
そよ吹く風に寄り添う落ち葉、見上げた空はまぶしくて。
特別誰かに伝えたい訳ではないが、このまま私の記憶の中だけに留めておくのが惜しい気がして筆を執ることにした。暗い部屋だから間違いなく乱筆になるだろうが。
朝の空気が冷たく感じるようになった頃のことだ。早朝に目が覚めた私は、車で旅に出た。旅に出るのに理由などは無く、唐突にそうしたくなったのだ。行き先などはどこでもよかったし、持ち物は最小限にお金と携帯電話と充電器だけ。充電器と言っても車載充電器ではない。なにせ私の車は昔の車だから、世の中の便利にはついていっていない。
朝が早かったものだから、眠たい目をこすりながらの運転だ。幸い車の通行量は少ないし、人通りもほとんど無い。峠を越えながら隣県に入り、知らない土地を走る。目的の無い旅だから、必然的に車を運転する時間が長くなる。どこかの幹線道路を走っていた時、そう言えばこの車も長い間乗り続けているなと、私はふと思った。正確には思い出せなかったが、だいたい30年間程になるだろう。そして普段は気にしていなかった走行距離計を見てみた。194,623km。相当な距離のような気もしたが、なんだ30年でこれだけかとも感じた。
3泊もすれば旅の終わりも見えてくる。まあこんなものだろう、気は済んだなと。こうしていつもの生活に戻っていくのだが、旅からの帰り道にいつも口ずさむ音楽があってね。曲名こそ憶えていないがとても軽快な曲調で、確かキューピー3分クッ...あ、ロンパメです。
余計なことしないで記憶の中だけに留めておいてほしいってほぼ全員が懇願するほどの閑話でしたが、先日は雨上がりの朝の駐車場に行ってきました。
バケツをひっくり返したように降る激しい雨に見舞われながらも向かった先は、駐車場です。この駐車場に到着した途端に雨は上がり、雲の切れ目から朝の太陽の日差しがパーっと降り注がれてきました。で、道中バケツの水をひっくり返されながらも雲の切れ目から降り注いだ太陽の日差しがいっぱいの駐車場でしろデミちゃんはかわいさをパーってまき散らしていました。
こんな風にね!

(パーっていうかわいさが伝わってくる)
駐車場の枠にとらわれない性格です。

(何度でも言おう、そういうとこだぞ)
ピザ生地みたいに膨らんだ想い、どうしても君に聞いて欲しいのです。

(また急にチームしゃちほこ感強まった)
さて、晴れた日、曇りの日、雨の日、夕暮れ時など、これまで様々な天候の中で愛車の写真を撮影してきました。そしてこの日、雨上がりという初めてのシチュエーションでしろデミちゃんのかわいさがどうなることかと不安が頭をよぎりましたが、シャッターを切るか切らないかのところでもはや瞬間でその不安はどこか遠くに吹っ飛んで(言い方)いきました。

(心配とかマジ無駄説過ぎてかわいい)
雨上がりのこの雰囲気はなかなか趣がございますわね。

(ん?!)
迂闊千万でござりました。

(おぬし?!よもや武士ではなかろうか!)
雨上がりをあえて狙ってのクル活はなかなか難しいとは思いますが、雨上がりの良さを知らなかった私にとって、とりあえずこの日はお得感がありました。
雨上がりっていいよ。ね、しろデミちゃん。
ロンパメバーグ
Posted at 2023/10/17 23:22:04 | |
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