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イイね!
2013年01月15日

男前のクルマを考える。

男前のクルマを考える。 つい、また昔の電話帳ほどの厚みのあるGooを買ってしまった。240円。
カーセンサーが反対に凋落気味である。
80ー90年代に、カーセンサーが全国展開で支社を作りはじめ、
最初の分冊が関西版であった。
編集部も当時は関西に有り、割と抵抗が無いものだから
ずいぶん、変な車を買う度に、読者紹介ページに、大きくとりあげて
もらったことがある。

80年代から90年代は地方メディアがそこそこあって、中古車情報誌も
地方で活発に出ていた。京都に1つ。大阪は週刊誌スタイルの自動車誌。
岡山、中国四国地区にも1つあった。
そして九州に福岡に2誌あった。
そういうのが全部無くなったのは、カーセンサーの覇道主義による。
カーセンサーは一時期リクルート社の主力雑誌になりかけた。
関西版の編集長も東京に行き、偉くなったと思う。
しかしこれは、亜流の自動車雑誌である。

リクルートと言うのは、今の感覚で言っても、隙間産業だ。
江副という創業者も、のちのライブドアみたいな企業を作りたかったのだと思う。
出版じゃないけど、本(雑誌)も沢山出して、メディア界に進出した。
ぼくがマスコミをめざした80年代の頭には、まだ就職斡旋企業であったが
とにかく勢いが違っていて、そこにチャレンジと言うか、門をくぐった人は
多かった。

一時のソニーグループみたいに、優秀な人がたくさんアウトプットされた。
ただ、失礼だが、本質的に「こころざし」のある会社ではないと思う。
だから土地買収疑惑で、旧来マスコミに散々叩かれ、「リクルート事件」
という焼き印を押されて、創業者は退場した。最近になって、官製談合や
小沢の検察告訴と同じように「作られた事件だった」と、弁明しているが
そこまで回復しなければいけない名誉なのか、さて。

そのリクルートが転けた時に手を出したのが、「何でも買います」ダイエーの
中内功である。
Mr.中内の功罪も面白いが、南海ホークスを買い取って、名前だけ残して自前の
球団を舞台と共に新天地に作り上げて、ソフトバンクにピカピカにして、高く
売り渡したのだから、あっぱれの商人(あきんど)である。
リクルートの方は、ぬえみたいな企業だから、ダイエーのメディア進出は、地元
神戸の、神戸新聞グループから、サンテレビとFM放送に少し後押しするくらいの
ことしか出来ていなかった。

読売の氏家とナベツネみたいなワル(参謀)がいたら、もっと大きなメディア
グループが出来たのに、と思う。
リクルートのメディア戦略のコントロールもできなかったし、神戸新聞デイリー
スポーツグループとの調整もできなかった。
おやじ(中内)に、瓦版屋の才覚があれば、日本のマードックになれたかもしれないし、
孫正義を後継者にして、もっと面白い社会になっていたのかも、しれない。
リクルートは一時期、電通のようなエージェンシーも目ざしていたし、インテリジェンス
(情報謀略)分野も考えていたと思う。しかしそれは終わったと思う。

紙の媒体は10年前に全部ヤメると言って、雑誌のいくつかはネットになった。
しかしこれがなかなか思うように切り替わらない。だからのカーセンサーのじり貧の
間に、おそらく元リクルートの社員が流れているのだろう。
その間の、グーの追い越せムードである。

さて、今回、こんな雑誌を買っても買うクルマも無いが、と思いながらひまつぶしに
ページをめくってみた。

一般向けのなまぬるいクルマばかりが並んだ中で、「おっこれはいいかな」と
思ったのは、昭和61年式の7thスカイラインのGTSーXの45万と、ポリバケツ色
よりもう一寸濃いオリジナル色のタイタントラック75万くらいであった。

全く関係のない2台であるが、比較の対照は、この間から知っている、京都の
知り合いの店に置いてある2代目CR−X1.5オートマと、せいぜいこの本に出ている
先先代ポロの5MT、12万くらいだ。

まずスカイラインであるが、私も7thスカイラインは新車登場当時は、4ドアと
4ドアHTだけであったと、初めて知った。不勉強だが、そのくらい興味が無かった
のである。
エンジンがL型かRBか、それも知らなかった。2ドアHT(クーペ)は、あまりの
不人気で、1年半後に慌てて追加したようである。
要はあの頃の迷走したNISSANらしく、ローレルとスカイラインを「クリスタル」な
関係にして、クレスタ+マーク2三兄弟を、追撃せんと1Gエンジンの向こうを張って
4年遅れでRBを積んだが、歯が立たなかったのであろう。
そうすると、こいつはクレスタの2ドアハードトップNISSAN版か。

しかし大型クーペ(といっても5ナンバーだが)は、近年なかなか稀に無く、美しい。
ここがポルシェ(911/944あたり)に比べてパフォーマンスは劣るけど、
かえって好感が持てる理由だ。
希少価値と、外車のようなミーハーな支持や、判ったような人が肩を持たない。
それとレパード2世に比べて無骨で野暮な所、しかも禁欲的な2000で5MT。
こういうクルマが、僕は今の時代に少なくて「男前」だと思った所以だ。



タイタントラックは、家族も乗せることも今後はあまりないだろうし、MTの
ちょっと古いトラックを普段の足に使うと言うか、これ1台で生活する主義(笑)。
働いてない男の妄想と思って笑って頂いて構わないが、仕事が来たらそれで稼いで
数日暮らす。
これぞ男っぽい生き方じゃない?
どうだ、ワイルドだろう!!











ブログ一覧 | オンザカー | クルマ
Posted at 2013/01/15 12:00:36

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この記事へのコメント

2013年1月15日 15:21
この7thのクーペのターボに乗ってました。たかが2000なので、低速トルクが細いのですが、パワーバンドに乗ると速かったですね。
乗るとうすらでかい感じですが(笑)
コメントへの返答
2013年1月16日 13:08
高が2000、然れど2000に、日産スカイラインは、もうちょっと拘るべきでした。
32GTRで2600、GTXで2500。その後あれよあれよの間に、今は3500オーバーの3700でしょう。

昨年秋のCG50年イベントで乗った、レーシングドライバー氏の運転するクロスオーバーカー、フォードエクスプローラーが2.0ターボで燃費もリッター14行くと言うのに、目から鱗でした。

世界は先を行っています。スカイラインクロスオーバーからでも、2リッターに戻すべきではないでしょうか。税金高過ぎて、子供のいる30代は乗りませんよ。
2013年1月15日 16:55
こんにちは
私もこの型のスカイラインに
乗った事があります
確か大分安くなった時期に
足車として購入いたしました
印象は・・・日産のスカイライン・・・
って感じでした
良くも悪くもスカイライン(笑)

そしてトラックは良いですよー
うちにもバントラが仕事用ですが
4台あります
働いてくれて稼いでくれます
働く自動車は頼もしいです
コメントへの返答
2013年1月16日 13:24
31スカイラインは、「失敗作」というには気の毒で、陰に隠れた端境期のスカイラインです。
2ドア設定が無かったのは、先代モデルの30RS系を、引っぱって小型スポーツは4気筒でいくという、M3的発想じゃなかったのかと、亡き桜井師に聞いてみたかったところです。
30の時代までは4気筒のTiがありましたからね。
スープラもレーシングカーは4気筒だったでしょう。

トラックは要りますね。1月から炭焼きを習い始めまして、それと近年、野外ボランティアの活動をかなりやるように、なりました。
50過ぎて、半分遊びながらぶらぶら生きていると、やはり役に立つオッサンでありたいと、思います。
トラックの運転もし、ピアノも弾くような繊細な人間になりたいと思うのです。実際イギリスやイタリアの上流シニアって、そうでしょう。

50過ぎてガレージに、フェラーリとポルシェが並んでいるのが自慢なんて恥ずかしい(ごめん、トモダチの皆さん)。カントリーライフ半分の、たまにはフェラーリで、男らしい生き方ではありませんか。
トラック買いそうです(笑
2013年1月15日 22:29
こんばんは。
これ、タイタンのダンプ?
あおりからして。

うちにも丸目の在りました。
タイタンのブルー、、
懐かしすぎます。。
コメントへの返答
2013年1月16日 13:31
2000CSさんは、本当に羨ましい工作少年的カーライフを実践されているのが、素敵です。
タイタンが出たのが、1971年くらいでした。

マツダは、その寸前まで12尺とか20尺と言う三輪トラックの、主力会社でしたね。
家にマツダの乗用車があると言う家は、少し前まで、元々の農家か自営業の家が多かったと思います。
ルーチェレガートと、トラックというような組み合わせですね(笑
2013年1月16日 0:56
7thが出た時私小学5年生、

しかし当時のコト良く覚えています
鉄仮面からコレにチェンジして
大丈夫かと不安になりました、
(笑)

実際予感的中
日産は苦労しましたね
販売もレースでも・・・、

でもスカイラインが変わる
ターニングポイントの1台だったと
私は思います、

・・・結構好きです。
(笑)
コメントへの返答
2013年1月16日 13:42
コメントありがとうございます。
若いなー。僕はもう社会人です。30が大学生のとき。
ポールニューマン「車は愛だ」でしたけね、登場時のフレーズ。

日産は前にも書きましたが、お家騒動に匹敵する、組合委員長の贅沢生活が社会的に批判されて、大変だった頃なのです。
今考えれば純粋な動機でなく、何かがリークしたのかもしれません。

スカイラインは、サーフラインをやめた後、「丸いテールランプだけ」とこのクルマが一番叩かれました。
もう丸テールも無いですし、クーペは3500超ですが、時代の中で仕方ないという気もしますが、「これがスカイラインスピリットだ」という証拠を見せたらもう一度売れると思います。
ゴーンは、Zは知っていたでしょうが、この車はあまり知らないと、思うのです。
2013年1月16日 23:57
ワイルドですね~趣味の薪ストーブの薪用に一時期探しかけたのですが働く車の武骨さが好きです。
場所やコストなど諸事情からお気に入りの(OLD)NEWポーターちゃんにがんばって貰ってますが(笑)

リクルート>同級生がバブルの頃、就職、その後独立して「でっかい会社の社長(苦笑)」になってるのから、色々繋がりがありますが、kotaroさんが仰るような内部事情のせいか、当時は独立志向が強い会社で言わば外資的な雰囲気を感じました。

そう言えば亜流○○版の社長とは時々ご一緒するんですけどナローポルシェなど旧いヤツが好みなんですよね、しかも同じ72Sだという…(@_@。
これは商人(あきんど)てことでしょうか?汗
コメントへの返答
2013年1月17日 15:04
こんにちは、昨日も山の中のけったいな自動車屋さんに、突然お邪魔したら、おじさんがもっと話をしようと、山小屋のような薪ストーブのある部屋に連れて行かれました。

近年私の趣味が合う人は、結構薪ストーブ派が増えてきています。軽トラ、ポーター1台有ると重宝でしょう。昨日、前を走っていた軽トラは、全部4WDで、泥濘地はやはり四駆なんだなぁと、見つめていました。

リ社の中でもカーセンサーは、結構個性を出したい人の集まっている部門なのだろうと感じます。
私は記事ページの熱心な読者でした。ただ普通の雑誌と同じことをしてはいけません。近年特にコストカット著しいのか、機械が作ったような紙面化しています。
発刊当初も、味は一見薄いけれど、外車だけの分冊とか、面白い本作りをしていました。ご友人の方にもう一工夫、まねの出来ない雑誌(情報媒体)作りに取り組まれてくださいと、エールを送ってください。
辛口男からの、これでも励ましです。(笑)


2013年1月17日 0:34
7th、出た当時は自動車雑誌と車ファンには酷評さえましたが、マイナー後の最終型は2ドアクーペメインで人気が出ましたよね。あの、GTオートスポイラーが出てくるバンク周回路のCM、かっこ良かったなぁ。
当時、Piazzaと真逆のスタイリングでしたが、あれはあれで日産らしくてカッコ良かった。
コメントへの返答
2013年1月17日 11:26
国際的評価を論じる44love氏も、今回はややドメスティックな感想が、つき驚きました。
たしかに、いすゞピアッツァと、対角線上のデザインですが、国際レベルでない点は、まだ日本のクルマは、このくらいの熟し方だったと、判じます。

僕は、国産車は国内市場ばかり意識していても、平和だったなあと、プラザ合意の翌年ですが、この頃の時代の空気が、とても懐かしい。

最後の“国内番長”的なクルマではないですか? この7thスカイラインGT 2ドアハードトップって。
2013年1月25日 2:23
仕事用タイタンダンプを普段の足にも使うエンスー氏、
実際にいまして、乗せてもらいました(笑)
コメントへの返答
2013年1月25日 8:09
ごぶさたです。
そうなんです。やっぱり雑誌の悪い影響で
刷り込み知識だけのエンスーと言うのは
子供です。それかオタクです。
トラックやダンプだって乗れて、
古いスポーツカーが乗れてこそ、
紳士たる者でしょう。

プロフィール

「50cc原付の廃止と元新潟鉄工の破綻 http://cvw.jp/b/176891/48701621/
何シテル?   10/09 14:35
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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