
10日遅れで、やっとアップ・・・。
11月11日に岡山国際サーキットで行われたカート3時間耐久レースの参戦レポートです。
まずは、前日の練習走行から。
耐久用の練習走行ということで、1時間枠が2本ありました。
そして、いつもは一台のカートでも複数人が走る場合は、それぞれに走行料金が必要なのですが、今回は、1台単位。
今回は、2人での参戦でしたので、30分交代で走行する予定にしていました。
そして、1本目。
僕のカートを使っての参戦だったので、まずは、僕から走行するということにしました。
久々のカート走行ということもあり、数周はのんびりと走行するつもりでコースイン。
1コーナーを通過し、アトウッドコーナーも通過し、バックストレートを通過。
ここまでは何の問題も無し。
しかし、ヘアピンコーナーを立ち上がったところで、急にアクセルを踏んでも加速しない!!
「あれっ?」と思ったのですが、ちょうど下り坂だったために、ちょっとだけそのまま走行してみましたが、やっぱりおかしい・・・。
とりあえず、カートをコース脇の土の部分に止めて、調べたら、なんとチェーンが外れているではありませんか・・・。
しかし、ここではどうすることもできないので、そのままコース脇を押して、近くのコース出口まで移動・・・。
めちゃくちゃ疲れました・・・。
で、ピットに戻って、きちんと調べたら、何とクラッチがバラバラになっていました・・・。
レース前に、カートショップでクラッチの整備した時に締めが足りなかったのが原因のようです。
とりあえず、修復しようと頑張ってみたのですが、バラバラになったときに、いくつかのパーツがなくなっているようで、簡単には修復できそうにない感じ。
一緒に走っていた人達にスペアパーツがないかとか聞いたりしましたが、入手できないまま、1本目の走行が終了。
結局、半周しかできませんでした。
しかも、このままでは2本目も走れないかもと諦めかけた後、奇跡が!!
カートショップからたまたま持ってきていた箱に、スペアパーツがあるのを発見!!
すぐさま、取り付け開始。これで、ひと安心と思ったのも束の間。
まだ、足りないパーツがあったようで、それはその箱にもない・・・。
今度こそ諦めようと思いつつも、とりあえず、押して帰ってきた所に落ちているかもと、ピットまで帰ってきた道を辿ってみました。
「あるわけないよなぁ~。」何て思いながら、歩くこと3分。
何と、道路上に落ちているでは!!
またまた奇跡が!!
で、何とか修復完了し、2本目は走れることができそうです。
しかし、レースでこのトラブルが発生しなくて良かったです。
2本目。
とりあえず、数周は気を付けて走ることにしましたが、問題なく走行できたので、徐々にペースを上げていきました。
自己ベストを2秒近く更新できました。
が、後から分ったのは、いつも付けているウエイトを全て外していたのが大きな要因だったようです。
ペアドライバーも、問題なく走行して、僕より更に1~2秒くらい速いタイムでした。
しかし、僕より身長が低いために、ややハンドルが遠く、運転しにくかったようです。
決勝は、シートにマットなどを敷いての走行になりそうです。
そして、決勝日です。
天気もよく、いいレースができそうな予感・・・。
今回は、予選がありません。グリッドはくじ引きで決まります。
その代わり、25分間のフリー走行があります。
昨日の練習走行では、僕が多くの時間を走ってしまったので、シート合わせの件もあり、ペアドライバーに多く走ってもらうことにしました。
しかし、数周でピットに戻ってきました。
何だか走りにくいとのこと。
何で?と思っていると、たまたま近くにいたヨコハマタイヤさんが、タイヤの空気がないと教えてくれました。
とりあえず、タイヤに空気を入れて、再度コースインしたけど、何とか走れるみたいで、順調に走行を続けて、残り7分くらいで、僕と交代。
タイヤも問題無さそう。
で、昨日のタイムを早く上回りたくて、ちょっと無理してしまい、Wヘアピンでスピンコースアウト。
何とかコース上に留まったので、再スタートしようとセルを回してみたけど、全くエンジンが始動せず・・・。
残り時間もあまりないはずなので、カートをコース脇に止めて、僕は、コンクリートウォールの上に退避。
チェッカー後に、ドナドナ号に載せられて、ピットまで・・・。
こういう時って、オフィシャルしてると、かなり恥ずかしい。
会うオフィシャル皆に、「どうした?」って聞かれるので。
で、原因はセル自体みたいで、とりあえず対処だけして、3時間耐久に備えます。
そして、決勝レースです。
1時半にローリングラップが始まって、3時間の耐久レースが始まりました。
スタートドライバーは僕です。
1周目のアトウッドコーナーで、数台前にいた2台が接触してスピン。
何とか交わすことができましたが、危なかったです。
その後は、1分54秒前後でラップを続けました。
速いマシンのクラスは、1回に補給できるガソリンの量が決まっていて、僕らよりも多くピットストップしなくてはいけません。
しかも、ピットストップは、3分間は止まっていないといけません。
僕は走行中で全く気が付かなかったのですが、一時はトップ3くらいを走っていたようです。
20周して、1回目のピットイン。
給油して、ドライバー交代して、ペアドライバーがコースイン。
が、セルが作動せずにエンジンがかからない!!
ピットにカートを戻して、バッテリーに電源を接続して、何度か試すもダメ。
色々と試行錯誤しながら、やっとエンジン始動。
1分52秒前後のラップタイムで走行を続けて、1時間が経過したところで、セーフティカーが入りました。
これはルールで決まっていて、コース脇で止まっているカートを救済する処置で、その時点で停止しているカートがあれば、1時間目と2時間目に入ることになっています。
4周くらいSCランがあり、レースは再スタート!
22周走行で給油&交代。
で、やっぱりセルではエンジンが始動できない。
こりゃ、コース上では絶対にストップできない・・・。
今回も、かなり手間取ったけど、何とかコースインすることができました。
いつものスプリントと違って、抜いたり抜かれたりがあって、それなりに楽しみながら、でもおどおどしながら走行していました。
で、僕よりも遅いクラスのカートを数周を共にすることに・・・。
ストレートでは、僕の方が断然速いので、差が一気に広がるのですが、後半セクションが苦手な僕は、後半で一気に差が詰まります。
やっぱり、まだまだ練習が足りないな・・・。
タイムも1分54秒前後と変化なし。
そして、20周走行してピットインして、給油とドライバー交代。
チェッカーまでを、ペアドライバーに任せて、僕の走行は終わり。
チームメイトの1台は、僕らよりも3秒くらい速いペースで走行を続けていましたが、こちらもマシントラブルが発生したようで、順位は僕らよりも後ろになっていました。
ペアドライバーの頑張りもあって、少しずつ順位が上がって行きました。
で、81周してチェッカーとなりました。
とりあえず、完走はできました!!
トップは、93周でした・・・。
セルのトラブルがなければ、もう4、5周は多く走れたかなぁと思いましたが、これもレースですから、そう簡単にはいきませんね。
で、クラス4位だったようで、賞金を頂きました。
賞金は、焼き肉代へと消えました・・・。
セルなどの修理にいくらかのお金が必要っぽく、金銭的には厳しいですが、12月9日には、スプリントの最終戦もあります。
走っている時間が長いので、耐久も楽しいですね。
しかし、翌日は、思った通りの全身筋肉痛でした・・・。
特に首が痛かったですね。