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kotaroのブログ一覧

2018年04月05日 イイね!

全身◎活時代

全身◎活時代興味深い本を読んだので、日記を書く。

こんな時代になってしばらく経つが、就活、婚活、ときて保活の時代である。
普通の営みがおくれず、常に努力を強いられるような世の中になって、
特に若い世代の疲弊が大きい。

数年前に自動車と音楽のトーク行事を私がしたことがあった。
その時に来ていた女の人から、「クルマを持っているだけで『勝ち組』」と言われた
時にはショックを受けた。


クルマは工夫次第で持てるし、楽しい一生の友達。
そう思っている人が拙ブログの読者の大半であろう。

しかしクルマレス時代はもう近いのかなと、私でさえ、経済的事情から
先の世相観を感じるようになってきた。


ではクルマを持つことは「車活」だろうかというと、そういう問題ではなく
消去法で持たなくて済むなら要らない、の選択でチョン。
ここが深い絶望時代の谷なのだと思う。

タイトルの本は、結構サヨク思想がかった感じがするが、看過できる話題で無い。

そこまで人間の人生から自由な部分が奪われ、重苦しい時代になっているのだと
私は素直に感想を持った。

世代間断層という言葉を本書は使う。
バブル時代を知る者、と以前の世代は、なんとなく人生が送れて、
こういう世代が下の世代に対して無理解だから、問題が起こっているのに
理解がまるで出来ていないと言う。

「努力が足りない」「頑張れば出来る」そういった言葉が人を傷つけて
最後はキレると自己責任の発想につながってしまうのでないか。

生まれた時から低成長時代しか知らない世代のことを、本当に理解することは
難しい。

欲が無いとか、人生に淡白。
いやバイクやクルマに乗りたがらない若者が増えた理由を、本質的に理解
できているのかというと、私も自信が無い。

もう一つが階層間断層が起こっていると言う。


「正社員」という言葉が一人歩きしていると思う。


つまり雇用の安定しない境遇を見る時に、自分から自由な生き方を選び
一生フリーで生きて行く者がいた時代と、今は違い、
選びたくないが、非正規でずっと生きて行かざるを得ない人が大量にいる。
そういう時代を正面から見られているであろうか。


青春時代は、社会人になるための就活発想で学校にいき
社会にでると、取り残されないように「婚活」をする。
晴れて結婚出来ても、子どもが生まれて喜ばしい筈なのに
会社に戻るためには保育所が要る。

保育所落ちた。日本しね
の事件よりも本書は前に書かれている。

こういう時代のことを対岸の火事とみるか
自分ら世代はそうでなかったのに、子どもらが問題に直面してようやく
社会の現実を知る。
だが無理解な親と、子どもの間に亀裂が入ることもある。


私はクルマの記事を書こうと思っていた。
だけど、クルマ社会の遠望を考えると、この問題は避けられない。

大昔一握りの人だけが、クルマを持てた。
やがて来る時代も、個人所有が減って行き、最後はトラック・バス以外は
一握りの金持ちかエンスーだけの所有になっていくだろうと予感する。


ただし大昔は人びとの憧れや夢であったクルマは、いつかは頑張れば
自分も乗れると言う希望の象徴であったが、
来るべき時代には、そういう存在でなくなっているだろう。



それが私の深い欠落した気持ちの原因なのである。
この問題が好転する可能性と理由は、あるだろうか。
Posted at 2018/04/05 03:37:28 | トラックバック(0) | 日記
2018年03月20日 イイね!

日曜日

日曜日日曜日に久しぶりに下道を走り神戸に行ってみた。
今は2018年だし、昭和が終わって29年が経つ。
このクルマは昭和46年登録で、私は62年春から乗り続けている。




最近気持ちが耄碌しやすく、ちょっとのことで気持ちから先に挫ける。
それは生きて行くのに必要なお金が無くなったこととか、
親族の別れとか、よく孤独を感じる年齢になったことによる。



それを工夫して克服して、人は生きているのだが、何もかもがめんどうになると
生きるのが真っ先にしんどくなる。

どうしたらそうならずに済むのか。
そう言う時に私の場合はクルマがまだあったことを思い出す。

神戸には聴きたい講演会があったので、行ってみた。
いつもなら鉄道でいくのだが、今回は勘違いして、主催企業の流通基地に
行ってしまい、そこでとんちんかんに気がついた。

焦ったし、携帯電話は一瞬見失い、失くしたかと思い、パニックになりかけた。

ところが、遅れても良いやと、落ち着きを取り戻すのに、長年信頼している
愛車があることに気がつき、カーナビの行き先を変更して遅れて会場に着いた。



日曜日は、講演会で少し収穫があった。

講師の先生の話にも共感するところも多かったが、自分に足りないものや
その他の補足の講演も聞き、やはり何を目指すのか、考えてみようと思った。


帰りの足取りは決して重くなく、30キロ弱の道を再び、国道で戻った。




神戸市内を走っていると、着のママの姿で使われているちょっと前のジャガーが
道路脇に停まり、老夫婦が日曜の午後らしく、普段使いで乗っていた。

フロントのホイルのブレーキ粉は、私のフィアット同様構っていない。
高級車もこんな姿で使われているのは、緊張感がうんと少なく、好いなと思う。

この車と夫婦の過ごして来た長い時間は、よく似合っていると思うし
個人ユーザーのジャガーらしく、色も上品で個性的だ。
こういう人たちは見掛けと違った意味での「金持ち」かもしれない。
リセールバリューなんて、かけらも考えない昔からのこうべっコかもしれない。


私も長い時間、フィアットに乗り続けられたことは、何も計算せずに、
常にクルマを気持ち良く乗りたいだけの一心で乗って来た。


ホームタウンに夕方着いて、それから軽く飲み始めていると、
街バルに出演したバンドが店に入り、しゃべっているうちに興が乗り
即興のライブを再現してくれた。



こんな感じで日曜日が過ごせたのは、まだフィアットが私を乗せて走って
くれるからだと思った。

次に乗る時は、どんな物語が書けるのか。




Posted at 2018/03/20 16:01:36 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ
2018年03月16日 イイね!

終活へ

インターネットで、クルマの話題を書くと
「昔はよかった」ばかりになる。

あるSNSでは、やっぱりクルマの話題で盛り上がるのは
70年代中心の自動車の思い出である。

それを私は肯定もしないが、ある種の諦め感覚で見流すのがつらい。
そこでみんカラでは辛口の意見ばかり書いてきた。

実際、今後はどうなんだろう。
今出ている新車は、私の経済力が1/4くらいになったのでとても買えない。
それと欲しいと思うものがない。

昔の車の値段が暴騰するようになった。
中古車は100万以下で買えたのが、それは10年内外のクルマで、
30ー40年前の自動車は、とても良い値段がつく。

それからガソリンと、排ガスに関する世の中の眼は厳しい。
ハイブリッドでも電気自動車でも
やがて来る自動運転にしても、もう私のような老いぼれは、
無理に着いて行かなくてもいいのかな、と感じている。

そんなに長生きをしても、用がないだろうし、
「クルマは大昔、若者の楽しい友達であった」で
良いだろうと思う。

そこでいつまでも老人の思い出話だけで盛り上がるのも、
文化や芸術になれなかったので、止しておいた方がいいと思う。

ブログは復活してみたが、クルマの話はもう止そうかと思っている
昨今である。
Posted at 2018/03/22 08:23:43 | トラックバック(0) | 日記
2018年02月26日 イイね!

川奈ホテル

川奈ホテル東京からの帰り道
立ち寄ってみた伊豆半島の、知る人ぞ知る名建築のホテル。











今回はちらりと見るだけでしたが、ここは来て見たいなあと
長年の夢を10分の1くらい果たせました。


次回はこのクルマで泊まってみたい。





Posted at 2018/02/26 06:21:34 | トラックバック(0) | 日々の旅 | 日記
2018年02月22日 イイね!

クルマ社会への遠望

クルマ社会への遠望普段社会と、自動車好き空間を、行ったり来たりして生きている。
これは面白いが危険な遊びでもある。

実際に、客観的に見ていると、自動車の趣味が楽しかったのはいつ頃までだろう。
判断材料を考えると、何でもありだったのは2000年頃までだろうか、と思ったりする。値段のこなれた面白い中古車の外車が豊富だったのが、その頃だ。

バブルが終わって、いろんなことが冷めても、現実的にはワクワクできることが、いっぱい残っていたように思える。
まだ紙媒体情報が元気だったから、そこから得る刺激が面白かった。

それからの20年弱は、必要な時間だったけれど、ネット世界が社会の合意を作るようになり、管理や監視が世間を覆うようになった。

やがては車なんて、運転しなくてもよくなり、伝統芸能みたいなドライビングを楽しむ時間は、残り少ない気がする。
ギターを弾いたりするような趣味と同じになるのか。

自動車好きの人が集まってくる場所や空間で、僕はひとり違う意見を言う。
浮かれちゃいけない。世間は好意的にみてくれない。
それでも自動車が好きなんだからどうしたらいい?

高い車や、珍しい車に乗るほどに、英国人のようなノーブレスオブリッジが要るのではないか。
そんな車が走行中に、トラブルで事故を起こせば蜂の巣をつついたみたいになる。

老人=高齢者が運転事故を起こし無辜の群衆に突っ込むと、もう許してもらえない。
高齢者が特権とは思わないが、働かなくて生きて行ける人は、今はご褒美の時代ではない。
一歩間違うと怨嗟の対象に舞い上がる。クルマ乗るなよって。
それにだんだん近くなっていることを僕は感じる。

若い世代の中から、車を持っていただけで「勝ち組」なんですねと言われたこともある。
それは違うと即答できなかった。
だから今、高級車の世界は、遮断、隔絶がキーワードだと感じる。

こんな社会風潮になったのは、2000年代の後半あたりからだろうと思う。
まだ多くの中高年が気がついていない感覚。

でも若い世代に偏見を持たない車好きが僅かだがいる。

自動車雑誌、自動車関係団体は、僕のこのような感覚を正面から受け止めて欲しいと思い、一筆書いてみた。
Posted at 2018/02/22 09:06:13 | トラックバック(0) | 思うこと | 日記

プロフィール

「ハイブリッド車の税金割引を辞めて欲しい。旧型車の税金を過重に重くするのを、時代錯誤ということに国交省と財務省は気づいて恥じるべきである。https://bestcarweb.jp/newcar/1313994
何シテル?   09/05 00:38
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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