さよなら記念、だけど無頼塗装で完成

リコンファントムとほぼ同時進行で進めていた、F-4EJファントムⅡが完成しました。
キットは今や貴重な、スケールモデルに造詣の深いファインモールド。その渾身の最新作です。従来のモナカ割りとは違った独特のパーツ分割で、最初は思いっきり戸惑いました。パーツの精度がかなり詰められているため、ちょっとしたパーティングラインでも全体の構成に影響を受けるデリケートなキットではありますし、ここまで分割しなくても、と思うところもあったりします。が、プラモデル組み立てのセオリーを忠実に守って行けば、ほとんど修正をする必要もなく、キッチリと形になってくれます。パーツ分割である以上、どうしても筋彫りより太く見えてしまう胴体背中のラインは、溶きパテを塗って溶剤を含ませた綿棒等で拭いてやればＯＫ。これまでの各社ファントムキットでいつもネックになっていたインテークと胴体の合わせも、急がず気をつけて組み立ててやれば、前述の接合線が気になる程度まで詰められます。
そんなキットなので、組み立てそのものは２～３日で完了。あとは塗装とマーキングですが、初期型のF-4FJはマーキングのバリエーションが少ないのが辛いところ。キットには飛行開発実験団と尾白鷲のデカールが入っていますが、皆と同じではつまらないと言うヘソ曲がり(^^)なので、手持ちのデカールを使ってマンガ「ファントム無頼」の680号機にしました。
このマーキングは、昔ハセガワの凸筋F-4EJでも塗ったことがありましたが、最新のキットで作るとまたひと味違って面白かったです。
ひとつ作ればコツというか要所が分かるキットなので、すでに積んであるF-4EJ改と、発売が予告されているRF-4EJも、近いうちに作ってやりたいと思っています。