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2025年01月25日

【カーシェア】スバル・クロストレック(2.0L / FF仕様)

【カーシェア】スバル・クロストレック(2.0L / FF仕様) 今回もカーシェアで乗ってみたいクルマを乗ってみた、そんな類のブログです。
今回お借りしたのはスバル・クロストレックになります。

クロストレックはスバル・インプレッサのSUVバージョンの車種になります。歴史は意外にも古く、初代インプレッサに対してグラベルEX、2代目が無くて3代目インプレッサからXVとして国内では展開がされていました。6代目インプレッサの現行型から名称をクロストレックに変更して今に至ります。
今回お借りしたモデルは、FF仕様の2.0e-BOXER「ツーリング」グレードになります。エンジンは2.0Lマイルドハイブリッドの「e-BOXER」と、先日追加されたばかりで2.5Lハイブリッドの「S:HEV」仕様があり、2.0L仕様はFFと4WD、2.5Lハイブリッドは4WDのみの駆動方式になります。2.0L仕様は2グレードあって、今回は安い方になります…つまり、今回借りた車両は「クロストレックの最安グレード」仕様となります。
オプションは11インチのナビのみ、モデル年次はA型になります。2024年1月登録で、借受時点で22600kmの走行距離でした。タイヤは225/60R17で銘柄は4輪ともヨコハマ・ジオランダーG91、指定空気圧は前230kPa/後220kPaに対し、前240kPa/後230kPaに調整して乗りました。(空気圧が足らなかったのでGSで補充)

都市高速のランプまでは一般道を走行しますが、e-BOXERは先日のゴルフのように、減速時はせわしなくギヤの制御とエンジン制御を行います。街乗りの加速ではモーター発進領域が狭いのですが、一瞬だけモーター加速→すぐにエンジン始動のため、アイドリングストップ車とも違うタイミングでエンジンの始動振動が伝わります。
減速時はすぐにエンジンを切ってニュートラル制御が入り、ブレーキペダルでのエネルギー回生制御になります。この時、エンジンの切り替わりのせいもあるのか、ブレーキはカクンと効くようなタッチになります。全体的には、純エンジン車と異なり頻度高くギクシャクする印象は拭えません。

高速道路に乗ると、ほぼエンジンのみでの走行に切り替わります。
メーターを見ていると、エネルギー上は「たまにモーターアシストも入っている」ようですが、体感上のパワー感はありません。
もっと言えば、全体的にモーターアシスト感は街乗り・高速巡行ともにありません。1.5Lのプロボックスよりはパワー感はある気がするも、1.8Lの先代プリウスのようなモーターアシスト感はない…1.8Lの自然吸気エンジン車のようなパワー感です。踏んでもそれなりです。
高速巡行中も、条件が良ければエンジン停止、ニュートラルでの滑走(コースティング)を行うタイミングがあります。ただし、速度が条件なのかアクセル開度が条件なのか、他の何かが条件なのかは分かりませんでした。
また、高速で工事渋滞にはまったときに純モーターでの走行タイミングがあったのですが、高周波音(キーン)音が大きいです。全体的にはハイブリッドシステムの洗練度が低く、低速ではギクシャク、高速ではパワー感がない、そんな印象を受けました。

高架の継ぎ目や、都市高速の段差を乗り越えていくと、ややゴムっぽいウニウニしたようなクルマの動きをします。全体的には、カーブを曲がったときの「おっとっと」とボディ・身体が傾く感覚(ロール)は抑えられています。凸凹を超えた時の揺さぶられ感(ピッチング)も、取り立てて良くないけれど不満を覚えるほどではありません。つまり「普通」です。
ただ、それらのショックなりクルマに対する力がかかった時に、クルマの反応がわずかに遅れ、かつ「ポヨーン」とするような…波がユラッとくる感じと言いますか…感覚があります。
一発でビシッと収まらない感覚を受けました。ただし、ほかのクルマと比べて「特にひどい」というわけではありません。注意深く、他の車種と比較すると「そんな感覚を受ける」という程度です。何となく、ボディと足の動きが違う感じ…エンジンマウント・サスのサブフレームのマウントゴムが柔らかい感じです。ちなみに前後の足回りで印象が違う感覚は覚えませんでした。前後とも等しく柔らかくてちょっと変わったばね感があるような印象でした。

ステアリングの操縦感覚は、サスペンションのその「ゴム感」のせいかやや鷹揚な、おっとりした操縦感覚でした。半テンポ位遅れてクルマがハンドルの言うことを聞くような感覚です。


前回のゴルフでひどく落胆したエアコンなどの操作系ですが、クロストレックも例に漏れずナビ画面での操作になります。ただし、温度調整の一番よく使う項目は押しボタンがナビの外にも置いてあるので、使い勝手は悪くなかったです。

ただし、ラジオの選曲切り替えはナビ、またはステアリングスイッチになるので使い勝手はそれなりに落ちます。


ご自慢のアイサイトは今回の試乗で一切試さなかったのですが、車線維持のステアリング制御を切ると写真のように黄色の警告表示が付きっぱなしになります。そもそも「切って使うな」という設計思想のようです。


写真は停車中に撮影しましたが、ドアミラーをガラス下側からのマウントにしているため、ドアミラーの前側は見通しが良いことをウリにしています。確かに見通しは良かったです。
ただ、助手席側から100km/h近くになると風切り音がしていたので、空力面では改善の余地があると思います。(あるいはこの車両個体に問題があるのかもしれません。)


最後に燃費です。メーターのオンボード上では146.3kmの走行で17.7km/Lとなりました。都市高速での試乗がほとんどだったのですが、カタログ燃費(JC08モード燃費)に対しては19.3km/Lに対して9掛けくらい、WLTCモード燃費の高速モードに対しては17.9km/Lに対してほとんどカタログ通り、という燃費結果でした。


最後にまとめです。全体的にはよく出来たクルマだと思います。
車両本体301.4万+ナビ8.8万円で合計310.2万円に諸経費がかかるクルマ、として考えるとなかなかのクルマだと思います。
高速巡行でも取り立ててパワー感の不足はない、ハイブリッドという分かりやすい記号もある。大人4人と旅行荷物も積める。安全性も高いし先進安全装備も一通りは揃っている。
クルマの性格もおっとりしているし、何かのきっかけに駄々をこねたり印象が変わる瞬間もなく、全体的な調律も一貫している、そんなクルマです。
クルマ好き視点での「好き」「嫌い」を除けば、一般的なクルマを求めるユーザーには不満が少ない、満足度が高く価格に対する性能も並み以上ではある、そんなクルマでした。


個人的意見です。e-BOXERの洗練度だけはいただけません。ギクシャクとモードが切り替わる、モーターアシストのトルク感がない、モーター走行領域が狭い、走行音も高周波音が目立つことは「ハイブリッド車として」考えると大いなるマイナスだと感じました。
そうなると、インプレッサに限り設定のある2.0L自然吸気「e-BOXERなし」仕様は意外と「アタリ」仕様かもしれません。ただし、グレードも最廉価グレードとその特別仕様のみで、最廉価仕様は一部先進安全装備も省略されているうえ、ハイブリッドという記号もないので「誰でもお勧め」はしづらい…玄人好み仕様のような気がします。
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Posted at 2025/01/25 20:27:18

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