
【2019年10月14日追記】
当ブログに出てくる大杭橋は、2019年10月12日未明に上陸した台風によって千曲川の氾濫が起こり、東側が落橋しました。
2018年に小諸市からふるさと遺産として登録され、市として観光資源の一つとして管理していくものと思われましたが、大変残念な事となりました。
元々が使われていない橋であった為、復旧する事はないでしょう。
-----追記終わり-------
その前に、
1本だったトンネルが実は2本だったというのを見たくて、小諸市に向かいました。
左手にデカい橋が見える。
小諸大橋という名前です。
1994年竣工です。
名前だけ見ると、小さいんだか大きいんだか分からなくなりそう。
またこんな話もどうかと思いますが、どうも心霊スポットとして有名な橋で、歩いているだけで自殺志願者じゃないかと心配されるらしい。
Google先生も、小諸大橋と入れるだけで「もしかして『心霊・飛び降り』入れ忘れてない?」と気遣ってくれます。
いや、要らないしそれ…。
小諸市としても、自殺者を減らすためにわざわざ橋にブルーライトを設置したんだとか。
マジかよ……。
ふと、この橋の手前にあるチェーン脱着所?で停車してみると……
うわ、すげえ断崖絶壁…。
そして…なんだこの橋は…。
どこから行くんだ?
トンネル探索した後で近づいてやる!
…
……
はい!トンネル探索終わりました!
…回ってくる道を間違えて、違う橋に出てしまった…。
宮澤橋という、現役の橋でした。
千曲川の美しさを、しばし堪能。
ここから、金比羅神社という神社が見えます。
何でも、知られざる超絶景パワースポットなのだとか…。
確かにすげーヤバそうなところにありますね。
この神社の麓の道を通ると、探索していたトンネルの所に行けます。
現在、赤い〇の位置にいますが、青い〇のところへ行きたいのです。
大杭橋というようですね。
ちなみにインクリメントP社(ケンウッドとかのカーナビ地図を作っている)のマップファンを見ると、
探索したトンネルはちゃんと2つに分けて表記していたりする。
国土地理院はしてないのにね…。
旅館などの営業施設がある道を越えて、あまり人のこなそうな道に…
通り抜け不可?
構わず突入。
なんかすごい探索しにくい……。さっきの写真からここまで駐車スペースないし…。
ここは2010年まで、湯の瀬温泉を経営していた吉野屋さんという旅館跡のようです。
とはいえ、ちゃんとした車がありますので現在は自宅として使っていらっしゃるのでしょう。
ハイドラだったか、カーナビだったかGoogleマップだかの地図が、ここをオレンジ色の牛丼屋マークを出して表示していましたが…。
橋が登場…!
でも、さすがに朝っぱらから家々が近すぎてちょっと…。
右から河原に降りられますが、既に軽トラのおじ様がいらっしゃり何かをしていたのでちょっと降りにくい。
とかいいつつ、車の写真は抑えておこう…。
ここは落ち着かないな、対岸に行こう…。
私は気づきませんでしたが、ここには大杭橋の竣工を記念した石碑があり、1959年(昭和34年)という記載があるようです。
この大杭橋は1981年ですから、2代目にあたるようですね。
対岸入口にやってきました。
やはり通り抜け不可。
やはり突撃します。
……
直角カーブの後、なんだか嫌な坂の予感…。
一度様子を見るために歩く事にしました。
思っていたよりまともでしたが、わざわざ持ってくる程でもないか…と思い、そのまま続行しました。
耕したばかりの畑などもありました。
すぐに橋が見えます。
名前は大杭橋。
1981年(昭和56年)6月竣工。
2tまで通行可能だったようです。86なら余裕ですね。
いつからか車両通行止めとなり、数年前から歩行者も通行止めとなったようです。
1981年なのでそんなに古くはありませんが、踏板が木製である事もあり、通行禁止としているようです。
今は小諸大橋を通ればいいですしね…。
橋は渡れませんが、もうちょっと奥まで行ってみましょうか…。
畑になっていまして、結構な凹凸がありセダンやミニバンでは難しいです。
と思うのは私の86目線だからなのか、最近よく分からなくなってきます。
どこも厳しく見える…(笑)
実際、ここの写真より奥はそんな感じです。違う所から行けそうでもありますが。
橋があった。
歩道部分は誰も通らない。
現役の畑で埋まっています。
田んぼもあるのか、水の流れが強い。
一番河原に近い畑へ移動し、荒らさないように慎重にフチを歩いて河原へ向かいます。
ここからは、冒頭の断崖絶壁が見えます。
気になるのがこの穴なんだよな…。隧道?に見えるような…?
道床見るとただの洞穴なのかもだけど…。
高い位置にあるので、近づく事は出来ません。
ん~、なんだろう。私、気になります!が詳細は不明です。
そこから小諸大橋と大杭橋のツーショットを。
ここで、今まで背負ってきた重くてデカいバッグからあいつを取り出す。
こういう場所こそお前の出番だ!
よし、行ってこい!
お、なかなかやるじゃないか。
渡れないので上から見てみます。
橋脚と主塔!
途中から吊り橋になります。
ちらちら映ってる建物は、廃墟です。戸建に見えます。
壊されたのかは不明ですが、窓ガラスとか全部割れてます。
そんなに古いように見えませんがね。
対岸の軽トラおじさんは居なくなったので、この廃墟に行こうと思えば行けますが…。
また戻って入ってみるほど廃墟家さんでは無いので、遠くで見るだけにしましょう。
イイ雰囲気だなオイ…。
ベランダにイスがある。
かつて、あそこから千曲川を眺めていたのかな。
さて、引き上げる事にします。
最初、断崖絶壁を見た時に映っていた神社?
どこの地図にも神社の表記がないので、違うのかな。
立ち寄ろうとしたら…。
これ以外にも行けるんでしょうが、これはさすがにキツいのでやめました。
そして、86Sへ行ってきました。
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長野県小諸市に行ったら吊り橋が見えたので近づいてみよう
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長野県小諸市で、1本で続いていると思っていたトンネルが2本に分かれていた
・長野県の86/BRZミーティング「 第4回 86S富士見パノラマリゾート」にまた参加してみた
・長野県安曇野市の廃橋、稲核橋への86乗り入れは可能なのか?
Posted at 2017/05/14 23:01:17 | |
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