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2022年10月13日 イイね!

最近の世の中は

最近の世の中は最近の世の中は本当に判らない、分りにくいものになっている。
同じことをいつも言ってきた訳でもないが、何と言うのか
方法論が確立出来ないうちに次の時代が来て、新しいと思っていたものが
淘汰されていると思う。

CDが1980年代の前半に出て、90年代2000年代と時代の音楽の音源として
確立してレコードが古い不便なものになり、代替わりしたと思っていたら
ついに音楽は配信がメインになり、録音パッケージは不要になると一気に
CDが廃れてしまった。その一方でアナログで聴くレコードの人気は高い。

メディア(媒体)というのは情報のパッケージングで、それを再生することで
拡散したり、共有できるという性格のものだった。

音楽はこの他にもカセットテープやMDミニディスクなどいろいろな方式が
開発されて商品化されて、時代をいくつも作って来たが、いま、音楽産業は
アーチストや歌手が儲からない時代になり、特に高額な宣伝費用をかけて
売り出すこともなくなった。
大掛かりで大袈裟な「流行」が作り出されていた頃が実に懐かしい。


カメラという機械も、フィルムの時代を含む銀塩方式は150年前後続いて
写真芸術論まで高まったが、2000年代から外観を似せた「デジタルカメラ」
装置が出て来て、10数年でフィルム写真を駆逐した。
ところが携帯電話がスマートフォンになり、デジカメはほぼ不要になった。

今は似た状況で、アナログのカメラは人気が根強いが、デジカメの行方は
実に不透明である。
しかし昔のカメラはフィルムが必要で、さらに現像や焼き付けがプロセスとして
伴うのだが、経費(コスト)がうんと高価になったので、足踏み状態だと
思う。

自動車はガソリンと軽油で走らせてきたが、電気動力を使った自動車の
進化が非常に迷いが多くて未だに交じった方式が採用されている。
電気一本でいけない理由も様々だが、すごく世の中が慎重になり、さらに
水素エネルギーなども登場したが、10ー15年で決定打になっていない。

これらの世の中の変化を見ていて一番感じるのは、人類の迷いだと思う。
以前のように世界が広く感じられた時代は、先進国から進歩的な技術を
取り入れて、30年くらいの時間で今は後進国と呼ばないが、遅れた辺境の
土地までに伝わって行った。

ところが中国のような大きな国が、技術革新を大きなパイで享受して
一気に成長を遂げ出したあたりで、スケールメリットの方が目立ち出して
技術革新は先進国のお家芸でなくなった。
日本がいま低迷して、その状態から長く抜け出せないのは、英米のような
先進国を手本に出来た時代が、過ぎ去り、中国に抜かれた辺りから
「分からなく」なっているのである。

「わからない」時代とはその辺のことも実に大きいと思う。

日本が得意だったのは1964年の東海道新幹線の成功が大きく、
これによって国内経済にスピード感が出て、そこから1980年代の
ウオークマンや、ゲーム機器、そして液晶のテレビ群までが絶頂期だと思う。

もちろん日本のメーカーが作る自動車も高品質になり、世界中に走り出す
ようになったことは記憶に新しい。
今、日本と言う国と、国民である日本人が迷ったり低迷し続けているのは
少子化と高齢社会に原因が全て有るように言ったり、あまつさえ中国が
気に入らないと言った感情論を持ち出して来るが、それは外れている。

21世紀に入って四分の一経つのに、後戻りしたり、世界で起きている
読めない流れに、日本も大きく巻き込まれてしまったと思う。

端的な例ではオリンピックでこれだけ汚職が有りましたとか、元首相が
特定の宗教団体と繋がっていた、同類の政治家が多くいるということの
問題性は無いと言わないが、社会が前に向かって疾走出来ていた時代なら、
警察や検察に任せておく事項だと思う。
そこに日本の経済や技術革新の力まで吸い取られているみたいで、実に
勿体ない時間の使い方と思うが、先が見えてないことの方が影響が大きい。

技術と感情論は峻別すべきものだが、今は国中が風邪をひいたように迷いの
中にあり、これに3年間のコロナウイルスのことで、非科学と科学の分離が
逆に昔の一体になっていた時代のようになっている。

私は本当に自分でも何を信じていいのか判らないし、うっかりと物を言うのも
言いにくい時代になっていると感じる。
だからそういう時代に、希望や夢のある話は本当にしにくいし、
みんな大きなことを語ろうとせずに、半歩一歩下がって歩くような感じだ。

元気な人は少ないし、高齢者の多さで、場所に居ないような感じと
その高齢者が無理やり「活力」を出せば社会は動くようなことを言っている
ところもある。
私もかなりゾーンは近いのだが、これで良いのだろうかと毎日悩む。

私の考えは、若い人から枷を外して自由に研究や、開発をさせていく。
枷になっているのがお金の問題なら、そこは政治が解決しないと明るい
未来は無い。
自動車にしても、昔のように若い人が自由に乗って、興味を持ち
新しい乗り物を開発したいという流れを作って行かないといけない。

厳罰主義とか、すぐ死刑を持ち出したり、一番嫌なのは、若い人が未来に
絶望するような状況は一日でも早く無くすべきである。
そうして、「自由に好きなことしても良いんだ」という気持ちが芽生えたら
年寄りは余計な口を挟まずに、引退した所から眺めるくらいでいい。
何か世の中の流れが変わっていかないと、今の状況の前の見えなさからは
少しもトンネルの先は出られないと思う。


Posted at 2022/10/13 05:56:16 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | クルマ

プロフィール

「60代のカーライフ http://cvw.jp/b/176891/47705108/
何シテル?   05/07 03:55
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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