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2020年09月20日 イイね!

輪島散歩と能登半島ドライブ

輪島散歩と能登半島ドライブ本格的な秋が訪れつつある9月13日、能登半島方面を巡ってきましたので、今回はそのお話しです。

翌日は所用もあって有休…ならば1日、ゆっくりとドライブに行ってみたい…ということで、色々と考えた挙句、まだ未踏の地である能登半島は輪島まで行ってみよう、と思い立った次第。距離的にも、日帰りに最適です。

輪島は今まで何回となく行こうと画策するも、その都度、何がしかの事情ができて行けなかった所。日帰り可能な所なのにこれだけ行けないのは、もしかしたら、この先全く行くことがないのか?と思いはじめていたくらいです。

午前5時30分、自宅を出発。今回はハスラーで向かいます。
時折り雨の降るあいにくのお天気ですが、行程は順調。
東海北陸道〜能越道〜のと里山街道を経由。
和倉温泉を過ぎると、そこから先は未踏の地。

小雨に濡れる「道の駅 輪島ふらっと訪夢」に到着したのは9時40分でした。


こちらの道の駅、もとは国鉄〜のと鉄道(2001年に廃線)の旧輪島駅の跡に造られています。建物も駅舎風、中には、

ホームも一部残されています。

今回の街歩きはここから。
いつものように市街地地図をいただき、傘をさしてそろりそろりと歩き出します。


切り妻造り、板張り風の外壁で統一された家並みは美しいです。


 そんな家並みを愉しみつつ、15分ほどで朝市の開催されている朝市通りに到着。

時刻は10時30分くらいでしょうか。まだまだ朝市のお店が軒を並べています。


観光客の姿もあるのですが、お店の人達が何しろ元気で、隣のお店の人など、古くからの知り合い同志なのでしょう、世間話に花を咲かせていて賑やか賑やか…。そんなお店を冷やかしながら歩きます。

売られているものも変化に富んでいます。新鮮なカニ、イカ、そして干物をはじめとする魚介類から、野菜、さらには雑貨まで。中には、輪島塗りの食器なども並んでいで、見ていて退屈しません。

ここで、少し早めの昼食にします。
輪島のグルメといったら、能登丼と呼ばれる海鮮丼やお寿司、さらにはふぐや能登牛も名物、枚挙にいとまがありません。

その中から選んだのは、


サバを「いしる」というこの土地ならではの魚醤でつけた「いしる干し」をまぶした丼。サバの旨味が凝縮して、美味しいのなんの…

お腹も満足して、またしばらくブラブラ。
港のあたりまで散策します。どんよりと雲が垂れ込めるお天気ですが、何となく、そんな天気が似合いそうです。


こんな雰囲気のある小路を経由して、クルマにもどります。

ここからは、海沿いドライブ。

まず、向かうは、有名な「白米千枚田」。能登半島の象徴的な風景の一つとしてよく紹介されています。

走ること約20分ほど、隣接する道の駅に我がハスラーか滑り込みます。



道の駅から見る千枚田。
小さい田んぼが、いくつも折り重なり、その先端は海原に潜り込んでいるかのよう。
千枚田と海の組み合わせが絶妙です。

ここの道の駅では、デザートをいただくことに。


こちらのソフトクリーム、コーンの代わりに、ここの千枚田でとれたお米をポンはぜにしてまぶしています。このポンはぜが美味しい。クリームと合わせてもサクサク感が失われないんですね。これは良いアイデア!

絶景と美味しいデザートで、再訪を誓いつつ、ここからはR249を戻ります。

しばらく走っていると、「天領黒島」の看板が。
その名の通り、ここにはかつては幕府の直轄地であり、北前船の寄港地として栄えた黒島地区があります。以前は門前町、今は輪島市の一部であるこの地区は、船主集落として国の重要伝統的建造物保存地区となっています。

観光用の駐車場にクルマを停めて、しばし散策。



面の状態で広がっている、能登瓦と下見板張り、格子と黒が基調となった建物群。能登瓦の黒が何とも美しいです。


街並みを見渡す高台から一枚。

黒い甍の波が広がり、その向こうには白波が絶えない海。
街並みには人の姿は見えず、静まり返った街に吹き付ける風と、海から聞こえる波の音だけが絶えることがありません。

今まで、それなりに全国色々な街を巡ったつもりですが、ここまで誰も見かけなかった街は珍しいです。
どこか、寂寥感を感じるのは、秋いう季節と曇天模様のお天気もまた手伝っているのでしょう。

さらに海沿いドライブ。
途中で内陸に向かう国道から外れて、海沿いの道へ。海に奇岩、巨岩が現れました。断崖や奇岩が織りなす景勝地「能登金剛」です。
ここも初めて訪れます。

その中心地とも言うべき「巌門」付近には、土産物屋やレストランも入った大きな観光センターもありました。
駐車場にクルマを停めて、見物開始。日曜日だと言うのに、このご時世か観光客の姿は僅かです。

林の中を抜けると、ゴツゴツした岩場と押し寄せる波が見えてきます。

こんな洞窟を抜けると…


岩に押し寄せる波がすぐそばに…
高い波が来ると、水しぶきや波がここまで迫ってきます。こんな光景だとは想像もしていませんでした。大迫力です。


ここからは遊覧船も出ているのですかこの日は休航。やはり、波が高めだからなのでしょう。



遊覧船乗り場付近にも、激しく波が打ち付けていました。

能登金剛、あまりじっくりと調べることなく、どんな所か想像しながら訪れたのですが、想像以上の光景で感心しました。
それと同時に興味深かったのは、全体的に、昔ながらの観光地、という雰囲気だったこと。
観光センターも、建物は平成に建てられたものですが、お店の中は、どこか懐かしさを感じて…ペナントなんかも普通に売っていそうな(実際には見かけませんでしたが)…昔、私がまだ子供の頃に行った家族旅行の時代に戻ったような、そんな古き良き観光地の雰囲気が自分の中ではツボに入りました。

能登金剛を後にして、更に南下。
のと里山海道に乗り、久しぶりの「千里浜なぎさドライブウェイ」を走って帰路につくかと思うも、電光案内板には無情にも通行止め、の表示。
先ほどの遊覧船もそうですが、この日は全体的に波が高かったようです。まあ、それが日本海らしいのですけどね。

結局、そのまま北陸道に直結。そして、途中で北陸道を下りて夕暮れの越前海岸を経由。

夕飯は…

敦賀のヨーロッパ軒ソースカツ丼。今回は味噌汁とサラダのセットに。

あとはまっすぐ帰るだけ。日曜夜のR8は、時折トラックが走る他は車も少なく、静かです。そんな中を、我がハスラーは快調に走り抜けて行きました。

今回の行程での総燃費は22.9km/L。購入以来の最高燃費です。

ということで、初見の能登半島ですが、美味しい料理に風情のある街並み、そして絶景と三拍子が見事に揃った、大満足のドライブとなりました。

Posted at 2020/10/03 20:18:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記
2020年09月12日 イイね!

夏のお出かけ 【その2 新潟 鉄道の街を訪ねて】

前回からの続きです。

今年の夏の連休は8月8日から始まりました。

非常事態宣言が解除され、気を付ければ少しずつ旅行にも行けそうな雰囲気になった6月末頃に夏の遠征の準備を開始。前から行きたかった佐渡島に行くことにしていました。
宿根木の風情のある街並みをはじめ、魅力的なスポットも多い佐渡。宿やフェリー、レンタカーなどの手配も済ませて、楽しみにしていたのですが、その後の7月〜8月にかけての新型コロナの状況はご存知の通り。

現地の受け入れ状況などもチェックしながら、直前まで考えたのですが、結局佐渡行きは諦め、フェリーもレンタカーもキャンセル。
別の行程で考えて、新潟市内で取っていた宿も2泊から1泊に変更します。

8月10日早朝、自宅を出発します。もちろん、体調に何の問題もありません。出発の2週間前からは、在宅勤務を増やし、近江八幡に行った以外の外出はたまに行く会社のみ。こまめな手洗いうがいは勿論、朝夕の検温も欠かさず、出来る限りの感染防止を講じてこの日に備えました。

今回はのんびり鉄旅で向かいたかった所ですが、それも変更してアルファードで出動することに。中央道を経由し、豊田飯山ICからはR117で飯山、野沢温泉、十日町とひたすら走らせます。天候は良い天気で暑く、車内のメーターパネルに表示された外気温はずっと35〜37度のままでした。

途中、トイレと給油以外は下車することなく、新潟市内の宿の駐車場に到着したのは14時過ぎでした。
荷物だけ預けて、すぐに街へ。

朝から何も食べていませんので、まずは遅めの昼食。何を食べるか、はすでに決まっています。
新潟で、どうしても頂きたかったのが、「バスターミナルのカレー」。

万代バスターミナル内にある立ち食いそば屋さんで食べることのできるカレーライスが評判になり、今や新潟の有名B級グルメのひとつとなって、レトルトのお土産まで県内各地で売られるようになっている、とのこと。

今はバスターミナルが改装中で、そば屋さんも営業していないのですが、隣接するホテル内の臨時店舗でいただけるようになっています。



暑い中、汗を拭きながら歩くこと約20分で臨時店舗に到着。
ホテルの広間を使って、立ち食いスタイルのテーブルが並んでいます。15時近い時刻ですが、何人かのお客さんが美味しそうにカレーを味わっています。


こちらが、「バスターミナルのカレーライス」。

まずは一口。
見た感じよりもかなりスパイスが効いています。月並みな表現ですが、後から辛さがじわじわと来る感じ。色々な辛さが時間差でやってきます。とんこつも使用しているせいか、そこに旨味とコクも合わさって、箸…ではなくスプーンが止まりません。
並サイズでも結構な量があるのですが、かなり空腹だったこともあり、一気に平らげてしまいます。
確かにこれは、近くだったらしょっちゅう立ち寄りたくなるカレーライスです。

お腹も満足して、久しぶりの新潟市内街歩きに。
カレーを食べた後の街歩きですから、暑いことこの上ありません。



しかし、信濃川沿いでは川面の風景と、その上を流れる風が、
少しだけ涼しさを運んでくれます…がそれでもやはり暑い。

万代橋を渡り、古町まで足を伸ばした後、宿への戻りは、たまらずにバスで…

宿でチェックインと汗を流してさっぱりしてから、夕飯で新潟駅に。

時刻は17時過ぎ。夕飯には少し早く、しかもさっきのカレーからもそこまで時間は経っていないのですが、これも混雑を避けるため。
遠征の中でもっとも楽しみにしている宿泊地での夕飯、あちこち見て回りながら、一軒のお店へ。感染防止策がしっかりされているかどうかも、ついついチェックしてしまいます。

お客さんは私の他には、離れた席に1組だけ。
お盆のこの時期だと、普通なら駅構内のお店はどこも大賑わいなはずですが、やはりこういうご時世というのが大きく影響しているのでしょう。


新潟の地のものを中心にした御膳。これにやはり新潟なら、ということで地酒をお冷やで。

メニューではイカの刺身もついているのですが、イカを食べられない体なので最初から抜いてください、とお願いしていました。
すると、折角なので代わりにこちらをどうぞ、となんとイクラを付けてくれました。お店の配慮がとても嬉しく…お礼の代わりに、2杯目のお酒は、奮発して1ランクアップしたものを頼みます。

お酒と料理をゆっくりと味わいながら、時は過ぎていきます。夕飯時のピーク時間に近づいていますが、ほかにお客さんは、時折りテイクアウトで買い求めてくる人がいるくらいで非常に静か…密にならないのはありがたいのですが、お店にとっては、やはり大変なのを察します。


良い加減で酔いがまわった中、お店を後にして街を散策。そのままブラブラと宿に戻ります。

翌朝、この日もいい天気。
持参してきた体温計でしっかり検温。体調は全く問題無しなことを確認。

通常ならバイキング形式の朝食も、今はお弁当形式で部屋に持ち帰っていただきます。

チェックアウトしてまず向かうは、新津駅。

旧新津市…今は新潟市に合併されていますが、信越、磐越西、羽越という3つの路線が四方から集まる鉄道の要衝の街です。
ここにある鉄道博物館が非常に良い、という話を聞いていたので、当初は、佐渡から戻った翌日に訪れる予定をしていました。
しかし、佐渡行きが無くなって行程が一日早まると、曜日の関係で休館日になってしまいます。今回は無理かなあ、と思いながら前日にたまたま公式ツイッターを見た所、なんと夏休み期間ということで開館する、とのこと。

こうしてこの日の予定が無事、決まったのでした。


宿から30分ほどで新津駅に到着。
まずは街歩きから、です。

駅前の案内所でいつものように街歩きの地図をいただきます。
ここの係員さんが非常に気さくで、「どちらから?」の会話から始まり、最後は「暑いですけど、ゆっくり見て行ってくださいね」と送り出してくれました。ビニールシート越しにマスクをしながらの会話ですが、県外者の私でも快く迎えてくれたような感じでちょっと安心。
こちらも気持ちを引き締めるべく、再びマスクをしっかりとし直し、消毒用アルコールで念入り手指を消毒して街へ。


街中には随所でこのような図柄や鉄道に関連したものが。


号車の案内板や縦型の駅名標など、商店街のアーケードも、まるで駅のプラットホームのような造りになっています。


こちらの動輪、確か、C57だったとおもいます。

他にも、列車の行先標や駅名標、特急列車の愛称プレートなどが随所にあって撮影に事欠きません。楽しい街歩きができました。

クルマに戻り、ここからいよいよ鉄道博物館へ。

車で15分ほど。閑静な住宅街の中に、まるで学校のような建物が現れます。構内に新幹線やSLなど、様々な車両が展示されていたのでわかったのですが、じゃないと普通の学校かと思って見過ごしてしまいそうです。(実際に、元学校の校舎を使っています)


正式には、「新津鉄道資料館」。
入場券を買って中へ。

館内はいくつかのスペースに分かれていてどこも広く、その中に所狭しと様々な鉄道の資料が展示されています。

驚いたのは、とにかく展示資料が充実していること。
私がここであれこれ説明するよりも、公式サイトを見ていただいた方が良いと思います。
中には、旧国鉄時代に新津駅で実際に使われていた時刻表や運賃表の展示もあって、ついついずっと見入ってしまいました。
夜行列車が華やかなりし頃、新津駅は24時間、各方面に向かう様々な列車が発着していたことがよくわかります。

見応えのある展示物が多過ぎますので、屋内を見てまわるだけでも相当な時間を要するのに、屋外にはさらに東北新幹線の初代200系や、
国鉄時代に活躍した115型電車、ディーゼル機関車からこれも旧国鉄時代の「L特急」としても走っていた485型電車などなど盛り沢山。1日いても充分楽しめます。
これで入場料300円は安過ぎです(笑)

撮影について聞いたところ、屋内は、個人的に撮るのならばO K、ということでしたので、ここで紹介するのは、屋外のみの写真とします。




鉄道に少しでも興味がありましたら、わざわざこのためだけに訪れる価値はある、と断言できます。

気が付いたら2時間近く経っていました。

新津の街を後にします。時刻はお昼近く。昼食は、ここまで来たからには「燕三条ラーメン」。
以前訪れた「杭州飯店」は定休日、というのはわかっていたので、別のお店に。


燕三条駅前に到着。

予めリサーチしておいた、駅近くのショッピングセンター内のお店に。

さっぱりした醤油味に、背脂のほんのりした甘さがよく合います。
美味しいラーメンでした。

ここからは、帰路につきます。
上越市で北陸道を途中下車。車内から街歩き。
高田駅周辺を巡って、


高田城を望みます。

そのままR8をシーサイドドライブ。


親不知の道の駅で、しばし海辺を佇み…


富山に到着。
ここで夕飯。当然…


西町大喜のブラックラーメン。
その後、富山お馴染みのお土産を買い求めます。

今年は嫁も義父母も富山には帰省しません。勿論このご時世ですので、親族宅には立ち寄らず、お墓だけ立ち寄って、1人お墓参り。
嫁と義父母には、お墓参りの報告とお土産で、少しでも帰省した気分にはなってくれるでしょう。

だんだんと、日が暮れてきました。
お天気は不安定で、時折りザッ、と強い雨が降る中、R156を一路南下します。
五箇山〜白川郷と経由。前後どころか対向車も滅多にこない、真っ暗な山あいの道路をひたすら走り続けます。山の向こうには時折り稲光が。急なゲリラ豪雨で道路が通れなくなることを心配しながらも、郡上八幡まで戻って来ました。ここまで来れば、もう地元に帰って来たかのようなもの。

いつもは徹夜踊りの季節で大賑わいの郡上八幡も、今年は踊り自体が中止、ということで、街も静まり返っています。
それはまさに、いつもと違う、今年の夏を象徴しているかのようでした。







関連情報URL : http://www.ncnrm.com/
Posted at 2020/09/20 12:43:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記
2020年09月12日 イイね!

夏のお出かけ 【その1 高岡散歩、近江八幡散歩】

夏のお出かけ 【その1 高岡散歩、近江八幡散歩】お久しぶりです。

日中の気温は高めですが、夜にはその暑さも残らなくなり…秋の気配がすぐそこまでやってきていることを実感します。

いつもとは少し違う雰囲気となってしまったこの夏、しかし、その中で、感染防止は意識しつつ、いつも通りとはいかないまでも、何回かお出かけに行ってきました。

ということで、この夏のお出かけを何回かに分けてお届けします。

まずは、7月のお話しから…7月18日、この日は街歩きで富山県高岡へ。

朝、7時前に自宅を出発、そのまま東海北陸道〜能越道を経由して、一気に高岡駅前へ。駅前の駐車場にクルマを停めます。
高岡市は、古くは万葉集の昔、国司に赴任した大伴家持の歌に歌われたとこでも知られる歴史のある街です。
江戸時代初期に加賀藩主により高岡城が築かれ、城下町か形成されるも、僅か6年ほどで廃城、しかし、街の人はそのまま残され、以降も銅器や漆器などの製造、流通拠点として発展を続けました。当時からの旧い街並みが随所に残っています。

駅から、その旧い街並みが残る山町筋、金屋町筋へ歩きます。
お天気はあいにくの雨模様、そのせいもあるかもしれませんが、駅前も市街も、行き交う人はまばらです。


駅前の大伴家持像を眺めつつ、まずは、高岡大仏へ(トップ写真)

江戸時代初期に建立された後、幾度かの焼失を経て、昭和初期に、高岡銅器の技術を活かして建立されています。高岡と聞いて、大仏を連想される人も多いのではないでしょうか。

歩くこと約15分ほどで、大仏様の姿が見えてきました。
観光客の姿はほとんどありません。コロナの疫病が退散し、元の生活に戻れるようお参りした後、胎内も拝観します。
お参りしながら巡っていると、心無しか穏やかな気持ちになりますね。


そぼ降る雨の中、山町筋へ向かいます。


土蔵造りの建物がならびます。比較的広い道幅の両側にずらりと並ぶ土蔵は壮観です。




特徴的なのは、土蔵造りの家のほとんどが、江戸時代ではなく明治時代〜昭和初期に建てられた、ということ。
その時代の和風家屋がこれだけ残っているのは貴重で、興味ある時代がゆえに少し感動的でもあります。また、すぐ近くには赤煉瓦造りの旧銀行の建物もあるのですが、違和感なく溶け込んでいるのは、同時代の建物らしく、土蔵造りの町家も少しずつ洋風の装飾を取り入れたりしている事もあるのでしょう。そういう面からも興味深いです。
傘をさすとスマホを構えにくいので、雨に濡れながらも傘を置いて写真を撮りながら、ゆっくりと見て歩きます。

そのままぶらぶらと、金屋町筋へ。




こちらは、千本格子の家並みが続きます。
山町筋と様相が違うのは、鋳物(銅器)産業の中心地であったことが関係しているのでしょう。

石畳の道沿いに続く家並み。雨もまた、良い雰囲気を醸し出しています。

山町筋と金屋町筋、雰囲気の違う2つの街並みが広がっている高岡の街、私がこれまで歩いてきた伝統的な街並みの中でも屈指の規模と特徴を持っている、と感じました。観光地としてもっと有名になってもおかしくない、と思います。

ひとしきり堪能して、駅へ戻ります。


市街を走る路面電車。最新の車両も導入されて、市民の足として活躍しています。

雨模様というのもあったのかもしれませんが、どこも人の姿は少なく、全く混雑無く街歩きができました。
クルマに戻り、帰路につきます。帰りは北陸道経由ですが、十分明るい内に帰宅できました。

約2週間後…

8月3日、この日は、街歩きだけでは無く、ドライブラリー「琵琶湖クイズ&ラリー」の参加を兼ねて行ってきました。
参加と言っても集合するのでは無く、自分の都合の良い日時に1台でコースを走れるものです。今回はハスラーの初ドライブラリーでもありました。


コースの途中、安土城考古博物館前で。
非常に興味のある施設ですが、この日は街歩きを優先してこのまま通過。(後日、しっかり見学してきました)

コースのゴールが近江八幡市の日牟禮八幡宮前ですので、ゴール後、街歩きに向かうつもりだったのですが、八幡宮近くにクルマを停めようとするも、参拝客などで結構な混みよう…混雑を避けるべく、少し移動した先にある観光駐車場に停めます。

ぶらぶらと街歩きを開始。
近江八幡市は、日牟禮八幡宮や八幡堀、近江商人の本拠地となる商家の街並みなどで有名ですが、いつもは通過するだけでしたので、じっくり歩くのは初めてです。




この辺りは人通りも多くありません。
近江八幡も伝統的建造物群の範囲が広く、晴れて暑い中、汗をかきながら歩きます。クルマから出る時はずっとマスクをしているのですが、これだけ暑いとたまらず、人がいない所を見計ってはマスクを外して歩きます。




八幡堀あたりまでやって来ると、少しずつ観光客の姿も多くなってきました。マスクをしっかりと付け直します。

水路のある街は、それだけで魅力が倍増します。
水路沿いの風情のある家並みを愛でつつ、水の流れも相まって、先ほどより清涼感が増して気持ちよく佇むことができます。


お土産は、バウムクーヘンで有名な「クラブハリエ」で。

あとは駐車場まで戻るだけなのですが、少し遠回りして、洋風建築「ヴォーリズ建築」の集まる洋風建築群を巡りました。



明治〜昭和の洋風建築というと、横浜や神戸が有名ですが、ここ近江八幡も、明治末期からここに滞在した「ヴォーリズ」の設計による洋風建築が集まっていて、見応えがあります。

気が付いたら、駐車場に戻るまで3時間以上、歩き回っていました。暑さで流石に限界です。クルマに戻り、まずは持参した飲み物を一気飲み、でした。


こうして、この夏の前半は、比較的近くの、日帰り街歩きで過ぎていきました。
今回の2度の街歩きも、感染防止には十分に気をつけて、移動は車、密になりそうな所は避けることに気を付けながら…となりました。
お土産などはつとめて買うようにしましたが、地元グルメを楽しむのは少し我慢。食事はコンビニやテイクアウト、さらには早めに切り上げて自宅まで何も食べず、とかでしたので、グルメレポートもありません。
それでも、こういうことがあることで、いつも以上にお出かけができることの有り難さを感じました。

さて、この後はお盆休み。いつもなら遠征に出かけるのですが、今年はどうなったことやら…続きはまた、この後で。







Posted at 2020/09/12 19:22:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記

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「街歩きの記録『四国地方編』 https://minkara.carview.co.jp/summary/12901/
何シテル?   05/18 20:55
ルーミーやハスラーで行く、ドライブラリーと下道ドライブ、1泊や日帰りの街歩き小旅行、更には日常生活で興味のあるお話などなど、ブログで細々と綴っていきます。 ...
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