
白のTシャツに汗ばむ肌
緑を装う木立ちの間を駆け抜けて
「朝食が冷めないうちに」
年のせいか、最近は自宅でひとりで過ごすことが多くなった。かといって、読書だったり料理とか映画を観るとかそういういわゆる趣味というものがあるわけでもない。部屋を片付けて掃除してみたり、乗りもしない車を洗ってみたり、特に誰が気にするわけでもない庭の草木の手入れをしてみたりと、そんな程度のことをして過ごしている。
そんなある日、ひとりで朝食を食べている時にその電話は鳴った。
『トゥルルルルルル』
一応固定電話を置いてはいるが、かかってくるのはほとんどが何かしらの勧誘だから、いつも通りその電話に出るのはやめた。
『トゥルルルルルル』
またかかってきた。そう思った。そう、まただ。だいたいの勧誘電話というものは繰り返してかけてくるというのを学んでから、2回目まではいつも出ないようにしている。
『トゥルルルルルル』
「きたー!...むぐっ...ごほっ」
思わず声が出てそしてむせた。そう、3回目が来た。経験上、3回目ともなると勧誘電話である確率は格段に下がる。これは、こんなわたしに用のある人物からの電話に違いない。椅子から立ち上がり、心躍りながらもわずかに緊張している手を受話器に添える。その時、一秒にも満たない時間の中で感慨深い思いが頭の中を巡った。
“久しぶり...あぁ...人と会話するのは何日ぶりだろうか...落ち着け...落ち着いて電話に出るんだ...最初はなんて出ようか...定番の「もしもし」にするか...今は朝だしせっかくだから「おはようございます」でもいいかもな...いやでももう9時をまわっているから寝坊してさっき起きましたおはよう感が出かねないな...やはりここはシンプルに「はい」でいくか...うんそうしよう!”
『トゥルル...』
カチャ
「はい、おはようございますもしもし」
結果変な風になった。まあいい。何であれここから会話が始まるのだから。さあ話そうわたしに用がある人よ!食事の誘い大歓迎!軽くお茶でもいいよ!相談のるよ!引越しの手伝いでも構わない!電話の一本でこんなにウキウキにさせてくれたあなたにマジ感謝!
『...しもし!ちょっと聞いてます?!』
「え?...あ、すみませんちょっと考え事を...どちら様でしたか」
『ですから!二軒となりの城実ですけど!』
「あぁなんだ城実さん、ごきげんよう」
『は?!ごきげんようじゃないわよまったく!
おたくの家の前にイチョウの葉っぱがいっぱい落ちてるもんだから
歩いてて滑って転びそうになったのよ!!ついさっきよ!
おたくが植えた木じゃないからって言ったって
自分の家の前くらいちょっとはそうじしてくださらない?!!』
「...」
『あの!聞いてます?!」
「...え、いやちょっとよく分かんない」
カチャ
受話器を置いた。さあ、朝食の続きを。
...あ、ロンパメです。
相手とのコミュニケーションに対する絶望的プレッシャーで電話恐怖症になりかねませんが、先日は高架下に行ってきました。
高架下の特徴を一言で言い表すとすれば、すっごくいい感じ♪です。別の言い方をするとすれば、日陰効果を得られるところです。つまり高架効果です。この高架効果の下では、どんなクルマも渋く凛々しく映ることでしょう。しろデミちゃんも例に漏れず、渋く凛々しくそして、かわいく映り、それはもはや城実ちゃんでした。
あれ?もしかして城実ちゃん?

(違います)
城実ちゃんじゃん何してんのこんなとこで?

(ちょっと話しかけてこないでよ!)
時間あるならさぁお茶でも行かない?

(あんた誰なのよ!しつこいわね!)
30分だけでいいからお願い!

(勝手に言ってればいいわ!もう知らないから!)
さて、しろデミちゃんはキリッとした目つきもムムッとした顔つきも当然かわいいのですが、後ろ姿のかわいさの壮絶っぷりもなかなかものだとわたし的に勝手に思っています。GP SPORTS EXAS EVO Tuneとの相性のよさは文句のつけようがありません。
こんな風にね!

( Let's go EVO Tune !)
かわいさしか取り柄がないから!

(かわいさだけ!)
かわいさだけは負けられない!

(かわいさ優勝!)
Let's go しろデミちゃん!

(いってらっしゃい!)
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ボボボーブォンブォン!ブゥォォォーン!
“雨が雪に変わるように
僕たちも変わっていけるはず”
福井県はこれから長い長い冬に入ります。
でも雪が降る中だって、きっとしろデミちゃんはかわいいです。
ロンパメバーグ
Posted at 2023/12/16 17:36:35 | |
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