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kotaroのブログ一覧

2011年11月13日 イイね!

遠い旅路

遠い旅路昨夜から、岐阜と長野の県境、濃飛の秘湯、新平湯温泉というところに、泊まっています。
FIAT124Spiderの全国的なミーティングに、850オーナーとして、今年も参加させていただきました。

今回は、新しく加わった850スパイダーに乗り、息子と参加しました。



楽しいことは一杯あります。でもそれだけでなく、何か新しいことに挑戦したい。
それを強く感じた今回でした。
未曾有の被害で傷ついた日本は、これからどうなるのか。
52歳の私は将来のさっぱり見えない日本のことと、このままでは自分自身も錆びついて
動かなくなるクルマに成るのではないかと、考えを改めました。



今年来れなかった人のこと。
大変な地方に比べれば平穏な関西地方は、もっと真剣に将来のことを考えないと
いけないと、感じました。

さあ、今日の日曜日は、どんな風景に、出会えるのでしょうか。


Posted at 2011/11/13 07:21:31 | トラックバック(0) | 日々の旅 | クルマ
2011年10月13日 イイね!

秋の播州平野

秋の播州平野








宮本百合子の「播州平野」は終戦直後に書かれた小説だ。
敗戦の混乱の中、都会を出て田舎に引き上げる女性が、秋の野良道を
牛車か、耕耘機に引かれた荷車で、旅する風情がすがすがしい。

共産党・宮本賢治の妻という先入観でオドロオドロしく思われ
あまり読まれていないとしたら実に惜しい。
私は好きな小説、好きな描写の中で、十指にあげて良いものの一つである。

昨日はこの、大好きな秋の播州平野を旅してきた。
旅と言っても、今度から車を保管してくれる場所まで、下道を使って
大阪府池田市から兵庫県の加西までのんびりドライブをしてきたに過ぎない。
しかし高速道路を使えば、1時間前後の距離を、ゆっくりと風景を楽しみながら
走ることが、実に楽しい。

辿った道はこうである。
池田市ーR176で川西ー宝塚ー峠越えで三田へ
三田市宅原口より県道へ
長尾ー毘沙門ー吉川町大沢、中国道を並走しながら道の駅とうじょうへ
今度は別の県道に入り、小野方面へ
吉井ー曽根、このあたりで県道を見失い、社の市外を迂回しながら
R372に一旦はいる。
社町河高でJR加古川線をオーバークロス
あとは道なりに、北条鉄道の法華口付近に出る筈であったのが再び
道を間違えて、取り入れ風景の中、コンバインの稲穂を収穫する音の
横で写した写真が、今回の写真なのである。

稲穂がたわわに実る頃、左ハンドルの小型軽量オープンカーでこの辺り
を走ることが実に気持ちの良いのは、以前タルボサンバを持っていた
時に覚えた遊びである。
西に走れば県西の雄都、姫路であり、少し駆け上がれば丹波の篠山に出る。

この距離感と言うのは、人間の徒歩旅より、きっと愛馬や、中型以下のオートバイ
で移動した方が楽しいと思われる。だから私は左側に風景の近い、輸入ものの
小型幌車が一番しっくりくる。

今年も米が実り、良い季節、良い一年になったなあと、実感できればそれだけで
嬉しく気持ちの良い日々が過ごせるのである。農村の幸福というのであろうか。
ここをフランスや、スペインの田舎に置き換えて、想像しても楽しい。

今回は車を預ける旅であった。
帰路は、加西の三口という冨久錦酒造の酒蔵がある村から、北条鉄道の法華口
駅まで歩き、粟生からJR加古川線。加古川で銭湯と立ち飲みに寄って旅の
疲れを癒し、JR新快速を三宮で降りて阪急に乗り換えて帰ってきた。

法華口駅まであるく2キロほどの古い駅道の風情がまた格別であったので
少しお目にかける。







前回来た時は、とても辺鄙な場所に、保管庫を借りてしまったなあと、
思ったのであるが、この風景を見ながら、時々歩くことがあれば
これもまた楽しいと思えるようになった。

人間は生きて、生かされているのである。
路傍の名も無い花や虫にさえ命があるように。
今日は少し哲学的になりましたが、これもまた
ひとつの旅の思い出なのである。
Posted at 2011/10/13 06:11:41 | トラックバック(0) | 日々の旅 | クルマ
2011年08月07日 イイね!

イスタンブールの街角

イスタンブールの街角7年前の旅。
パリから飛行機に乗ってトルコの世界歴史都市
イスタンブールに行ったことがある。
少し裏通りに入ると、オスマン朝の石畳が残っており
その鉄甲馬車が走った凸凹の道を
いまはゴムタイヤをつけたフィアットとルノーが
走っている。
フィアットは長く作られてきた。
124セダン、131セダンと作られ、
往時のスルタンの名をとり
ムラートと呼んでいる。

ルノーは日本のトラディショナルサニーに似た
9とルーマニアで長くダキアの名で作り続けられた
12がたくさんいた。
12は警察車両もいて、エンジンのオーバーホール
中の車が路上の端に置いてあるのが面白かった。

立派な屋根付きの工場で車を整備するのは
日本ならではで、海外ではインドネシアのジャカルタ
でも、路上でシトロエンGSを全塗装していた。

日本の車社会が元気が無い。
収入が大きく下がって来ているのに、
依然自動車は贅沢品に位置づけられている。

バブルの頃に3ナンバーの税金を思い切って下げたことで
今や3ナンバーは普通車になった。

これからやるべきは、タクシーや仕事で使う車の
補助と、緑ナンバーの税制特典であろう。
そして最後に、
趣味で乗っている20年以上経った車の税金は
文化財法で大幅に割り引くこと。
リサイクル法とエコ減税の見直しをして、
旧い車を大事に乗ることの、社会的顕彰をしなければ
ならない。

自動車社会の成熟、文化としての旧車の意義、
趣味対象車の存続補助、旧ナンバー維持への
制度補助など。
日本は欧米以外で最も自動車を深く愛する民族として
誇りを持って欲しい。

自動車に関わる人々、ジャーナリスト、元経営者
たちにも、声を上げて欲しい。
景気を改善する前に、大事なことを思い出して。
内実やテーストの伴ったウエルライフを目指さなくては
21世紀は実につまらぬ、世紀であったと
言われかねないであろう。





Posted at 2011/08/07 09:02:14 | トラックバック(0) | 日々の旅 | 旅行/地域
2011年08月01日 イイね!

旅の朝、3日め

旅の朝、3日めしがないスズキアルトの旅も3日目。今日で用事の旅もお仕舞い、フェリーで帰ると明日の朝は大阪である。

いつもより、旅行中色んな人の記事を読ませて貰った。
今日はイデオートに寄る予定です。

高速で移動中に余り面白いクルマと遭遇しなかったのが、
残念。
昨日唯一、ビートルのカブリオと遭遇したくらいです。


昨日はアルトの元のオーナーの叔母のところに寄りました。
走行距離が1万キロ台に達したことを「元が取れた」と喜んで、
友人から貰ったカーナビを見せると「高級車になった」と
嬉しそうにしていました。

しがないなんて言ってゴメンね。叔母ちゃん83歳、クルマを
降りた今年の夏は通院帰りに脱水症状を起こし、大変だったらしい。

それでも母親の亡くなった命日の29日には墓参りに行こうと、
準備までしたのに、ダウンしてふいにしてしまったことを
残念がっていました。

墓参りは甥が昨日努めさせてもらいました。
今はまだ50歳台の自分は、いつまで生きて、車に乗れるのか。
こんなことを考えながら車を運転するようになりました。

野球選手でありながら、カーキチでエンスーだった掛布が
破産しました。一方では ロッテ、米ヤンキース、阪神などで
活躍した伊良部秀輝がアメリカで一人で自殺するという
ショッキングなニュースも入ってきました。

この道を、今日は元気に走れましたという事実を
積み重ねながら、走って行きたいと思います。


Posted at 2011/08/01 07:06:28 | トラックバック(0) | 日々の旅 | クルマ
2011年07月23日 イイね!

和歌山、海南・日方あたり

和歌山、海南・日方あたり








5年ほど前のある日のこと、独りで和歌山まで旅にでた。

その昔、野上電鉄という私鉄ローカル電車が走っていた頃、
始発駅のある海南の町の風情に、魅かれたことを思い出したからである。

夜勤明けの半日と、その翌日しか休みがないことは覚悟だが
天王寺から電車に乗り、降りた町で一夜の宿に投宿した。





半夜の町を徒然に歩いてみる。

知らない町を歩いてみーたーい♪という歌が昔あったが、
私もこの「そぞろ神」に取り付かれて何十年、こういった
気まぐれ旅を人生に退屈すると、発作的に繰り返している。



夜の帳の降りて行くまま、ちょいと怪しい路地裏や、
水路の入り組んだ裏町をあるいていくうちに、この町が
船町であり、かつての栄えと引き換えに失って行った
情緒めいた残滓を嗅ぎ出さんと、どんどん探訪の深みにはまって行く。






水路のほとり、人もこないかつての殷賑であった橋の辻に立ち
私は夢から醒めずに漕ぎ出す舟歌の当てもなく、途方に暮れていた。


やがて1軒の灯りをみつけて、綺麗とは思えないスタンドバアの客となる。

ビールと少々のフードを採り、その町の親父たちの輪に入って行く。
なぜ、こんな芸当が出来るのかというと、私の後ろには放浪者
(ながれもん)の風が吹いているからである。

旅の者(もん)が入れる、ほんの少しの隙間に、風が入れる余地はある。
それは古(いにしえ)からこの小さな元港町が、外に向かって開いていた
名残だと言って良いのであろうか。世界中の町を放浪していても
そんな風が私に向かって吹いて来た時に、旅立ちの日がきたことを知らされる。

その夜の〆は、最後に立ち寄った和歌山風のラーメン屋。
このあたりの店には、大抵カウンターの上に、小腹を満たす
鯖寿司が置いてあるのである。
ラーメンでお腹が膨れた私は、鯖寿司をお土産に宿に持ち帰った。

翌日の二日酔いで、有田から御坊方面に向かう電車の中で
残り物の鮨を喰う。






酸味の利いた少し熟(な)れた米と魚の味が、じわっと体の中を回る。
旅の実感は、何に起因しても良いが、己の体験が昔の旅人に
重なった時こそ初めて「腑に落ちる」のではないだろうか。

私の旅は、まだ続く





Posted at 2011/07/23 16:11:23 | トラックバック(0) | 日々の旅 | 旅行/地域

プロフィール

「トヨタの夢 http://cvw.jp/b/176891/48620683/
何シテル?   08/26 05:18
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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