Bf109補完

フィアットG-91に続いてBf109を10機、一気に完成させました。
Bf109と言ってもメジャーなサブタイプは3年前に9種類作ってしまっていて、「１サブタイプ１機」としているマイルールではもう打ち止め。なので今回作ったのは、初期型であるB、C型、アフリカ戦線用のTropの他は全て、試作ないしごく少数生産で終わったタイプばかりです。
さすがに試作型のキットは簡易インジェクションばかりで、素組みでサクサクッ、とは行きませんでした。
それでもこれでほぼ全てのBf109が揃った感じ。全部を並べると1/72スケールと言えども見応えがある、と期待してます(^^)

Bf109B-1
Hellerの古いキットです。エンジン排気口がC型と同じ後ろ向き排気管になっていましたが、B型は穴が開いているだけのようなので削り取って開口しました。


Bf109C-1
同じくHeller製、こちらはストレート組みです。


Bf109E-7/Trop
タミヤの傑作キットです。ダークグリーンの斑点をエアブラシで吹きましたが、筆塗りで表現した方が良かったみたい。


Bf109F-4/Trop
ファインモールド製、有名なハンス･ヨアヒム･マルセイユの乗機です。
一番派手な赤ラダーのマーキングを選んだら、主翼正面の国籍マークのハガレまで再現されていました(^^;)


Bf109G-0 Vtail
AZモデル製、実機は試作だけで終わったので架空のマーキングです。キットはファインモールドのキットを手本にしつつ、それに独自の味付けをした感じで、パチピタではないものの「やる気」を感じさせる気持ちの良い製品でした。


Bf109H-1
G-5型をベースに改造された高々度型ですが、Ta152の登場でボツになりました。
キットはMPM製ですが、初期の製品らしく大味な胴体や塩ビ製のキャノピーは使用に耐えませんでした。なのでそれらと脚回りをファインモールドのG-6型からスカウトして、H-1型としました。


Bf109T-0
E型ベースの艦上戦闘機型。空母建造が取り止めになったので活躍できなかった、と思いきや、少数ながら陸上で使われて意外に好評だったとか。
RPMと言う聞いたことのないメーカーのキット。凹筋ではあるものの、まるでマッチボックスのような甘～いモールドでした。また、キャノピーが湯回り不良だったので、タミヤのE-3型からスカウトして取り付けました。


Bf109W
F型をベースに試作された水上戦闘機型。キットはAmodel製ですが、こちらもダルダルなモールドで使う気にならなかったので、フロート以外ファインモールドのF-4型を使用し、主脚収納口はポリパテで埋めました。二式水戦などと比べると巨大な双フロートで、これでは重量や抵抗が大き過ぎて使い物にならなくて当然、と感じます。


Bf109X
F型をベースにダイムラーの液冷エンジンからBMWの空冷エンジンに換装した試作型です。こちらはFw190の登場でボツに。先のH型と同じ流れであります(^^)　確かに、見るからに駄作機らしいフォルムです。
キットはW型と同じAmodel製ですが、こちらの方が多少はマシ。でもキャノピーが絶望的に合わず、摺り合わせをしましたがまだ段差が残っています。脚はW型で余ったファインモールドのパーツをスカウトしました。


Bf109Z
F型を2機つないだツヴァイリング機。キットはこちらもAmodel製ですが、これが一番マトモな感じ。と思っていたらタミヤの流し込み接着剤を浴びせてしまい、一時は廃棄寸前の状態でした。が、意外に表面が荒れなかったので、チョコチョコとリカバリーをしてデッチ上げてしまいました。
なのでディテールや造り込みなど一切無しですが、完成できただけで一番満足してます(^^)