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トヨタ~のブログ一覧

2024年09月08日 イイね!

マニア話:型式登録って必要?

旧プロボックス・サクシードの型式登録はとても膨大…という話をしたので、この記事ではもう少し視野を変えて色々考えてみます。

型式登録をすると、自動車メーカーは製作した車両を登録する際に、車両そのものの確認を省略することができます。
つまり一般人が新車を買った時に書類だけで登録できるのはこの制度があるためです。
であれば、車両カタログ外の車両はどうするの?という扱いになります。

例えば改造申請の扱いにして、車体構造の構造計算書類を作成・提出したうえで国土交通省に確認・審査を受けて登録することもできます。
(実際に確認するのは出先機関である陸運支局になります。)
ほかにも、福祉車両やカスタム車両には「持ち込み登録」という扱いもあって、これは上と同じように「型式認定を外れた車両」が車両を持ち込んで確認・審査を受けて登録をすることも可能です。
更には、並行輸入車などのような車両の場合は国連を通じた協定で相手国の審査を受けている場合、排気ガスなどの確認などで登録することもあります。
(よく「排ガス券」と言われていますが、排気ガスの認証を受けるときに10台は同一車両として扱って、排気ガス検査の代金を台数ごとに均すこともあります。)
輸入車の場合は、輸入元が型式登録を申請する場合(5000台以上の販売を予定する場合)、輸入自動車特別取扱制度を使い海外当局の認証をベースに登録する場合があります。(5年で1000台以下の販売台数の場合、さらに省略できる項目があります。)
おそらく、これ以外にも登録方法には様々な方法があると思いますので一例を紹介する程度になると思います。(すべては調べ切れません…並行者の登録さえしたことが無いため。)

余談ですが、ボクスター購入時にセールス氏のパソコン経由で(おそらく)型式申請書類の一部を見たことがあります。
パッと見えたのは、車両全体写真、ホイール形状のすべての紹介、装着タイヤのサイズと銘柄のすべて、ヘッドライトの発光形態(標準HIDタイプ・オプションLEDタイプそれぞれ)、車両の灯火類の位置図面、テールランプの発光形態だけでしたが、やたら細かかったです。
それだけ「ナンバープレートを発行してもらう」ことは大変な作業だ、ということでもあります。


なので、よく「あのクルマにあのエンジンがあったら…」とか「あのミッションが載ったら…」と話のネタになることがありますが、理屈上は作ったら登録することもできます。死ぬほど面倒くさいですし、車両全体での適合は素人では事実上「無理」ではありますけれども…。
Posted at 2024/09/08 22:03:29 | コメント(0) | 雑学・小ネタ | 日記
2020年04月28日 イイね!

【STAY HOME】ヒマつぶしの動画紹介

世間一般はこういうご時世ですから、私は外出をできる限り控え自宅にこもった生活をしています。
そんな中で、たまにはクルマ関係以外で個人的にちょっとツボにはまった動画を紹介します。

ひとつは「でぶどりチャンネル」です。


ニワトリを模した「でぶどり」と、意識高い系後輩の「ひよこ」がメインキャラクターで、日常生活や会社生活のちょっとした「あるある」をまとめた短編動画アニメです。
キャラクターのかわいさと、「あるある」に共感できることが多く、思わずはまってしまいました。

もう一つが「テイコウペンギン」です。


こっちは社会派のアニメで、普段ニュースで目にする話題を日常生活に例えて紹介する動画アニメです。
「こういうことになるのか!」とか、「こういうことも考えられるか…」と、別の意見を知ることができて、個人的には面白いと思いました。

クルマがらみを突き詰めるのもいいですが、たまにはこういうことをかじるのも悪くないな…と思った次第です。
Posted at 2020/04/28 23:06:06 | コメント(1) | 雑学・小ネタ | 日記
2017年11月05日 イイね!

CMぶんがくろん(文学論)…トヨタ・SAI

もうじき終わってしまうと噂の、トヨタ・SAI。
クルマそれ自体はレンタカーも借りて乗ったことがあるのですが、今回はハード的なお話ではなくソフト的なお話で、テレビCMを取り上げてみたいと思います。


15秒版と30秒版、マイナーチェンジ後のCMです。

これの特徴を文章に書きだすと…

女性:柔肌の 熱き潮に触れもみで 寂しからずや 道を説く君

男性:(ステアリングをグッと握る)
女性:分かるでしょ?

男性:(窓の外を見る)
しばしの沈黙を挟んで…

女性:心の声で「口説きなさい、ってこと…」

男性:(運転席のパワーウィンドウを開ける)
女性:いじわる…
女性:ねぇ…

女性:(ため息)ふぅ~っ

女性:意地悪しちゃうからっ。

…大まかに書くと、こういう流れかと思います。
女性が冒頭で述べた台詞は、与謝野晶子の詩集「みだれ髪」に収録されているものです。
中身を現代的に解釈すると「燃える肌を抱くこともなく 人生を語り続けて 寂しくないの」(@俵万智「チョコレート語訳みだれ髪」より)と表現することができます。

元々は、与謝野晶子の詩の中では初期のもので、お寺の住職と文学サークルを通じて知り合い、その人が高尚に詩を解き続けるのに対してあてた詩、とも言われています。
…本題はここではなく、この後の表現。


繰り返しますが、これ。これは男性側がパワーウィンドウを操作して、月を見せようとしたと解釈します。

これは夏目漱石の都市伝説とかけているのではないかと解釈すると、ちょっと面白いストーリーができます。都市伝説とは以下の通り。

夏目漱石が英語教師として働くとき、「I love you」をある学生が「我 君を愛す」と訳した。
それに対して、夏目漱石は「日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、と訳せばそれが伝わる。」と返したもの。


ここでは「月が綺麗ですね」=「I love you」というわけです。
これを当てはめると、私が解釈するこのコマーシャルのストーリーは以下の通りです。

女性が、詩人の詩を使って(間接的に、しかし大胆に)口説いてほしい、と迫っている。
一方で男性は、その想いを汲んで同時期に活躍した小説家の想いを使って口説いている。
女性はそのことに気づき、直接的に想いを告げぬ男性に対し「意地が悪い」と返し、自らも仕返しをすると伝えている…。
だからこのキャッチコピーが「いい男には、色がある。」なのではないか、と。

もう一つ、それを裏付けるのが15秒版のCMでは月のシーンが出ないこと。
それに対して、最後の女性の表情と台詞が

女性:いじわる…。
15秒版では、男性側が「口説いていない」ので、自らの想いを伝えた女性側は不満を表しているのではないか、と思うのです。

なお、キャッチコピーの「いい男には、色がある。」とSAIの車両コンセプトのつながりは?とかそういうことは今回一切抜きにします。
ひとつの解釈として取って頂ければ幸いです。
Posted at 2017/11/05 22:29:45 | コメント(0) | 雑学・小ネタ | 日記
2017年09月18日 イイね!

【音楽】たまには、クルマ以外の話

【音楽】たまには、クルマ以外の話たまには、クルマ以外の話でも…というわけで、久々に買ったCDの話題です。

買ったのはDonald Fagenの"Cheap Xmas"というベストアルバムで、これまで発売された4枚のアルバム(The Nightfly、KAMAKIRIAD、Morph the Cat、SUNKEN CONDOS)に加えて、ボーナストラック1枚が入ったというものです。もっとも、これまで「The Nightfly」以外のアルバムを持っていなかった私には丁度良いベスト盤だったので購入した次第です。

このアーティストに興味を持ったきっかけが、2012年の「Dukes of September」ライブコンサートで、構成メンバーがDonald Fagen、Michael McDonald、Boz Scaggsの3人です。当時はBoz Scaggsひとりに興味があって、コンサートに向かった次第でした。
Boz Scaggsを知ったきっかけはクルマのCMだったのですが、どんなのに使われていたかというと…

(You Can Have Me Anytime、邦題 トワイライト・ハイウェイ)

(Look What You’ve Done To Me、邦題 燃えつきて)

(We’re All Alone、これの楽曲が一番有名か?)
…とまぁ、いずれも古いコマーシャルだったわけです。ちなみにBoz Scaggsでいまのお気に入りは「Harbor Lights」と「Lowdown」になりました。興味ある方はYouTubeで探してみてください…閑話休題。

それで、他のアーティストってどんな曲があるの?と調べてみると、Michael McDonaldがこれでした。

(What a fool believes、カローラフィールダーのCM曲だったみたいです。ちなみにティアナはMatt Biancoのカバー版)

で、今回のDonald Fagenというわけです。最初に聞いたのは

(The Nightfly)
だったのですが、何というのでしょうか楽曲のまとめ方がすごく気に入ったのです。それでこれが収録されたThe NightFlyのアルバムを購入すると、もう一つ気に入った曲がありました。それが…

(I.G.Y)
です。なんとも「国際地球観測年」(1957年-58年)のときに発表された楽観的な未来予想に対する皮肉めいた楽曲だそうで、歌詞にも確かに
~グラファイトで出来た煌びやかな列車に乗れば、海の下をくぐって90分でパリからニューヨークに着く、1976年には万事うまくいっているさ~
なんてところがあります。現実的にはオイルショック、環境公害などひどい70年代になったようですが…。(生まれていないのでよく知らない。)
この楽曲も聴いていて飽きない、綺麗な音が気に入りました。

今回のベスト盤を買って、他に気に入った曲がこの2曲(+ボーナス盤1曲)です。

(Morph the Cat)

(Brite Nightgown)
この2曲はまだ最近(と言っても2006年アルバム収録)なのですが、取りようによっては「今時っぽくない」とってもクラシックな楽曲構成に聞こえます。
今時のそれにあるような、とっても電子的でポップで軽い音とは違う、楽器であったりメロディであったり、全体で軽いように聴かせている雰囲気が好きです。

もう少し聞き込んでから書こうかと思っていましたが、たまにはこういう「何でもない」のもいいかな、と思ってブログにしてみた次第…です。
Posted at 2017/09/18 21:15:00 | コメント(2) | 雑学・小ネタ | 日記
2016年07月30日 イイね!

メルセデス・ベンツのグリル

メルセデス・ベンツのグリル画像は現行Sクラスのフロント全景。(メルセデスベンツ日本のHPより)

メルセデスベンツの主力機種、Eクラス・セダンがフルモデルチェンジしました。
日本では当初導入がガソリンターボL4 2L(E200、E250、E200 4MATIC)、ディーゼルターボL4 2L(E220d)、ガソリンツインターボV6 3.5L(E400)のエンジン組み合わせ、基本的にアバンギャルド顔がメインとなりました。(E400 Exclusiveのみ従来のクラシック顔です)

今回はそんなグリルのお話です。

元々、メルセデスベンツのグリル形状は「ラジエーターグリル」から由来しています。
1910年代のメルセデスベンツはラジエーターの形をそのまま外装スタイリングに用いたのです。このときシンボルマークがラジエーターグリルの上に配置されたのも、実はラジエーターキャップだったという「機能本位」な設計から由来しています。

(写真はトヨタ博物館所蔵のメルセデスベンツ・500K 1935年式)

これが、戦後からはラジエーターがボディ内部に内蔵されるようになりました。そうなると、ボンネット上のシンボルマークは車両先端のマーカー代わりに使用されることが多くなりました。これも一種の「機能本位」設計であると言えるでしょう。


(写真は新型Eクラス メルセデスベンツコネクション展示車を撮影)
時代は現代。グリルの形状が変わって日本では「旧来のグリルが良かった」という人が多数います。
…私もそうです。現行のシンボルマークが大きく主張する姿はあまり好感を抱きません。

しかし、現代の「シンボルマーク」もやはり「機能本位」の設計に基づく配置であるのではないかと思うようになりました。
キーワードは「自動運転」です。つまり、自動運転をするために必要なレーダーがこの後ろに隠れているのです。これを旧来クラシックグリルでやろうとすると、グリル中央部が四角いプラスチックの板に変わります。見た目としても一目でレーダー付と分かるのを嫌ったのではないでしょうか。
これがグリル中央にシンボルマークを持ってきて、レーダーを透過しつつ目隠しに使う…。これもひとつの設計手法・スタイリング手法としては良いのではないでしょうか。(アタマの良い設計とは言えないですが。)

私は旧来のクラシックグリルが好きですが、今後の予防安全装置の普及や来る自動運転のための技術を使っているという前提が付くならば「現行のグリル」も今のメルセデスの顔としてふさわしいのではないか、と思います。
Posted at 2016/07/30 20:20:58 | コメント(0) | 雑学・小ネタ | 日記

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