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2011年07月03日 イイね!

w(゚o゚)w  驚きの夏

w(゚o゚)w   驚きの夏
前に書いた、ブログ記事にコメントがついた。
6月18日に書いた、麻布自動車の記事である。

どうやらご本人さんのようであり、大変驚いた。
だから本日のタイトルは、Astonish Summerでいく。
失礼なこと、書いてなかったかなと慌てるうつけ者。


昨日は、中之島の国立美術館まで、森山大道展を見に行って来た。
森山は1965年からずっと、日本のコンテポラリー写真芸術の
トップを走って来た偉才である。
ざらっとした、増感現像独特の、粒子の荒れた白黒写真で
都市の風景を切り取って来た、トップランナーである。
影響を受けた写真道の志望者も多い。

この森山が池田市生まれであることを知ったのは、近年である。
昨日会場でいただいた、生活と活動の一覧記録を見て
生まれた時が池田(当時は池田町)にいて、その後戦争の影響等で
島根県邇摩郡に行ったり、戦後は再び豊中の桜塚にいたこともある。

父親が戦前に住友生命のサラリーマンだったという事実に
興味を覚えた。
漫画界の巨人、手塚治虫も池田に縁が深いのだが、手塚の父は
手塚粲といい、丹平写真倶楽部に属する名の知られたアマチュア
写真家だったようだ。
この手塚の父も住友金属に勤める会社員である。

当時のサラリーマンは一握りで、エリートだったことには間違いない。
新しい文化、新しい生活の具現者であったわけだ。
森山が写真の道を志したきっかけは何だったのだろう。


実は私の従兄弟に当たる方も、生まれは異なるが幼い時に
池田で生活の記録がある。
父親がやはり住友グループの住友鉱業で、生まれた時は北海道の
歌志内だったという。

ひょっとしたら池田に住友系の社宅でもあったのではないかと、
訝るのだが、まだ解答は出ていない。
こうやって断片的(ピース)資料を集めて、頭の中で調べて行きたい
ことを組み立てて行く。
誰もやらないことをするのが、私の小さい時からの趣味である。


さて、森山大道展は、実に堪能できた。
昨日は本人が来場して、ギャラリートークをしたこともあり、
聴きに行ったのだが、すでに多くの取り巻きで寄れるどころではなかった。
しかし、モノクロの写真は、ダイレクトプリントと言い、本人の
焼いたものは迫力が違う。

ずっと圧巻され続けた。
そうやって2時間近くを森山ワールドで影響を受けて、
会場を出た私は、ミニ森山、森山小道になりきっていた。

持参のペンタックスSPにトライXパン白黒フィルムを入れ
28mmレンズで風景を切り取りまくる。
ネイキッドフォトグラファーに変身していた。

よく昔の東映の任侠映画を見終わった観客が、
映画館から出てきた瞬間、健さんの顔になりきっている
あれである。
困ったものである。

もうちょっと真面目に写真に取り組もうっと。
(´д`)






Posted at 2011/07/03 10:09:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 日記
2011年07月02日 イイね!

灼けたハイウェイ 風はどっちから吹いてくる



山陽自動車道の福山か、もしくは三木のサービスエリア。
この日の広島県は、茹だるように暑い日であった。

大阪駅行きの高速バスを逃した私は、15時発の難波行き
南海電鉄のバスに乗り込み、たった二人の客で運転手と
3人、大阪へ向かったのである。

広島のバスターミナルは、都心から距離が近い。
八丁堀交差点の、そごうのすぐ裏にある。
その隣が、今は役目を終えた、広島市民球場である。

九州にいた、私の母が一人暮らしが出来なくなり、
姉のマンションで同居し始めて、6度目の夏になる。
いまは毎月広島まで、往復700キロの旅をすることも、
苦痛でなくなったが、スタートした頃は、よく対立して感情的に
なったものだ。

あれはいつの年であったのであろう。
姉の家を出たが、むしゃくしゃした気分であった私は、
バスセンター経由、広島駅行きの路線バスの乗客であった。

バスセンターに近づくと「4番・サード新井…」という
アナウンスが聞こえてくる。

おや、と思いバスの窓を見上げると、センターバックの
スコアリングボードに先発メンバーの名前が。
そうか、ここは市民球場の隣だったのだと、初めて気が付いた。
時刻は夏の宵、午後6時にかかるころだ。

ふらりとバスを降り、随分長いことプロ野球観戦もしていないなと
思った私は、外野席に上がり、ビールを飲みながら腰をおろした。
阪神に移る前の新井や、栗原健太、広瀬純といった若いカープの
主力選手のプレーを、ぼんやり眺めているうちに、気分も変わる。

あれから何年か経ち、使われなくなった元の市民球場からは
もう、快音は聞かれない。
半分解体の進んだグラウンドには、遠く夏草が揺れている。

広島の夏は暑い。

そのバスセンターから大阪行きに乗り込み、もっと熱い灼けた
ハイウェイの上をひたすら、バスは目的地を目指すのである。
途中の窓から見える、ドイツよりも黒々とした山の森や、日本の
原風景のような棚田を耕す人生を、想像しながらバスはゆく。

やっと辿り着いた高速休憩所は、さながら砂漠のオアシスだ。
建物までの100数十メートル。とにかく熱い風と照り返しのアスファルトに
顔をゆがめながら足を運ぶ。

夏の夜が来ても、ここはきっと明け方まで、熱い放射熱でこのままだろう。
夕暮れの始まり、遠くから単調を一閃するかのように
ハーレーらしき大型バイクに乗った二人が進入してきた。
荒くれた旅にも、オアシスは必要なのだ。

私はこの暑さのなか、旅をする連中の、命運を乗せた大きなエンジンに
そっと旅の安全を、願っていた。


Posted at 2011/07/02 12:03:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々の旅 | 旅行/地域
2011年07月01日 イイね!

車は無理して乗るものでもなし

車は無理して乗るものでもなし説得力のない話に、プリウスに乗っている人が東京電力を批判しているようなものがある。

電気が新しい時代の乗り物の動力源だと信じてしまうような人が、原発事故が一度起きて、他人のフンドシで相撲を取ろうと、(どんな風に批判をするのか)それは私の知ったことではない。

6月が終わり7月になった。
今年は梅雨入りが非常に早かった。
地球規模での環境変化が、いろいろな影響を及ぼしている。
おそらくは年中飛んで来るようになった黄砂の小さな粒が、雨雲を作りやすくしているのであろう。
ここですぐに日本国を愛すると言って、中国や諸国を日本的な美意識や道徳観から断罪する人がいるのに、閉口してしまう。

その矛先はこういった環境や気象の微妙な変化に、持っていきやすい。
しかし現時点の日本は、多大な放射能汚染を、今回撒き散らしてしまった。
六カ国協議という枠組み(これもある意味、一方的な制裁、価値観の押しつけだが)で北朝鮮の核を「悪い核」と決めて、制裁条項にしているが、(言っておくが私は決して「将軍様」の信奉者ではないが)、今の日本に言える資格はあるのだろうか?

本当に今年の顛末は、日本人が「思考停止」から抜け出さねばならないという、警鐘だと思う。
エアコンの無い車に乗っていると、窓を開けて空気をベンチレーションすることの意味を絶えず考えさせられる。
三角窓って、エコだなと。
そしてノロノロ運転を含み、リアエンジン車はフロントエンジンに比べ、夏は過ごしやすい。


いっそのこと、夏は車に乗らなくて済むのであれば、乗らない方がよい。
どうしても車を出さなくていけない時は、時間に余裕があれば、日中でなく夜に走らせれば、エアコンがなくても、空いていることもあり、走れる。

どうしても必要な仕事の車以外に、車を持つ意味は、趣味だという人も結構いるであろう。
そういう人は、夏は早朝に乗るのが良い。
そうでないのなら、自分の車のエンジンの排気量、エアコンを使う頻度(常時も多いだろう)で、自分の車がどれだけ地球に熱負荷を与えているか、考えるべきである。

旧い車に乗っていると、排ガスの面で罪悪感は伴う。
しかし環境に対する負荷は、エアコンのコンプレッサーが五月蝿い、アイドリング掛けっぱなしの3500cc以上の車の方が、よほど大きいと思う。

旧車、小排気量車に乗っている人は、もう少し、自分の行き方は正しいと、胸を張れる社会が来ても、いいのではないであろうか。














Posted at 2011/07/01 01:25:23 | コメント(4) | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「青春と自動車 http://cvw.jp/b/176891/48681575/
何シテル?   09/28 04:37
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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