8/13と14の午後一迄、まとまった時間が空いていたので、
赤GT-Rでお気に入りの道北にツーリング。
8/13、朝は相変わらず早い(笑)。
3時半に起きて4時過ぎには家をでて高速へ。
白々と夜が明けてきましたが、気温は20℃。
しかし今年の北海道は雨ばかりだし、湿度も高いのです・・・。
富良野を抜け美瑛(びえい)へ。
防災工事を行った事により生まれた青い池を見たくてちょいと寄り道。
アルミニウムがコロイド状になっている事から青く見える・・・らしいですが、本当の理由は
解っていないそうですね。
ケンとメリーの木もちょいと立ち寄って。
美瑛の丘では大規模に薬剤散布もしていました。
旭川方面へ抜けて更に北上。
途中、旭川・鷹栖にてホンダの鷹栖プルービンググラウンド(TPG)へちょいと立ち寄り。
夏休みなので、閑散としていましたね~。
でも、流石に警備員は居て、ジロッてこちらを見ておりました(苦笑)。
旭川から幌加内(ほろかない)を経て剣淵(けんぶち)へ。
途中、一面の蕎麦畑が。
幌加内は蕎麦の生産で全国的に有名なのです。
道中、なにげに見ていると蕎麦畑の真ん中にポツンと神社が。
おぉ、絵になりますね~。
ちょいと近づいてみよう・・・と、その丘の先に・・・大パノラマが開けていました!

これは綺麗な景色だなぁ・・・凄く得した気分でした(笑)。
もう少し晴れていれば・・・。
剣淵町のお気に入りの東六線駅も、ちと寄ろう。
ここは鉄道林が駅の横に植えてあります。
ドイツトウヒという種類の木ですが、寒さに強く成長が早い上、枝がしなやかなので、
風雪に耐える鉄道林にはピッタリな木なのです。
剣淵から美深(びふか)を抜けます。
ここにはスバルのテストコース(美深プルービンググラウンド:BPG)。
入り口まで行くと、警備員のおじさんに”写真撮るの?1枚だけなら良いよ”と。
有難う御座います!
更に北上、オホーツク海側の猿払(さるふつ)を抜けてエサヌカ原生花園へ。
ここには原野を貫く真っ直ぐな道があります。
バイク乗りも沢山来ていましたね。
来年はZX-4でツーリングかなぁ。
どんどん北上し、宗谷岬にある宗谷丘陵へ。
ここはかつて氷河が有り、その際削り取られた複雑な丘陵形状が独特の景観を生んでいます。
ワインディングもアップダウンが有り、とても楽しいですね~。
フットパスとして整備された、通称”貝の道”。
ここはホタテ貝のカラを砕いて道に敷いており、丘陵の緑と白がとても綺麗です。
宗谷岬も一応確認(笑)。
気温は17℃でした。
宗谷岬から稚内へ。利尻山が正面に浮かんで見えました。
曇り~雨ばかりだった一日でしたが、ラッキー!
戦前、稚内~樺太までフェリーが通じていた北防波堤も寄ろう。
ライトアップされていて、非常に綺麗な景観でした。
中ではバイカーやチャリダーがテントを張って、のんびり過ごしていましたね。
僕は稚内郊外の夕日が丘PAで車中泊。
赤GT-Rも慣れれば快適に泊まれますね(笑)。
8/14も朝早くから南下を開始。
今度は日本海側にある道々106号線へ。
ここもバイク乗りには有名な道で、沢山のバイク乗りが走っていましたが、生憎の大雨・・・。
バイク乗りは辛そうでした・・・。
晴れていれば利尻、礼文島が望めます。
遠別(えんべつ)まで来ました。
ここは米作の北限地。
JAの ”北限夢工房” というネーミングが良いですね。
しかし、米は元々亜熱帯~温暖な気候の地域での作物。
それをこの北海道の北の果てまで改良に改良を重ねて作付け出来るようにしてきました。
日本人の米作への執念を感じますね。
更に南下して羽幌(はぼろ)町へ。
ここにはかつて、羽幌炭鉱がありました。
約1万3千人が暮らした地も、今や鉄道跡や立坑、貯炭場、小学校跡が残るのみです。
<羽幌炭砿鉄道 第二橋梁>
戦時中(昭和15年)に架設された為、中古の橋桁を全国からかき集めて敷設。
なので、それぞれ不揃いになっています。
<太陽小学校跡>
最大1,000名を数えた小学校。円形の体育館が特徴的ですね。
<築別炭砿 貯炭場(ホッパー)>
<築別炭砿 消防署跡と炭坑アパート>
消防署はかつて2階建てでしたが、劣化から2階部分が崩れてしまっています。
アパートは鉄筋コンクリート、4階建てで4棟?当時最先端の水洗トイレを完備。
かつ、閉山直前に建てられたそうです。
<羽幌本坑 貯炭場と運搬立坑>
当時は大勢の炭坑夫、そしてその家族で賑わった事でしょうね。
その面影は、それぞれの産業遺産の規模の大きさから、容易に想像出来ます。
今は静かに時を刻むのみ、ですね。
そろそろ帰宅せねば。
海岸沿いをどんどん南下。
途中、新しく出来た当別ダムにちょいと寄ろう。
ここは、昨年10月に完成した新しいダムですね。
上流には青山ダムがありますが、その少し下流川に設置されました。
このダム、日本開発で世界初の台形CSG工法で造られました。
一見重力式、に見えますが、セメントで固めた砂礫を台形形状にして建築する方式で、
重力式に比べ、コストが安い事が特徴だそうです。
ダムの建設で、かつて何度も通った旧道が水の下に・・・。
やはりもの悲しいものがありますね。
おっと、もう時間がない。
早く帰らねば!・・・と思っていたら、木造の綺麗な小学校が!
弁華別(べんけべつ)小学校。
開校121周年だそうです。体育館も木造で、とても雰囲気がありましたね。
かつては増毛小学校が木造建築として最も古かったのですが、
昨年閉校してしまった為、北海道最古の現役木造校舎となりました。
何だかんだと15時頃に帰宅。
午後二の用事には何とか間に合いました(汗)。
合計1,003km、道北一周のツーリングは、天気は余り良くなかったですが、楽しい時間でした。