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イイね!
2010年09月11日

クルマって面白いものなのか?

…タイトルで大分大きく出た気がします.(苦笑)
ようするに秋の夜長で寝付けなかったゆえにふと考えていたことのまとめです.

最近のクルマは面白くないとか,魅力的ではないという話をよく聞きます.
その根拠として若い人がクルマを買わなくなっていること,優先順位から落ちていることなどが理由として挙げられています.
しかし私個人としては,面白いか面白くないかというのは,何か面白い理由を見つけられるか否かの違いで,どんなクルマだってたぶん面白いんだろうと思っていますし,またクルマ離れというのも一向に構わないと考えています.クルマを面白いと思う自発的な動機があってこそ楽しいものであり,束縛されるものではないと考えているからです.

さて本題のクルマって面白いものなのかどうか.
つまり裏を返せば「最近のクルマが面白くないとするならば,その理由って何なのか?」ということです.
私は,最近でも00年ごろのトヨタ車は面白かったのではないかと考えています.
また,昔から「ベンツは良かった」とか「BMWは最高!」とか「ポルシェはいいねぇ」とか,今も昔も同じような話題に終始していると思います.

ようするに一体ナニが違うのか.
私は「~はこうあるべきだ」という一本違った信念,あるいは造り手側の提言なのではないかと考えます.
00年ごろのトヨタ車が面白いと挙げた理由は,初代プリウス/最終型ビスタ(V50系)にしても,9代目カローラ(E120系)にしても,ゼロクラウン(S180系)にしても,大体その頃に発売されたモノが面白いと感じるからです.
いずれにしても「今後,このままだとマズイ」という危機意識から,例えばプリウス/ビスタなら「セダンとはこうあるべきだ」という提言,カローラは「小型車はこうあるべきだ」というもので,クラウンなら「日本の高級車はこうあるべきだ」という提言があったからではないか,と考えます.
同様に,外車が面白いとかイイネって思われる理由も「ウチの小型乗用車はこうあるべきだ」とか「このクルマはこうあるべきだ」という一つの提言があるからではないか,と考えます.

決してこの「提言」というのはモノを売るため,という商売的な要素だけで決まったのではないと思います.
またこのとき,相手のマネとかライバル視とかせず,結局は自分自身との戦いになるのではないかと考えます.
狭いセダンじゃダメとか,今までのお客さんだけではダメとか,ウン年前のコレじゃダメとか,自分の旧作のダメ出しとその改良を行って最初の提言をいかに貫くことができるかどうか,これが面白いと感じさせる理由なのではないかと考えます.

そうやって考えると,プリウスというのは「今後のためにはガソリン車に比べ燃費2倍じゃなきゃダメだ」という提言で初代が生まれ,高速走行性能と空力性能のためにハッチバックじゃなきゃダメだという理由で2代目が生まれ,高速で燃費を良くするにはエンジンが大きくなきゃダメだという理由で3代目がある.
そう考えると結構プリウスって当初目的からブレがなく,そのせいか誰に言っても「プリウス」というクルマを理解してくれるし,プリウスを買ったといえばエコだねと言われるのではないか,と考えます.
そうやって考えると,日本で車種を言って誰でもピンとくるクルマなんて数が知られている(カローラ,スカイライン,クラウン,プリウス,エルフ・・・などなど)のも納得ですが,メーカーを言っても誰もピンとこないのは,メーカーとしての芯はぶれているんだろうなぁ…,と感じる次第です.
ブログ一覧 | 自動車関連 | 日記
Posted at 2010/09/11 03:38:42

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この記事へのコメント

2010年9月11日 13:16
こんにちは。

いつもながらの深い考察には感心致します。
さて、私の浅い知識で考えてみますと今の車が面白くなくなった理由は非常に難しいのですが、人々が贅沢になった事に関係あるのだろうと思っています。多くを求めなければ現行の車種が悪かろうはずがないのですが、技術の進歩を享受する側にとっては麻薬みたいなもので「次はもっと凄いだろう」という事を期待してしまうものです。するといつしかその期待値が技術の進歩を追い越してしまい「何だこんな程度か」となってしまうのだろうと思っています。
そして日本の景気の悪さがマズい時にバッティングしてしまい、モデルチェンジがコストダウンの為の絶好の材料となってしまった事は否めないと思います。

確かにハードの部分だけ見ると耐久性は別として、今の車の技術は凄いものがあります。しかしもはやハードの部分での進歩はある程度限界が見えてきたようにも思います。そうなってくるとただ冷徹にハードのみを追求する車よりも情緒的な部分が豊かな車のほうが面白く感じるのは当然の流れで、少し旧い車や輸入車に魅力を感じる人が出てくるのだと思います。

私的には今後数年は日産が現状を打破するカギを握るような気がします。
2010年9月11日 23:02
こんばんは。

ボクが免許を取った約四半世紀前(笑 は
重ステ当たり前、クルクルウインドウ当たり前、
エアコンが付いていないクルマも当たり前(笑 の
世界でした。

自動車教習所で乗った、GX71マーク2の1.8L
GLのAT教習車が非常に快適に思えたものです。

2台目の20カムリに買い換えてからは、
念願のパワーウインドゥ、電動格納式ミラー
サンルーフ、オートエアコン、パワードアロックに
涙しました(笑

今この程度の装備でしたら、軽自動車でも付いている
御時世です。

昔?は明らかに階層別になっていて、
それが「次は頑張って**に乗るぞ!」的な
モチベーションになったと思います。

ボクは、軽トラからレクサスLSまでハンドルが付いている
自動車ならどれでも楽しめますけど、
クルマやブランドが自己主張していた頃?の
クルマは確かに楽しかったと思います。

「ブランドとは自己主張だ」みたいな事を
福野礼一郎さんが以前書いておられましたが、
やっぱりそうですよね(^^
今のトヨタのクルマがツマラナイのは
コストダウン見え見えで自己主張のカケラも
無いからだと改めて思います。
2010年9月11日 23:27
これは考え始めたらキリがないテーマですね(笑)

昔はかからなかった費用が現代では新たにかかっていて(インターネット、携帯電話など)、クルマがそれらに負けてしまってるようにも感じます。
本当にクルマが好きな人はいますが、かつてより選択肢が増えたことが結果的にクルマ離れにつながったのでしょう。

今から10年前のクルマはそれなりに楽しめましたが、バブル期に比べるとつまらなく感じたのは事実です。
しかし、それは1980年代にも言われたことであって、そう主張した人にとっては60年代のクルマがはるかに魅力的写ったのだと思います。
まさに歴史は繰り返される、ですね。

昔からBMWやベンツなどが違う、といわれる続けるのは、それだけまだ現代の日本車がそれらに追いついていない証拠でしょう。
追いついていないのは絶対的な性能ではなく、ユーザーへの訴求力、すなわち魅力ではないでしょうか?
あなたにはこのクルマでないとなりません、という魅力です。
このいい例はユーノスロードスターや初代オデッセイなどでしょう。

例であげてる初代プリウスもこのケースですね。
実際、初代プリウスは技術面では未完成な部分もありましたが、安価にハイブリッドを量産化したことが成功の要因でしょう。
まさに、指摘されている作り手側の提言、あるいは信念だと思います。

プリウスが成功した理由だけで1つの日記になりそうなのでこの話は割愛しますが、こうしたことが魅力のある車に求められる要素ですね。

ただ、この信念が消費者に受け入れられるかも問題です。
たとえその信念が正しくても、受け入れられなければ商業面では失敗になります。
初代プレーリーやAMCイーグルがその例でしょう。

そうやって考えると、自動車ビジネスの難しさを感じますね。
FT-86が市販されても実際に買うのは若年層ではなく中高年になる予感がします(^^;

長文失礼しました。
2010年9月12日 21:35
こんばんは。

またまた難しい課題について考えてみましたねぇ。

僕なりの意見を書かせていただきますと、簡単に言えば昔ほど各車の個性が無くなったという点で面白くなくなっていると思います。

例えば、デザインは別ですが、乗っても各車室内も広く快適で、走りも大差無くなっていると思います。
昔は、乗りにくい車もあり、それを乗りこなすところが面白かったのだと思います。
今は殆どがATだし、初心者でも簡単に乗りこなせますからね。
便利なのは良いのですが、それが面白さを殺いでいると思うのです。

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