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2025年11月16日

飛び石キズを直す(前篇)

飛び石キズを直す(前篇) 先日、ビーナスラインを走ってきた帰り道にダンプカーの後ろをたまたま走っていました。
車線変更をして後ろに着いた途端に「ゴン、ペン、ビシ」と大きな音が響きました。

…あちゃー、飛び石食らった…と思って、今回は状況確認とそれを直す方法をブログネタにします。
飛び石はボンネットに2か所、全体を引いてみると正直に言って分かりません。
よってマスキングテープでボンネットの飛び石箇所を明示してあります。
(自分で直すときにも「あれ、どこだっけ?」と分からなくならないようにするため、でもあります。)

もう少し寄ってみます。まずは全体写真下側の飛び石キズはこんな感じ。

中塗りの塗装色層まで剥がれ、下地色(またはボンネット素材のアルミ地)まで露出している状況です。
続いて、全体写真上側の飛び石キズはこんな感じ。

上塗りのクリア層だけが剥がれたような状況で、中塗りの青色は残っているように見えます。ただ、クリア層を「むしる」ように剥がれたようで、剥がれた周囲も白くなって剥がれかけのような状況です。

状況確認が終わったら、いよいよ道具を準備して直していきます。
使った道具はこんな感じです。

・タッチアップペン(ポルシェ純正品をディーラーで購入、塗装色とクリアの2本立て)
・筆(私が使いやすいのはタミヤの面相筆(中)です。2本準備)
・プラモデル用シンナー(GSIクレオスのMr.カラーうすめ液50ml、これだけ銘柄指定
・小ビン(タミヤのスペアボトルミニ(角ビン)。2本準備)
・塗料用の平皿(何でもいいです。写真のものは10年以上前に購入、現在メーカー廃業)
・キズミ(ベルジョンのNo.2キズミ、倍率5倍)
・シンナーや筆を拭くためのウエス(今回はキムワイプ、ボロ布でもOK)
以上、キズミでおよそ今なら3,000円くらい、タッチペンを除いて他の合計は1,500円くらいで準備できます。
タッチアップペン本体は約1年前に購入時点で6,100円でした。(現在の価格は正規販売店にお問い合わせください。)

まず、タッチアップペンの中身を小ビンにあけておきます。
これは細い筆で塗料を筆に取りやすいようにするため、中身の状況を確認しやすくするため、などのためです。
平皿にシンナーを薄くあけ、筆先をシンナーで濡らします。濡らし過ぎたときはウエスで軽く拭います。
小ビンのフタ裏側についた塗料を筆ですくって、キズミで覗きながら飛び石キズに塗料を「乗せて」いきます。
イメージは水の表面張力のように、塗料をコンモリと「置いていく」ように乗せることです。また、飛び石キズ以外のところになるべく塗料を付着させないように気を付けます。

タッチアップ1回目、カラー(青色)タッチアップ終了段階がこちらです。

全体写真下側のキズを拡大すると、こういう感じです。

全体写真上側のキズはこういう感じです。

※塗料の「むしれ」を修正するために、模型用のサンドペーパーで軽くヤスってからタッチアップしています。

ここで1時間程度の乾燥時間をおいて、タッチアップ2回目のクリアを同様に「乗せて」いきます。

全体写真下側のキズは、タッチアップでここまで。

ちょっとホコリが目立ちますが、キズ自体はほとんど目立たなくなっています。
角度を変えて、ワザと目立ちやすくしてみるとこんな感じです。

反射のマス目が、タッチアップ部分だけ「できもの」のように歪んでいることがお分かりいただけると思います。
全体写真上側のキズはこんな感じです。

周りをヤスって白く曇っているので、塗った範囲が分かりやすくなっていると思います。

ここで注意事項をいくつか記しておきます。
シンナーはGSIクレオスのMr.カラーを強くお薦めします。特にタミヤのエナメル用シンナーではタッチアップ塗料との相性が合いません。塗料をダメにしたり、タッチアップ塗装の不良になることがあります。
・キズミは「絶対必要」ではありませんが、細かい作業には準備を推奨します。
・タッチアップペンに付属のペンでは、筆が大きすぎて細かい作業に向いていません。
・シンナー作業ですので、換気には十分注意をしてください。また体調不良などが発生したら、すぐに作業を中止してください。

今回はカラー1回、クリア2回のタッチアップ塗料を塗って、しばらく乾燥させます。この作業だけでも十分ですが、今回はもうひと手間加えます。それは後篇として後日紹介します。

余談。「ゴン、ペン、ビシ」なら3か所ぶつかっているでしょ?と思って探すと。

フロントガラスに直撃しています。表面のみのキズで割れていないので、こちらはこのままにします。使っていればキズは付きます。仕方ありません…。

独り言のようなメモ欄。「むしるような塗料の剥がれ」がなければ、後編の作業は元々考えていませんでした。ヤスっているいることからお分かりのように、今度は「磨く」必要があるためです。そして「磨く」ためには塗料がきちんと乾燥しなくてはいけません。内心は「メンドクセー」と思ったものの、そこそこちゃんと直すには、やっぱり手間をかける(かおカネを払う)必要がありますから、手間をかける方向に切り替えました。
あと、カラー1回+クリア2回も特に決まりはなく、状況に応じて都度決めています。作業中にたまたま見つけた別の飛び石キズ(つまようじの先くらい小さい)はカラー1回だけでお終いにしています。
つまり「決まった作業」をやったのではなく、よく見て都度決める(判断する)必要がありますので、このやり方は参考程度にお考えいただきますようお願いいたします。
ブログ一覧 | 718ボクスター | 日記
Posted at 2025/11/16 22:11:38

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