全塗装

今年もすっかり桜が散ってしまいましたね・・


今日は全塗装のお話です

良く軽い全塗装をするだけでレストアという言葉を使うし人がおりますが
レストアとはもっと奥深い車の再生復元のことなんですね
今日はあくまで全塗装のお話です

冬いちご初めて車を買ってから約３５年の間に３回ほど全塗装の経験が
あります箱スカ２台、スカイラインＲＳ １台
ＲＳのレストア時は長く大切にしようと長年お付き合いのある板金塗装の
仕事では大変定評のある板金屋さんでやってもらいましたが



↑こちらが全塗装前



こちらがレストア後

どんなにお金をかけて塗装をしても新車時の塗装とは質感も変わって
しまい・・本当に綺麗に仕上がっているのですが・・飽きが来てしまった経験が
ありました・・その後入手したＲＳは新車からの塗装の状態を長い歳月を
かけて磨き上げ仕上げましたが満足感は高いお金をかけて仕上げた
全塗装車よりもはるかに上でした




そして現在の冬いちごの愛車ロータスヨーロッパ
実はこの車４３年前の新車時の塗装で部分補修個所もない
素晴らしい状態なのですが・・さすがに４３年前の塗装のため
よ～く見るとヘアースクラッチやなかなか落ちきれない雨染み
もあるんです・・で一時全塗装も考えたのですが
全塗装してしまうとかつてスカイラインRSを全塗装した時
凄くがっかりした新車時の質感が変わってしまう苦い経験を
しているので多少のヘアースクラッチ、雨染みは目をつむり
少しでも長く今のこの状態を保ちことを使命にしていこうと心に決めました

でも・・・全塗装車のピカピカなボディーの輝きも憧れますよね～



これがルーフのエッジ部ですが新車時の塗装の状態ですが
スチールボディーの車では考えられないFRPの粗削りな部分が
よ～く見ると見えるんですね わかりますか？？粗削りな部分



ステンレスの窓枠の周辺も新車時の塗装ですがこの部分もよ～く見ると
ＦＲＰの粗削りな感じが見えるんですね
これが全塗装してしまった車両だったら・・全塗装時の下仕上げが悪いの？って思って
しまいそうだけど・・
新車の塗装の下地処理の？？ってところがあるのもヨーロッパのご愛敬
なのかな・・なんて最近思っています
でも・・４３年前の塗装がこのような状態でっ残っていること自体驚きと感動ですね(^^♪



ライト周辺の塗装の下地も鏡面ではないんですね
これはスチールとFRPの違いかもしれませんね





これが新車時の塗装の状態のリヤフェンダーのエッジ部です
新車時の下地処理はそれほど良いと思わないけど
もしこれを全塗装して下地処理を丁寧にしてしまうとこんな新車時の
エッジの質感も若干変わってしまうのかな？？なん思います

この状態を丁寧に丁寧に磨き艶出しっしながら維持していこうと
思っています








これが冬いちごが幼ころ憧れたケンとメリーのスカイラインGTRのイメージレースカー
ロータスヨーロッパスペシャル登場と同じ１９７２年秋に登場しているんです

な・・なんかロータスヨーロッパスペシャルのJPSカラー枠取りライン




似ていませんか？ロータスヨーロッパ特有の枠取りライン・・
このＧＴＲイメージレースカーを作成した当時の日産関係者に
ロータスヨーロッパ好きはいたのかな？

でも１９７５年頃国産車にロータスヨーロッパの枠取りラインを
真似て枠取りラインを入れていた車を時々見かけました
１９７５年当時サーキットの狼人気はすさまじかったんですね