
ちょっと遅くなりましたが、10月27日、28日に岡山国際サーキットで行われた「ジャパン ル・マン チャレンジ 第4戦」のレポートです。
JLMCは、昨年に続き2回目の開催です。
昨年から始まった新しいカテゴリーなのですが、人気薄で、残念ながら今年で終わることになりました。たった2年・・・。
しかも、1年目が3戦、2年目が4戦の計7戦しか行われませんでした。
エントラントには、痛い出費だけで終わったような気もしますが。
そういうことで、ほんとにほんとの最終戦となりました。
このカテゴリーを簡単に説明しておきますと、ルマンを走行するようなプロトタイプカーと、GTカーの混走になり、1000キロ(または、6時間経過)を走ります。
今年は、SUGO、富士、もてぎ、岡山で行われましたが、いづれも6時間が先に到達して、1000キロを走行することはありませんでした。
そして、エントリー台数が、一番の問題なのですが、たったの10台・・・。
10台が、6時間走行を続けるレース・・・。
皆さん、どう思われます?
予想通り、観客は少なかったですね。
唯一、川村隆一さんがチーム監督をしているチームがあって、川村監督見たさに集まっている人も多かったようです。
僕も、決勝レース終了後に、1m付近ですれ違いましたよ。
今回、同時に行われたのが、クラシックレーシングジャパン(CRJ)とマツダサーキットトライアル、そして、ランボルギーニサーキットチャレンジ。
CRJは、30年以上前の車が、25分間のミニミニ耐久を行うクラスです。
マツダサーキットトライアルは、今年2回目の開催となりますが、相変わらずの大盛況。
ランボルギーニは、13台くらいが走行をしていましたが、お家が何軒建つのかなぁなんて考えてしまいます・・・。
27日の土曜日は、CRJフリー走行(20分間)、マツダサーキットトライアルが4クラス(各15分間)、JLMCドライバー予選(60分間)、ランボルギーニサーキットチャレンジ(30分間)、ピットウォーク、CRJ予選(20分間)、マツダサーキットトライアル4クラス(各15分間)、JLMCグリッド予選(20分間)、ランボルギーニサーキットチャレンジ(30分間)の順で行われました。
天候も、秋晴れの一日でしたが、風がやや強く、肌寒く感じる一日でした。
マツダサーキットトライアルで、最終コーナーでクラッシュが発生して赤旗が出た以外は、滞りなく終わりました。
JLMCの予選は、2種類ありましたが、ドライバー予選は、出場する全てのドライバーが走行し、基準タイムをクリアしなければいけません。
そして、グリッド予選で、グリッドを決めます。
ピットウォークですが、JLMCのピットが最終コーナー寄りだったので、コントロールタワー付近は、ガラガラで寂しい限りでした。
画像は、その時のものですが、御覧の通りです・・・。
で、28日の日曜日は、JLMCフリー走行(30分間)、CRJ決勝、ピットウォーク、JLMC決勝の順で行われました・・・。
JLMCフリー走行、CRJ決勝は、滞りなく終わりました。
JLMC決勝は、11時スタートで、チェッカーは、17時となります。
実際には、11時に先導車ありで、フォーメーションラップが始まり、その後、レーススタートとなるので、約3分後にレースが始まります。
そして、それから6時間後に一番多くの周回数を走っている車が、メインストレートを通過する時点で、チェッカーが出ますので、17時5分くらいになると思われます。
日没時間が、17時15分なので、チェッカーが出る頃は、薄暗くなっていると思います。
で、決勝ですが、スタート時に1台が白煙を出しながらの走行で、3周目にはオレンジディスク旗が提示されて、緊急ピットインとなりました。
20周近くになって、やっとコースインできました。
レースは、カーナンバー16番が序盤から飛ばしに飛ばし、後続をあっという間に引き離していきます。
とっても順調に走行を続けていたのですが、65周目くらいに突然のマシントラブル発生で、ピットイン。暫くピット内で修理することに。
70周を過ぎた辺りでは、半数の5台がピットインしていて、コース上は5台だけが走行しているという状況が何周か続きました・・・。
オフィシャルとしては、対応は楽だったのですが、やっぱり寂しいですね。
77周目、16番に変わってトップを走行していた22番が、突然のスロー走行。
どうやら、スピンしてしまったようで、足周りにダメージがある模様。
こちらも緊急ピットイン。ほぼ入れ変わりで、16番がコースインしていきました。
22番は、修理に多くの時間が必要だったようで、暫くはコースに姿を見せませんでした。
16番は、何度かピットで修理を繰り返しながらの走行をしていたようです。
トップは、クラスでいえば、2番目のクラスとなるGCと呼ばれる車です。
F3にカウルを装着した車です。
レース後半、トップの18番と16番が猛追です!!
もともとラップタイムは、雲泥の差(約9秒差)なので、みるみる内に差が詰まって行きます。
といっても、何周も周回遅れになっているので、差を掴みにくいのですが。
そして、レースも残り20分となったところで、差は2周ほど。
ギリギリで、追い越すのはムリかなぁという感じになってきました。
で、17時3分を過ぎて、トップで帰ってきたのは、18番でした。
その数十秒後に、16番がチェッカーを受け、レースが後数分あれば、逆転できていたかも知れませんという状況でした。
10台中8台がチェッカーを受けました。
色々あったとはいえ、228周して同一周回が2台いたというのは、凄いことでした・・・。
これで、このカテゴリーは、本当に終わってしまう訳ですが、そんなレースのチェッカーを振れたことは、嬉しかったです。
でも、やっぱり終わるとなると、悲しいですねぇ~。