
遠い空へと上がる花火、暗い車内で握り合う手と手。
忘れもしないあの日、人生の岐路を選択する機会に出くわした。
「騙されたと思ってやってみて」
彼女はそう言った。常套句ではあるが、これを言われるとなぜだかやりたくなってくるから困る。想像するに...いやどう考えてもとんでもないことが起こりそうなことは明白だったが、何事もやってみなければ分からないというのが私の座右の銘というか悪い癖だ。そう、人生は選択の連続だ。
どのような選択をする機会だったかを説明する前に、私が過去に経験した壮絶な選択というのをまずは伝えておこうと思う。
例えば。
選択-1.迫りくる海とロードバイク
階段とエレベーターが目の前にあったら迷わずエレベーターに乗るくらい運動がからっきしだめな程度なのにトライアスロンにエントリー。
選択-2.スワンからの誘い
スワンボートから大型客船まで船という船すべてにおいて確実に船酔いする程度の船酔いの達人なのに早朝の漁船に乗って出漁。
選択-3.四川の猛攻
カレーの中辛でさえ「うわ辛っ!」ってなる程度の辛い食べ物苦手派なのに出てくるもの全部がとにかく辛過ぎる四川料理のお店でオーダー。
選択-4.カーディガンの愛
寒いのが苦手で真夏でももちろん長袖の服を着るしもっと言えばカナディアンカーディガンが手放せない程度の寒がりさんなのに冷凍倉庫での仕事に就く。
選択-5.寝るための館
家の中でも車の中でも電気が消えて暗くなると睡魔が襲ってくるけどその睡魔と闘う気なんてさらさらなくて秒で寝入る程度なのに映画館で映画鑑賞。
さあどうだろう。想像するだけでも身の毛がよだつほどの絶望的選択であったことは伝わったかな。しかしながら意識してか無意識にかは別にして、こういった選択をしながら私たちは生きている。それは確かなのだ。
さて冒頭話したように、この日突然降ってきた人生の岐路はとんでもないものだった。聞いた瞬間、まるでおとぎ話かと思った...いやおとぎ話であってほしいとすら思ったほど。だが私の目の前で彼女はそれをやってのけた。何の躊躇も無く。過去に数々の絶望的選択をしてきた百戦錬磨な私でも、この時だけは迷いに迷った。だってそれはオムライスにソー...あ、ロンパメです。
妄想をあたかも自分が経験したかのように語る程度の能力が遺憾なく発揮されていましたが、先日は前人未到のクル活に挑戦してきました。
前人未到のクル活というのは、人工的な明かりの一切無い夕闇の河川敷で愛車の写真を撮影するということです。あ、前人未到というのはわたし的に勝手に思っているだけで、実はほぼ全員が経験済みなのかも知れません。で、そんな実はほぼ全員が経験済みなのかも知れない人工的な明かりの一切無い夕闇の河川敷で愛車の写真を撮影した結果やってることが前人未到過ぎてしろデミちゃんのかわいさが遺憾なく発揮されずにマジ完敗しててもうそこにいたのはしろデミたんって感じでした。
こんな風にね。

(これはしろデミたんって言われてもおかしくない)
tough民失格ですね。

(え?チームしゃちほこ?!)
でも...立ち止まってるヒマなんてない!

(手も足も出したもん勝ちです!)
さて、夕闇というかもはや闇になってきてしまって頼りになるのはヘッドライトの明かりだけになりました。なので、ヘッドライトだらけの無駄にまぶしい写真集をご覧いただいて今日のところはお別れにしたいと思います。
ハロゲンヘッドランプって明るい!
-クル活目標-
暗い中でもしろデミちゃんをかわいく撮影すること。
なかなか難しそうだけど...ね、しろデミちゃん。
ロンパメバーグ
Posted at 2023/11/07 23:54:04 | |
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