事で、完全にマウントは逝っています。
極端に言うと、エンジンはサブフレームに乗っかっているだけで、エンジン/走行慣性トルクに対してエンジンが左右に揺すられていると想像できます。
エンジンが固定されず鬼トルク(70kg-m over)でエンジンがねじられていると思うと恐ろー( ̄□ ̄;)!!
また考察して判ったことは、特に自覚症状が無くても、、、下記と言えます。
①マウントからのオイル漏れ・・・要交換
②マウントの下がり(1-2㎝程度)・・・要交換
液封マウントの構造上、マウントが下がっていると言うことは、マウントのゴムの一部が破れて液(オイル)が排出されてしまっていることを意味します。液封が機能しません。
なので、、、上記①②が確認された時点でマウントが逝っていると判断しても良いと思います。
◎ミッションマウントも同時交換しました。
取り外したものはやはりへタッて下がっています。しかし分離まではしていませんでした。
◎費用
部品はOEM品で\28,000-でした。。。(エンジンマウント×2、ミッションマウント×1)
工賃はDIYなのでもちろん”0”です。
あっ、、、自作SST製作のために\1,800-のメガネレンチも切断してしまっていました。。。

OEM部品でしたが部品には部品番号が刻印されていました。
(純正同等ですね)
◎交換後
①エンジン高さが変わりました。
・交換前

・交換後

マウント交換後はエンジンが2㎝程度上がりました。
②エンジン振動がほぼなくなりました。
交換前でも振動はほとんど感じませんでしたが、交換後はほぼ感じなくなりました。
③変速ショックがほとんどなくなりました。
交換前は特にMモードで少しショックを感じましたが、交換後はほとんどありません。
④住宅街で窓を開けた時の反響音が小さくなりました。
これはかなり驚きました。予想していなかったからです。
エンジン音が小さくなって後ろからのマフラー音が心地よく聞こえるようになりました。
マウント交換前はエンジン振動音が反響していたと考えるべきなのでしょうか?
ってことで、高級車に一歩近づきました(新車に近づきました)
非常に満足です。
費用対効果はかなり高いと思います!
ただし、、、DIY交換作業はかなりヘロヘロになるので覚悟ください。
◎Special Thanks
交換作業を知って、「セヴンのおじさん」と「会社の大先輩」が遊びに来てくれてサポートしてくれました。おかげさまで最小限の体力で作業できました。。。ありがとうございます!

実は大先輩のこのインテグラは希少な4ドアType Rです。。。しかも、、、超低走行車で程度極上です(^^♪ この方は他にもたくさんレアものを所有しています。
サス交換したセヴンの試乗会↓

しなやかな足に生まれ変わり、いい感じでした(^^♪
エンジン下がりに心当たりがある方は、ぜひマウントのDIY交換を!