• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kotaroのブログ一覧

2011年06月25日 イイね!

明け方の風

明け方の風








文章を書くことは難しい。
素直に書ければ良いのであるが、

1年前くらいのブログを始めた頃の記事を読み返すと
最近は文章の荒れが気になる。
荒れはままあるが、勢いと言うものが失われたなと思う。

一昨夜はアナログとデジタルのことばかり考えていた。
パソコンや携帯が普及したけれど、本当に要るのかと。
しばらくデジタル断ちをして、時間を取り戻そうとまで考えていた。
すごく役立つツールであるが、神経質な人間には向いていない。

人間社会は進化する。
パソコンや携帯などの個人メディアが普及すると
どうしても人は、より内向的になる。
日本人は、もともと内向きな民族だ。
芥川や太宰のような文学が好きなのだから、
日本文学=暗いものである。
滑稽で洒脱であった漱石すら、晩年は、あんなに暗い。

人に読んでもらえることは嬉しい。素直に喜んでいいこと
だが、今度はいろいろと気にし出す。
たかがネットの日記みたいなものと言ってしまえば、それだけなのだが。

これから考えなければいけないのは、デジタルストレスを減らせないか
ということだ。
また、原発をなくせないかと、いま必死に考える努力が始められている。

デジタルのストレスから遠ざかり、もう少し自分を縛る、環を緩める
ことができれば、人間は違った価値を見出すことができるかもしれない。





Posted at 2011/06/25 06:06:52 | トラックバック(0) | 思うこと | 日記
2011年06月23日 イイね!

フィアット馬鹿というか

結局850スパイダーを師匠から買ってしまったので
車は単純に増えてしまった。
しかしフィアットは面白い。
きょうは、いろんなフィアットの写真をお見せしよう。





























この20年くらいの、私の活動の記録である。

Posted at 2011/06/23 20:22:41 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2011年06月22日 イイね!

梅雨空の下で

梅雨空の下で










一年前の高雄サンデーミーティングの帰りである。
この日は蘭陵王君のリトモが動かなくなって、
雨中に救援が来るまで、ひとしきり待ったことがあった。
その後彼は、修理工場まで車と一緒に向かい
再び一人になった私は、目的もなく、車を走らせた。
今はトンネルになったので国道は通過する、北山杉の里
京都市右京区の中川という場所である。





今日は特に書きたいテーマも無いので、
写真だけです。
Posted at 2011/06/22 15:22:25 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | クルマ
2011年06月19日 イイね!

父の日に

父の日に今朝の新聞を読むと、灘高の元名物教師でいま
98才になられる先生が、27年ぶりに教壇に立ったという
記事を目にした。


私のように、田舎の高校を優秀でない成績で出た生徒には
手放しで教育を語る資格は無いが、この先生が教科書を使わない
先生らしく、昨日は灘中で皆さんは「銀の匙」をテキストに使うかと
期待していたら、案外反して「遊学」という言葉について、
講義が始まったと言う。

私はこの言葉に着いて、自分なりの考えがあった。
遊ぶというのは決してネガティブな意味ではない。
いや東洋的な考えや思念について、外来語で是非を問うのは
誤りである。

遊ぶに学問がつくのはなぜか。
広く世間を渡り歩き、学びを得るために人と会うことが
本来の遊びなのである。
遊子(ゆうし)といえば旅人の意味になる。
立派な遊子になるためには、素養や教養が要る。
また、知識だけでなく、言葉の意味を理解でき、出会った人から
何を体得するのか。
それを含めたものが、君子たる務めでは、ないであろうか。

また遊の古来の文字にはさんずいの「游」がある。
游学といえば、古代の中国では長江や黄河を舟に乗り、また馬に
乗って旅をし、文字通り「南船北馬」の果てに教えを請う人を探し求めた。
その意味にあたる。

かく程「游」の文字には趣き深い味わいがある。

私は長男が生まれた時に、名付けに一入考えた。
流行り廃りのない響きで、これからのインターナショナルな時代に
自分の名前を、人前で堂々と発音・説明できないといけない。

響きのよさで「You」にしたいと思って、どの文字を
選ぼうかと思い、「游」を候補にしたが、人名漢字、当用漢字に
なかったので、申請できず、次に二点しんにょうの遊でも良いと
譲歩したがこれも通らなかった。

役場の窓口の人も1時間以上私の論議に付き合ってくれたが
そこまで話を聞いてくれた吏氏に、敬意を感じ、普通の遊にした
次第である。

誰でも「遊ぶ」という言葉に一瞬戸惑うが、私は長男に理解力が
伴うようになった頃、名付けの意味を説明した。
本人もこっそりペンネームなどではさんずいの方を使っている
ようである。


大正の浪漫時代が終わり、これから列強と競争が激化する
時代に生まれた私の父は、勤勉の勤と書き、その名の通り
秀才であったらしいが、健康には恵まれなかった。
平成が始まったばかりの頃に生まれた息子には、「これからは
勤勉も大事だが、また違った意味での遊びが大切だ」と思い
遊の文字を与えた次第である。


日本は成長期が終わり、浮わついた遊びは、しにくい時代になった。
これからの世界は本当の意味での遊びを考えて行かなければ
ならない。
よく遊び、よく学べという。
実行するは容易くないが、98才の老教師が言いたかったのは、
そのことでは、ないだろうか。








Posted at 2011/06/19 14:01:17 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 日記
2011年06月18日 イイね!

麻布自動車と渡辺喜太郎

こんな本が今出ている。
「人の絆が逆境を乗り越える」
ファーストプレス
渡辺喜太郎著1200円

あの麻布建物の会長であった人物である。
というか、アストンマーチンの輸入元であった麻布自動車の
広告を覚えている人も、多いだろう。

その麻布です。バブル経済の主人公のひとり。
あれから20年か、などと思いつつ、新幹線に乗り込む前に
新大阪駅の本屋で見つけて、私は読もうと思い買い込んだ。

この手の本は、ビジネス書として体裁されているが、
そうやって読むには「駄目な」本だ。
だって日本経済新聞の「私の履歴書」じゃないのだから。

読むと出てくる、々〃、バブル経済の裏話。
そうか、金融のプロである銀行は、当時こんなふうだったんだ。
仕手株筋の陰や、小糸製作所買収騒動のことなど
もう一度読み返すには非常に勉強になる。

だが、この本はそんなに売れないだろうし、反響もないだろう。
取り上げている内容はコアな経済裏話だし、面白いのだが。
車中でふと考える。
音楽で録音する時、昔は何テイクか、録音を取り直し
「これでいこう!」というまで、全く切り口を変えたアレンジも
やってみる。
プロデューサーが気に入らなければ、アレンジャーを変えてみる。


この本はアウトローや裏経済の話の好きな読者までは、計算に
入れていると思う。
アサヒ芸能や日刊ゲンダイの読者層である。
しかしこのところ、こういった週刊誌ジャーナリズムも弱い。

しかし私のような、車を表から眺めない人には、こういう裏話は
面白い。
渡辺は焼け野が原の戦災孤児から丁稚として立ち上がり
二輪ー四輪の中古販売から身を立てた人物だ。

日産の中古車を扱わせてもらうまでのトリックと取り入り。
最後は石原俊と塩路一郎という会長と労組の「天皇」まで
付き合うまでの成り上がりぶり。
これぞ昭和の男だなあと膝をうつ。

「永ちゃん」を彷彿させるビジネスと人物の出合い。
ベース音が車なのだが、本人がどれだけ車好きであった
のか、そこは判らない。
輸入車界のドンであった梁瀬次郎との出合いと
「裏はやめて表の仕事をしなさい」と言われ超高級車、
クレネから始まりアストンマーチンのインポーターになり。

国際興業ー国際自動車の小佐野賢治とも知り合う。
この頃は東京のデパートも外車を扱っていた頃で、伊勢丹が
有名だが、三越の岡田茂とも知り合い、竹久みちのことも出てくる。
シムカの時代は終わり、クライスラーを処理させられたり。
最後は小佐野ー犬丸ラインで、帝国ホテルに車を売ったという。

こっちの記事の方が面白いと思う。
外相安倍晋太郎と三越岡田の命令でフランスに行って
2CVを200台買ってきて三越で売った話など、私も初耳であった。
堤清二はこのとき何してたんだろうね。

そうやってよむと、この経済本はもうちょっと気の利いたライターが
関わっているなら別テイクで、自動車好きに向けて原稿を書き換えさせて
みたら面白いのにと思った。

渡辺自身は麻布から離れて経済セミナーなどに体験記を
講演する日々のようである。

i phoneやi padをくるくる回して情報先読みする若いビジネスマン
たちに、別に何か言うこともないけれど、上りの新幹線には
こういうことを思いつつ、来し方とこれからについて考えている
オッサンも、乗っているのである。

70年代、80年代は遠くになったけれど、車は単にノスタルジア
だけで乗るものでもなしと。






Posted at 2011/06/18 12:17:34 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「変わり行く年に〜2025〜 http://cvw.jp/b/176891/48571345/
何シテル?   07/30 07:43
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/6 >>

   1 234
567 8 9 10 11
12 1314 1516 17 18
192021 22 2324 25
2627282930  

リンク・クリップ

趣味とかその対象はどうなっていくのか 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/01 18:15:22
タイ製L70ミラ・ピックアップのすべて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/02/22 10:52:34
春の1200kmツーリング・中国山地の尾根を抜けて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/05/11 05:49:46

愛車一覧

ホンダ スーパーカブ50 プロ ホンダ スーパーカブ50 プロ
中古のスーパーカブを買いました。 原付に乗るのは40年ぶりです。
フィアット 850 車の色は空のいろ。 (フィアット 850)
2016年10月、三年半かかった車体レストアが完了し戦列復帰、その後半年、また以前のよう ...
プジョー その他 26インチのスポルティーフ (プジョー その他)
高校の時から乗っているプジョーです。1975年購入。改造歴多数。数年前に自力でレストアし ...
シトロエン ベルランゴ ゴールデン林檎 (シトロエン ベルランゴ)
還暦過ぎて、最後の増車?!。 見たこともなかった人生初のRV車を、九州生活のレジャーのお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation