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LONPAMEのブログ一覧

2024年06月09日 イイね!

accidentが逆転ミラクルパートナー!だめ...このままじゃもたないわしろデミちゃん

accidentが逆転ミラクルパートナー!だめ...このままじゃもたないわしろデミちゃん君の笑顔が見たくてあげた
 シロツメクサの花かんむり


「さりげなく違和感マナーオブパスタ」


私は今、手記を書いている。

若かりし新卒で入った会社を立派に定年まで勤め上げた今、気が付いてみれば、パートに出る妻を朝8時に見送った後は近所のスーパーまで散歩し、家に帰れば金魚を眺めて過ごす毎日。そんな何も起きない日も多い中、何かあった時は忘れないように手記に書き留めておくわけだ。手記を書くことが、これからの豊かな人生の起点になることを期待して。

そういえば、この手記を書き始めてから一年以上が経つな。書いてばかりでは面白くないから、これまでの手記を少し振り返るとするか。と言っても、普段と変わった出来事なんて月に一度あるかないかだからページ数にするとさほどでもない。だいたい14ページくらいか。


page 1
今日は記念すべき日だ。これといって趣味の無い私は、定年で仕事から離れてからというもの時間とお金を持て余していた。だが今日からは違う。今がまさにそうだ。この日記...いや、手記と呼んだほうが大人っぽい響きだな。そう、私は手記を書くことを始める。何も起きない毎日だが、手記に残そうと思うと普段気にも留めないことでも、なぜか光って見える。こんなに素晴らしいことをなぜもっと早く始めなかったのか。あぁ素晴らしい。私の人生は、ここからが始まりかも知れない。大げさに言えば、第二の人生の始まりだ。

page 2
手記を書き始めたことを思い切って妻に伝えた。「へぇ」という返事を妻はくれた。これまで妻の顔色をうかがってばかりいた私だったが、これからはもっと自由に生きようと思う。そう思えるようになったのもこの手記のおかげだ。昨日も書いたが、なんて素晴らしいんだ手記というのは。

page 3
手記を書くと決めてからはやひと月が過ぎた。想像以上に何も起きなさすぎる毎日に、私は驚きを隠せないでいる。ちなみに今日も何も起きてはいないが、手記を書きたい衝動が強すぎて我慢できずにペンを手にとってしまった。当然だが、書くことは何も無い。

page 4
今日も何も起きてはいないが、私はノートに向かっている。今日の天気は晴れだった。それ以外、書くことは何も無い。

page 5
庭のチューリップがきれいだった。
...ただ、それだけ。

page 6
これまでの手記が壮絶な無駄に感じるくらいに、今日は思わぬ事が起きた。何かが起きれば手記に書き留めるという、基本であり本来の流れを忘れてしまっていたくらいだ。ペンが踊るようにノートの上を走りだす。スラスラと書くとはこのことを言うのだろう、1ページだけでは足りないような気がしてきたが、とりあえず書き進めてみることにしよう。

今日のお昼時、妻が、ぎょうざを焦がした。

妻はフライパンを犯罪者呼ばわりしていたようだが、とにかく部屋中が焦げ臭くなった。しかしだ、妻よありがとう。ぎょうざを焦がしてくれてありがとう。今の私は心の底から感謝できる。今こうして手記を書けているのは、今日に限っては紛れもなく妻のおかげだ。やはり素晴らしい、手記というのは素晴らしい。妻よ、これからも焦がしてくれて構わない。

page 7
あの手記の喜びから二日が経った。私の今の気分は、興奮冷めやらぬといった感じだ。何も起きない日常を良しとする考えを私は否定しない。だが、手記という術があるのならば、何が起きても怖くはない。そう思う。

page 8
あの喜びをもう一度。...喜びが欲しい。今日も何も起きなかった。そして、何も起きなかったことをこうして書いてしまっている。なんという無駄か。

page 9
最近分かったことがある。事というのは探しても見つからないものだということ。自然に事が起きるのをただひたすらに待つしかないのだ。手記を書き始めてから半年。手記というのは実に奥が深い。

page 10
何も起きない日が続く。私が勝手に決めた手記ルールからは反するが、何も起きないということを書いている。そうでもしないと一向にノートが埋まりそうにない。いかんな。ノートを埋めることが目的のようになってしまっていて、このように無駄を繰り返してしまっている。これからの人生を豊かにするために始めた手記だったが、無駄を繰り返してしまっている自分が嫌になりそうだ。これを本末転倒と言う。

page 11
昨日はお酒を飲み過ぎたせいか、ネガティブな手記を書いてしまった。大いに反省だ。しかし愚痴をこぼしたことで、少しだけだが人生の本質に迫れたような気がする。今日はもう遅いからこのことを書くのはまたいつかの機会にしよう。寝るのも手記のためには良いことかも知れない。

page 12
今日は記念すべき日だ。手記を書き始めて丸一年が経つ。ほとんど真っ白なノートを見ても分かるように、この一年本当に何も起きなかった。何もだ。それでも今こうしているように、私のこの一年は手記と共にあった。誰も気づいてはいないが、手記が私の人生を華やかに彩ってくれていた。ありがとう。そしてこれからもよろしく、手記。

今日の夕飯は肉無しカレーライスだった。

肉がなんだい。野菜上等。
妻が作るカレーライスは絶品だ。
こんなことしか書けなくてすまん、手記よ。

page 13
リビングのソファに座ってコーヒーを飲んでいた昼下がり、部屋に漂う香ばし過ぎるカレーの匂いに私の鼻は敏感に即座に反応した。後ろを振り返ると、妻が照れくさそうに苦笑いをしている。私は笑みがこぼれるのを必死に我慢し、さも心配そうな顔を装いながら内心こう思った。

『やりよったな!妻よ!久しぶりにきた!半年ぶりにきた!頭の中はもうすでに手記の1ページが焦げカレーテキストで満載だ!この時を待ってた!期待を裏切らないところがさすがだ妻よ!こんなことなら朝からテンション爆上げしておけばよかった!ははあー!!今日の夕飯の心配より手記を書ける楽しみが勝っててすごい!待っててくれよ手記!今日は何も起きない日じゃなかった!書いてるのが焦げた話ばかりかも知れないが私は気にしない!手記の喜びは書くことにある!という訳で最後に言わせてくれ!妻よ、ありがとう!』

夕飯は久しぶりに妻と外食へ。
フォークとスプーンを上手に使って、
海老トマトクリームパスタを食べる妻。
妻が食べる姿を眺めては、
スプーンを持つ手が止まる私。

page 14
あの手記の喜びに酔いしれた夜から一か月が経とうとしている。もちろん今日も何も起きてはいない。それでも今日は、どうしても書きたいことがある。

毎日、何も起きていないと思っていた。
しかし、違った。
特別な事ではなく、
“おはよう”、“おかえり”の言葉とか、
一緒にご飯を食べる時間とか。
いつもとなりには妻がいて、
私の人生はそれだけで豊かになっていた。
焦がし気味なところはあるけれど、
妻よ、愛している。




あ、ロンパメです。




同窓会に行った時にこの手記の話を大手出版社のマーケティング部に勤める親友につい話しちゃったら小賢しいその友人が『手記が定年後の人生を豊かにする』っていう謳い文句で『手記に最適!B5サイズリングノート』を各地の文房具屋でターゲットである高年齢層に売りまくった結果センシティブワード盛り盛りで誰得不毛すぎる手記が大量に誕生しちゃってその手記という手記が軒並みパンドラの箱行きで決定していそうでしたが、先日は誰もいない街に行ってきました。



この場所は問屋町で、この日はお休みだったようです。



厳密に言うと誰かがいたのかも知れませんが、わたしには見えませんでした。なので、クル活スポットとしてはすっごくいい場所でした。で、まずはそんなクル活民憧れの愛車がとにかく映える誰もいない街感をしろデミちゃんと一緒にご覧いただきましょう。

それってこんな感じかも!

(ほほぅ確かに)

映えて上等どんなもんだい。

(いや誰も憧れない言い回しだな)

証拠はあがっている。

(そろそろ観念するか)

エビデンスがとにかくすごい。

(ん?エビデンス?何それおいしいの?)

さて、そんな街でしろデミちゃんは、誰もいないのをいいことに暴れまわっていました。あ、「暴れまわる」と言うと語弊がありそうなので言い直します。しろデミちゃんはキレッキレッにかわいくまわっていました。(謎行動)

こんな風にね!

(どんな風よ)

かわいさがキレッキレッ!

(かわいさだけは分かる)

証拠はあがっている。

(ん?)

だってかわいいんだもーん!!

(なんとぉー!!)




“100点満点中3点の時もある
 でも愛おしさはいつだって100点満点”



不変の真理が今目の前に。
やっぱりしろデミちゃんはかわいいです。


ロンパメバーグ
Posted at 2024/06/09 11:32:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年06月02日 イイね!

solutionが思いつき絶対味方なの!夢でも見ていたのかしらねしろデミちゃん

solutionが思いつき絶対味方なの!夢でも見ていたのかしらねしろデミちゃんイブに灯る哀愁キャンドルライト
 暗がりで食べるししゃもの味が別格マジ


「騙し騙され愛されロマンス」


よぅみんな。今日も勇者を全力でやってるか。
...なに?やれてねぇだ?!
なにやってんだおい!勇者なんてもんはなぁとにかく振り切って何もかも捨ててっちまうくらいの気持ちでやらねぇとだなぁ...ん?ああすまんな、つい熱くなっちまった。

さて...と、勇者塾はじめるぞ。今日の勇者塾のテーマは大衆食堂だ。大衆食堂をこよなく愛する者としては、大衆食堂ランキングなんてもんを勝手につけたくなっちまう。まあそれが俺...いや、勇者ってもんだ。
いいか、こっからは大事なところだから全部頭に入れろよ。
...なに?メモしていいかだと?!
何言ってんだ!メモは禁止だって前々から言ってんだろ!俺からしたら邪道なんだよメモなんてもんはよ!勇者は黙って記憶なんだよ!『やば!忘れた!完全に忘れた!あれなんだっけ?!でもでも~メモしてるもんね~やっぱメモしといてよかった最高』なんてもんは勇者がやる事じゃねぇ!分かったか!

おいみんな!!
みんな勇者になりたくてここに来てるんだろ?
勇者である俺の話を聞きに来てるんだろ?
毎日全力勇者するって誓っただろ?
最初の気持ち忘れんじゃねぇ!!


さあ集中集中!勇者集中!
用意はいいか、大衆食堂の話続けるぞ。

ランキングつけるって言ってもだなあ、勇者としてのランキングなんだよ。まあつまりは普通じゃねぇってことだ。当店人気ナンバーワンとか創業から続く味なんて関係ねえ。勇者にしか見いだせない、勇者にしか見えない世界があるんだよ。
今日のところは分かりやすいように、みんなが知ってる大衆食堂を例に挙げて具体的に説明していく。ほらここに来る途中の本屋の並びにあるだろ。歴史を感じる食品サンプルがショーケースに並んでる...そう、そこだ。みんなも自分でランキングをつける気持ちで聞いてくれ。ちなみに言っとくが、日替わりはランキングに入れんじゃねえぞ。そもそもだが、勇者は日替わりを選ばない。



☆きらきら勇者ランキング
〜 大衆食堂へようこそ! 〜



No.5 カツカレー(福神漬けのみ許可)
まず見るべきポイントは価格だ。1000円以下の場合はほぼダミーだと思っていい。だがここのカツカレーは1200円。この価格帯には大衆食堂の十八番である天ざるそばや、エビチリ定食などがいる。つまり、本気のカツカレーってことだ。この本気というのはカレーソースに顕著に現れる。
当日やっつけ業務用カレールウではなく独自で調合したスパイスが使われ、厳選野菜がしっかりと煮込まれた深い味わいのカレーがかかった揚げたてのカツを想像してみろ。白飯がいくらあっても足りねえはずだ。勇者なら大盛にしろ。そして一応忠告しておくが、カツに中農ソースかけたりすんじゃねえぞ。絶対にな。


No.4 五目ラーメン(ちぢれ麺限定)
実は大衆食堂というのはラーメンへのこだわりがめっぽう強くてな。この五目ラーメンもそのこだわりを強く感じられるひとつだ。もやしラーメンでもなく、チャーシューメンでもないところがポイントだ。つまり、五目が正解ってことだ。
『ここのラーメンおいしいけど体に悪そう概念』を突破すべく先人たちによって考えられた『それ野菜のっければほぼ解決じゃね?作戦』が大成功を収めたわけだが、そもそも勇者はカロリー過多で勇者なわけだから四の五の言わずに丼ぶり直飲みでかきこめばいいんだよ。レンゲなんか必要ねえ、フーフーしたら負け、やけど上等だよ。


No.3 ぎょうざ定食(ぎょうざ一人前15個)
どこの大衆食堂にもだいたいこのぎょうざ定食ってのがあるもんだ。これがどういうことか分かるか?つまりその言葉の通りだ。
正直理由は俺にも分からないが、勇者はぎょうざ定食を好む傾向にある。だからみんなも大衆食堂に行ったらまずはぎょうざ定食を食べねえとな。しょうゆとラー油はたっぷりつけろ、どんなに大きくてもひと口でほおばれ。そしてにんにくを感じろ。それが勇者への近道になるかも知れないおそらくたぶんきっと知らんけど。


No.2 チキンライス(オムライス禁止)
ケチャップライスを無性に食べたくなる瞬間がある。勇者なら誰だってそうだ。そうに違いない。分かってくれるかこの気持ち。
そこでだ、ちょっと想像してみてくれ。ケチャップライスを我を忘れてかきこみたい時に、そのケチャップライスがたまご焼きで包まれてたりしてみろ。なんとなくお上品に食べざるを得なくなるだろ。そうじゃねえんだ!今はそうじゃねえ!



さて...と、みんなどうだ。大衆食堂ランキング。勇者感てのはこういうことなんだよ。このあとNo.1をみんなに伝えようと思ったが、時間の都合上今日の勇者塾はここまでだ。また次回だな。
...なに?メニューだけ知りたいだと?!
なんて図々しい!図々しい勇者とかだめだろ!反省しろ!だけどな、俺は優しくて立派な勇者だからしょうがなくその要望に応えるとするか。いいか、メニューを伝えるからな、次回までに予習しとけよ!






No.1 キムチ納豆春巻き定食(ケチャップオンリー)






あ、ロンパメです。


この不審な塾の不審な話を聞いて勇者気取りになったほぼ全員が大衆食堂でやけどするっていう『大衆食堂軒並みやけど多発事件』が発生して警察が動いた結果この塾の講師が『やけどをあおった罪』で捕まっちゃってただでさえ少ない勇者がまたひとり減っちゃって困った勇者組合が新聞の折り込みに勇者募集の広告を入れてその募集要項の中に『やけどをあおったりしない方』という謎条件が入っていそうでしたが、先日は渓流沿いに行っていました。



この場所は自然しかない(言い方)、すっごく素敵な場所でした。



で、そんな自然と触れ合って心も体もリフレッシュしたしろデミちゃんはリフレッシュかわいいっていう新ジャンルを確立しようとしていました。

こんな風にね!

(標識がリフレッシュ)

どうでしょうか。

(こ、これは?!)

リフレッシュっていいですよね。

(伝わらん!伝わらんぞ!!)

どんなもんだい。

(何が)

さて、リフレッシュかわいいっていう新ジャンルの確立に失敗したしろデミちゃんですが、新緑クロスオーバーには成功しました。いつかはおしゃれなビル街クロスオーバーも試してみたいですが、今はこれでよしとします。それでは、新緑だからこそかわいいしろデミちゃんをご覧いただきましょう。

それってこんな感じかも!

(新緑感ゼロ)

みんな新緑へ GO !

(いや辿り着けてないよね新緑に)

Let's crossover 新緑 !

(逆に新緑しかない)

それ~!

(なんとぉー!!)




“今目の前に君がいて
 それだけで幸せで景色なんて目に入らない”




いつだって信じなきゃダメだよ!
だって、やっぱりしろデミちゃんはかわいいんだから。


ロンパメバーグ
Posted at 2024/06/02 10:30:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年05月26日 イイね!

inclinationが秀逸きまぐれキングピン!それは心と体がちぐはぐなのよしろデミちゃん

inclinationが秀逸きまぐれキングピン!それは心と体がちぐはぐなのよしろデミちゃん半袖のTシャツが秋空を舞う
 この先しばらくは着ることはないだろう


「誠に残念なことではございますが」


「...あれ?神社?」


......


「こんなとこにあったっけ...?」


......


若ければいいってもんじゃない、年老いているからいいってものでもない。そんな至極当然の格言のようなことでさえ、穴の開いたポケットから零れ落ちていくように慌ただしく流れていく世の中。
若さゆえの過ちがあり、高齢ゆえの衰えがある。この似ているようで相容れない状態は、フィジカル的には単なる日常のフェーズに過ぎない。しかしその不協和が生み出す力は時に、世の中の流れを止めることさえある。


ザワザワザワ...


時季外れの冷たい風が足元を通り抜けていく。ついさっきまで、あちらこちらから夕飯を作るいい匂いがしてくる住宅街を自宅に向かって歩いていたはずが、どういう訳か、すすきが生い茂る境内にシロミは辿り着いていた。
唖然とするシロミ。まるでエンディングで記憶を消される映画の主人公のような表情を浮かべている。不思議な力がこの場所に向かわせたのか、はたまたシロミ自身の好奇心にも似た隠れた意思なのか。


「...え?あれ?」


......キョロキョロ


「どこ?...ここ」


......


不思議とは何なのだろう。人の考える常識、言わばリアルというものからかけ離れたことであろうか。不思議というのは恐ろしい。どんなにタフな人でも、いざ不思議を目の前にすればたじろぎ足がすくむことだろう。
シロミを本気で救おうとしたおじいちゃんも、実はそのひとりだった。遠い昔、おじいちゃんがまだ髪の毛がフッサフサだった頃、まだ泥だんごを作って遊んで服を汚して親に叱られていた10代のはじめの頃、同じこの場所で、神隠しの瀬戸際を経験していた。


「狛犬さん?...違う」


......?!


「...うさぎだわ」


ふつうの神社であれば狛犬が鎮座しているであろう場所には、うさぎがいた。ただそれだけのことなのに、戸惑いを隠せない様子のシロミ。それもそのはず、おじいちゃんが飽きもせずにくどくどと言い聞かせてくれていたあの言葉を思い出したからだ。


- 先祖代々続く言い伝え -
 トリイノサキノウサギサマ
 メヲソラスナ フレテハナラヌ
 シンノココロヲトギスマサセヨ
 トビラガミエタナラバ
 コノムコトバデヒライテミセヨ
 コトバデヌモノ
 モドルコトカナワヌ



「ふっかつのじゅもん...」


......


あらゆる情報が蔓延し、それを制した者は勝ち、腐敗汚職のマトリクスが容認されるような世の中の風潮。この壮絶な渦の中では情報弱者は排他されがちだが、真実は違う。知らなくてもいいことがあり、知らないほうがいいことがある。そして、知りすぎてはいけないこともある。
うさぎを見たシロミは思った。“ え~このあと絶対ウサギサマ出てくるやつじゃんやっば~ちょっと誰かおじいちゃん呼んできて~ ”と。そんな想いとは裏腹に、なぜかシロミの足は奥へ奥へと向かいたがる。


......


シャワシャワシャワ...


「でた...ウサギサマ...」


シロミの目の前に大きな石像が現れた。それは、うさぎ感かなり強めのうさぎの形をした石像だった。その石像は、目が光っているように見えた。


「めっちゃこっち見てくるし...」


......


あれだけ面倒くさがっていたおじいちゃんの言いつけを守り、目をそらさないようにするシロミ。妙にウサギサマに触りたくなる衝動を我慢する。


......


「次、なんだっけ...」


......


「あ、トビラ出さないと...」


この時すでにシロミは確信していた。トビラはこの神社からの出口、つまり今は神隠しの瀬戸際なんだと。おじいちゃんの言っていた言い伝えは本当だったんだと。
“ こころをとぎすますってどうやるのかな ” とシロミが考えたとほぼ同時に、ウサギサマとシロミの間にぼんやりと青白く光るトビラが現れた。こころをとぎすまさずとも、そのトビラは勝手に現れた。つまり、おじいちゃんは言い伝え感アップのために話を若干盛っていたのだ。


「やった、成功成功...」


緊張のあまり、おじいちゃんの悪ふざけに気づかないシロミ。何の罰か、その頃家にいたおじいちゃんは熱いお茶を飲もうとして舌をやけどしていた。


......


「次、コトバだよね...」


シロミはコトバを頭の中で必死に探してみた。...が、なかなか見つからない。何かヒントがあったような気がして、さっきのハンバーガーショップでのアミとの会話を思い出してみた。

「へんなのー」
「でしょ」
「ふっかつのじゅもんみたい」
「なにそれ」
「で、ことばって?」
「ことば?なんだったかな、わすれた」


“終わった...”
ハンバーガーショップでは何のヒントも生まれていなかったというおぞましい現実にシロミは愕然として、ひざから地面に崩れ落ちた。


......


しかし、シロミはまだあきらめていなかった。そのコトバは、刹那に巡る考えの中で導き出されようとしていた。

“おじいちゃんのばかー!いっつも言い伝え言い伝えってウザすぎて肝心のコトバのとこが耳に入ってこないのよー!どうしよなになにうそヤバい!スーパーピンチわたし!早く家に帰って夕飯食べたいのに今目の前にコトバの壁とか信じられない!ていうかウサギサマわたしがコトバ言うのめっちゃ待ってるしー!あっ...待って出そう...落ち着いて...ふぅー...うんそう落ち着こうわたし...最初の文字...最初...最初のも...キ?!...出た?!出た出たすごい最初のキが出た!最初さえ分かればこっちのものよ!...キ...キロ...キマ...キ...キ...キ...”


「?!」


シロミは完全に思い出した。
神隠しから逃れられるただ一つのコトバを。


......


......


「キャロッペ !!!!」


......


......


『じゅもんがちがいます』




あ、ロンパメです。




前回のこの物語のあとにさんざん神のように崇められまくっていた世界中のおじいちゃんというおじいちゃんへの手厚い待遇が急に地に落ちたかのように冷遇されるようになっちゃって「やっぱりおじいちゃんの話は話半分で聞いとくのが吉だよね」が世界共通の認識として受け入れられた結果家の中で居場所を失ったおじいちゃんというおじいちゃんが縁側で熱いお茶をすすってやけどをしていそうでしたが、先日は大きなカーテンの前に行ってきました。



このクル活民待望の大きなカーテンの前ですが、クル活スポットを探していて偶然見つけました。本当です。なので、どこにあったのかはわたしもよく覚えていません。わたしの愛車にはカーナビゲーションシステムの装備はありませんし、もう二度と行くことは出来ないと思っています。で、そんなクル活一期一会スポットにいたしろデミちゃんはいつものように誰もいないけどこんなにかわいいいのよアピールを怠りませんでした。

こんな風にね!

(そっか)

かわいいカーテンですよね。

(カーテンはかわいくないしむしろ地味)

カーテンの向こう側へ。

(心境が謎)

みんなカーテンを越えようぜ! Yeah !

(いや不法侵入な)

さて以前のブログで、しろデミちゃんのかわいいプロポーション代表の話をしましたよね。今日はまたその話をしたいと思います。

☆以前のクロミちゃん優勝ブログはこちら
miracleなハレの日って!独りぼっちは、寂しいもんなしろデミちゃん

しろデミちゃんはどのアングルから見てもかわいさが溢れ出ているのですが、真横であったりななめ前から見ると『のびやかかわいいプロポーション(謎)』感が溢れ出てきます。これがどういうことかと言うと、その言葉の通りです。
というわけで、かわいいプロポーション代表のしろデミちゃんがのびやかにたたずんでみたらこれはつまり何かで優勝しちゃってまもなく殿堂入りだぜフーッ!!

それってこんな感じかも!

(ほほぅ!)

どうでしょうか。

(ふむ悪くない)

かわポーですね!

(いや斬新!略し方が賢者級!)

いっけぇーっ!!

(なんとぉー!!)




“君の願い届いたよ
 偶然だけど僕も同じさ”



どこにいてもいいの。
ほら、やっぱりしろデミちゃんはかわいいです。


ロンパメバーグ
Posted at 2024/05/26 11:46:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年05月19日 イイね!

encoreはバラード一曲涙枯れるまで!あなたって見かけによらないのねしろデミちゃん

encoreはバラード一曲涙枯れるまで!あなたって見かけによらないのねしろデミちゃん知ってか知らずか
 過ぎ行く夏を知らせるひぐらし


「じゅもんがちがいます」



「よいかシロミ」
「モグモグ...」
「我が家には先祖代々から続く言い伝えが...」
「んー!」


モグモグ...ゴクッ
慌てて口の中のトーストを緑茶で流し込んだ。


「うんうん分かったっておじいちゃん!」
「こらシロミ!ちゃんと聞かんか!」
「その話前も聞いた!」
「何度も言わんと忘れるん...」
「ごめん学校遅れるからまた今度聞くね!」


ガチャッ
右手にかばん、四角いキャラメルをほおばる。
「行ってきまーす!」


......


朝日を受けて初夏の装いを始める街路樹、犬と散歩に出かける高齢の夫婦、手を振って子どもの通学を見送る女性、家庭ごみを収集する塵芥車。そんなありふれた日常を横目に、人の流れを上手に避けながら駅へと走る。
今年17歳になるシロミは、見た目も性格も活発な高校女子。毎朝のように遅刻ぎりぎりに家を出て、駅まで走っていく。そんな、平凡な毎日を送っていた。



「アミ、おはよー」
「おはよーってぎりぎりじゃんシロミ」
「そぉー?」
「休みかと思った」
「これでもいつもより早く出たんだよ」
「そうなの?」
「だってまたおじいちゃんがさ...」


キーンコーンカーンコーン
『はい席についてー授業始めるよー』


いつもの朝、いつもの学校、いつもの友達。そして世の中は変わり映えなく、ただただ先へと進みたがる人生と年齢。過去だとか未来だとかは人々の想像でしかなく、現実のこの世の中では現在を生きていくことで精一杯のはず。だから時には、こんなもんだろうと割り切って楽な気持ちになりたい。楽を選んだとて、誰からも咎められはしない。


キーンコーンカーンコーン


「アミーやっとお昼よー」
「だねー」
「あーおなかすいたー」
「シロミさっきからそればっかり」
「だってーしょうがないじゃーん」
「ちゃんとお弁当持ってきた?」
「えっ?うそ...あっ!あったあった」
「そっか」
「変なこと言わないでよぅ心配になるぅ」
「ふふ...で、朝の話」
「ん?」
「おじいちゃんの話の続き」
「あーあれね」
「聞かせてよ」
「うーん...おじいちゃんっていつもね...」

 
- 先祖代々続く言い伝え -
 トリイノサキノウサギサマ
 メヲソラスナ フレテハナラヌ
 シンノココロヲトギスマサセヨ
 トビラガミエタナラバ
 コノムコトバデヒライテミセヨ
 コトバデヌモノ
 モドルコトカナワヌ



「へんなのー」
「でしょ」
「ふっかつのじゅもんみたい」
「なにそれ」
「で、ことばって?」
「ことば?なんだったかな、わすれた」


キーンコーンカーンコーン


また寝ぼけたことを...シロミはおじいちゃんの話を聞くたびにそう思っていた。孫がそんな気持ちで自分の話を聞いているとはつゆ知らず、同じ話を何度も繰り返すおじいちゃん。これが不条理な世の中ということか。だが、シロミはまだ気づいていなかった。不条理というか、不思議が自信の目の前に迫ってきていたことを。つまり、やり方はどうあれ、おじいちゃんは本気でシロミを救おうとしていたのだ。


「でさー4組の出実がさー」
「4組に出実なんていたっけ?」
「いるじゃんあの変な靴下はいてる」
「あーいるいるあの柄やばくない?」


ピピピピピピ...


「あ、シロミごめん電話だわ」
「いいよー」

......

「わかったーじゃあ帰るーはーい」
ピッ

「シロミごめんだわ」
「家?」
「うん」
「そっか」
「ハンバーガー私のあげる」
「えーまた太るしー」
「あはは、じゃあまた明日ね」
「うん、気を付けてね」


......


「モグモグ...わたしも帰ろ」


車窓に映る霞む夕焼け、疲れ果てて眠りこけるサラリーマン、ゲームに夢中な中学生、ヘッドホンから流れる音楽につい体がリズムを刻んでしまっているイケてるメンズ、吊り革が足りないくらいに混みあった電車の車内。これも日常。だが、この常日頃の中に隠れている大切なメッセージをシロミは見逃していた。先人の云うことは、聴いておいて損はないということだ。


プシュー
慌ただしく電車を降りる人の流れにのって駅を出たシロミは、いつもの帰り道をトボトボと歩いた。


......


「今日の夕飯なにかなー」

......


「あー宿題だるー」


......


「...あれ?神社?」


......


「こんなとこにあったっけ...?」








あ、ロンパメです。



この物語を見たほぼ全員が何かが始まりそうで何も始まらないこの壮絶なモヤモヤ感に包まれた結果世の中のおじいちゃんというおじいちゃんがとりあえず神のように崇められていそうでしたが、先日は風情のある建物の前に行ってきました。



軽量な15MB専用アルミホイールからこの重厚なかわいさを放つ3ピースホイールにすると、しろデミちゃんはどっしりとしたかわいい走り(謎)を見せてくれます。いい意味(謎)で。
で、わたし的には軽やかさよりもかわいさが重要なので、このホイールにした途端テンションが爆上がりして Let's go fire ! MAZDA ! MAZDA !

それってこんな感じかも!

( Fire な感じだぜ!)

盛って盛って!

(かわいい盛りすぎだぜ!)

いっくよー!

(よろこんで!)

MAZDA ! MAZDA !

( DEMIO ! DEMIO ! )

さて最近、かわいさ爆上がりが止まらないしろデミちゃんを見ていて思うことがあります。

“お前の一度きりの人生だ、後悔のないようにな”

ただ好きに生きるのではなく、
後悔のないように生きる。

人には欲がありますよね。カッコよさげな理屈じゃなくて、例えば、あんな服を着たい、あの靴が欲しい、あそこに行きたい、あれが食べたい、あの人に会いたい、とか。
遠い未来を考えすぎて我慢を感じて生きるよりも、もっと自然体で今の欲に素直に従って生きられれば、そこに後悔は残らないような気がして。

こんな風にね!

(確かに欲がすごい!)

アレ欲がすごいです。

(アレ欲爆上がり!)

アレ欲が止まりそうにありません。

(暴走)

あ...アレ欲が満たされました...

(いや急!急に満足気な様子!)




“面影ばかり探していたけれど
 僕のとなりに、今、愛があって”



でも時には我慢も必要かもね!
なので、やっぱりしろデミちゃんはかわいいです。


ロンパメバーグ
Posted at 2024/05/19 23:23:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年05月12日 イイね!

eccentricなDNA覚醒ループ!威勢だけは立派ね、そこまでおっしゃるならしろデミちゃん

eccentricなDNA覚醒ループ!威勢だけは立派ね、そこまでおっしゃるならしろデミちゃんチュロロロロ
 ウグイスの鳴き声に誘われて


「シアトルからこんにちは」


♫~
ゆれるネオンサイン 教えてくれてる
モノクロな想い ふたりの関係
あのミュージック 聞こえてきたら
白いドアあけて take me

未来感じても 見えないのはなぜ
気持ち 手に取るようにわかるのに

出会った時も wow wow
kissに落ちる夜も wow wow
どうでもよくなるくらい
今この瞬間を愛してる
だって PERFECT SHINY 求めてる
いつか PERFECT DAY 全力希望


ありふれた雑踏 すれちがうたび
シンクロしそうな ふたりのパトス
両手ひろげて 待っててくれたら
ハネた髪セットして wanna go

転びそうでも 立ち止まりそうでも
気持ち いつだって前のめり

会えない時だって wow wow
dangerな夢だって wow wow
どうでもよくなるくらい
今この瞬間を愛してる
きっと COLORFUL SHINY すぐそばに
いつか COLORFUL DAY 全力希望


リプレイしたくなる この時間だから
気持ち 伝わって...伝わって...

出会った時も wow wow
kissに落ちる夜も wow wow
どうでもよくなるくらい
今この瞬間を愛してる
きっと COLORFUL SHINY すぐそばに
いつか COLORFUL DAY 全力希望

wow wow... wow wow...
~♫



あ、ロンパメです。



新人歓迎会の二次会のカラオケに予約なしで総勢20名で押しかけちゃって困り果てたカラオケ店の店長が「かなり狭めの部屋でしたらすぐにご案内できますけど...」って感じで遠回しに断ったつもりが酔っ払った上司たちが軒並み全力goサインで無理矢理に狭めの部屋に20人が詰め込まれた結果座る場所が無いどころか立ち位置すらままならない大渋滞が発生しちゃってそんな中酔っ払い上司たちが我先にとマイクを奪い合ってこの謎ミュージックのイントロが流れた途端ほぼ全員の顔が青ざめちゃって入社早々に転職を決意していそうでしたが、今日は車高調整をしてもらいました。



車検の際に車高を前後2cmずつ上げていただいたので、今日はその逆ですよね。
つまり、わたしたちクル活民が暇さえあればこぞって訪れるあの場所で車高調整をお願いしてきたということです。

それってこんな感じかも!

(これはクル活民的LOVEな看板だね)

YOKOHAMA ! YOKOHAMA !

(いやこれKOHAMAな)

調整っていいですよね。

(そこは同意)

ほらもうかわいいんだから!

(いやほぼ地面じゃん!)

その後...
ツヤッツヤのテッカテカの、
例のアレを装着しました。



あれから6か月。



おかえり。



かわいいしろデミちゃん。





“なんていうか...その...
 シャイな君にくびったけなのさ!”



やっぱりしろデミちゃんはかわいいです。


ロンパメバーグ
Posted at 2024/05/12 22:15:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「accidentが逆転ミラクルパートナー!だめ...このままじゃもたないわしろデミちゃん http://cvw.jp/b/1746028/47771019/
何シテル?   06/09 11:32
こんにちは、LONPAMEです。 あ、ロンパメで大丈夫です。 車が好きで、車を運転するのも好きです。 でも整備系は全く出来ないので、 全部プロにお任せしてい...

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漢気ミーティング ⑥ 
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2013/10/05 21:26:50

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