デザインも走行性能も燃費も装備も、いくら発売当時は斬新だったとしても、現在は所詮は10年近く前の軽自動車という覚悟が必要です。走行性能等は確かに今でも - R1

マイカー

デザインも走行性能も燃費も装備も、いくら発売当時…

RAINMAKER
スバル / R1
S(CVT_0.7) (2005年)
- レビュー日：2012年12月7日

おすすめ度： 1

エクステリア：3
インテリア：3
装備：2
走行性能：3

満足している点: スーパーチャージャー付き2WDなので（ハイオクも関係ある？）低中速からの加速がいいです。まだまだアクセルを全然踏んでないのにグングン伸びていきます。そこらへんの乗用車になら全く負けません。そりゃあ2リッターカーとかにはもちろん敵わないので期待し過ぎるのは禁物ですが（1.5リッターカーには勝てるかな？）。

レザー＆アルカンターラセレクションなので、本革シート・本革ステアリング・アルミペダル・アルミペダル等がとてもカッコイイです。そりゃあスポーツカーにはもちろん敵わないので期待し過ぎるのは禁物ですが（柔いプラスチック成分も多いですし）。
不満な点: CVTはみんなそうなのかもしれませんが、出だしの空回り感・ゆっくり感は不満です（その後の加速はもちろん凄いんですが）。

後方視界・斜め後方視界が物凄く悪いです。ルームミラーが小さいこと、サイドミラーの曲率が個人的には高過ぎて距離感がつかめないこと、あと自分はふんぞり返ってるドライビングポジションなので運転席側Bピラーや助手席ヘッドレストがやや後方の側方視界を遮ることなどで、車線変更はとても怖いです。どのミラーにも映ってなくて振り返っても見えないところに車がいることがあります。お陰でホントはもっとブイブイ飛ばせる車なのに運転は慎重にならざるを得ないです。

ステアリングがうまく言えませんがデジタル感が強く遊びがない感じで、直進時等ちょっとハンドルをきると感知してちょっと曲がるの繰り返しで常に左右に小刻みにしてないといけない違和感があり個人差でしょうがなかなか慣れませんでした。

デザインはスーパースモールカーというコンセプトなんだから、狭くなっても構わないからもう少し車高を低く、屋根をまあるくした方がカッコ良かったと思います。

わかってはいますがホームセンター等に行くと「ホントに荷物が積めないな～」と思うことがたまにあります。収納が少ないのもわかっていましたが、ドアポケットに500mlのペットボトル、グローブボックスに解氷スプレー缶くらいは入ると便利なんだけどな～。一人乗り様に特化というコンセプトなのだから収納関係はもう少し工夫をすべきだったと思います。努力の跡もあまり感じられないのが残念です。
総評: デザインも走行性能も燃費も装備も、いくら発売当時は斬新だったとしても、現在は所詮は10年近く前の軽自動車という覚悟が必要です。走行性能等は確かに今でもそこらへんの小型乗用車に匹敵するモノを持っていますが、いろいろ過剰な期待をするとガッカリするかもしれません。あと、スーパースモールカーというコンセプトに同意できない場合、この車の長所は全て短所になります。

長所も短所も全部わかってて購入したので個人的にはとても満足で、とにかく毎日運転するのが楽しいです。万人にはお勧めできないけどハマれば惚れ込めるタイプの車です。フィアットやミニやスマートあるいはコペンみたいのが好きだけど、あそこまでデザインがハッチャケてるのは恥ずかしい、高い、外車は不安、と思っている人には丁度良いかもしれません。一見そこらへんの軽自動車だけど中身が違うってのがいいんです。